ヒマつぶし情報
2020.03.05
【キタコレ!】樹齢1000年に包まれる温もり、日の出湯【お風呂俳優・髙﨑俊吾の銭湯日記vol.3】
この連載も有難いことに3回目を迎えることができました、ありがとうござい ます。
お風呂好きがこうじて温泉ソムリエの資格を有する、俳優 髙﨑俊吾のオスス メ銭湯を紹介していく連載です。
今回は、東京メトロ銀座線 稲荷町駅から徒歩で2分の位置にある、上野元浅草 日の出湯さんに足を運んできました。

外観はこんな感じ。


お洒落なカフェのような雰囲気を醸し出しているこの日の出湯さんですが、看板にある通り古代檜を浴槽に使った、とても歴史のある銭湯さんなのです。
カフェとしての営業もしているようで、若い人でもかなり入りやすそうな雰囲 気です。

この看板は完全にカフェのメニューです!
気になる飲み物が沢山。お風呂上がりが楽しみです!

記念にパシャリ。
インカメの写真はいつまで経ってもカメラがどこにあるか把握しきれません。 あっ歳なんですか、そうですか…。笑
こちらの銭湯は、券売機ではなくレジで入浴券を買う形態を取っておりました。本当にカフェに来たような店内です。

シャンプーとボディソープ、タオルのレンタル代で150円、入湯料は東京一律470円のチケットを購入しました。
日の出湯さんは、一階と二階にお風呂がありまして、男湯と女湯が日替わりで提供されているそうです!この日の男湯は1階のスチームサウナ付きのお風呂でした。ちなみに、2階には岩露天風呂が付いているそうです。
うーん、どちらも気になる…。
それでは実際に脱衣場に行ってみます。
ロッカーは充実の40箇所、壁には古代檜風呂の説明書きがありました。お風呂内の写真は公式HPから拝借します。

まずお風呂場に入って気付く、ほのかに香る檜の香り!
決してうわってなるような強い匂いではなく、ほのかに香ってくるため、全くクドくないのです。これが樹齢1000年の檜の香りかぁ。癒されます。
写真手前が古代檜の浴槽です。奥の浴槽はタイル張りのいわゆる一般的な浴槽。古代檜風呂はお湯の温度が44度と、少し高めで体の芯からポカポカと温まります。
湯に浸かるとさらに感じるヒノキ感!樹齢1000年に抱かれている感覚は、とても貴重です!
写真には映ってはいないのですが写真よりさらに右側には、炭酸シャワーなるものがありました!こちらは100円で5分間使えるというもの。
日の出湯の看板となっているもう一つがこの炭酸シャワーのようです。
説明書きを読んでみると、普通のシャワーよりも洗浄力が高く、肌にもよく髪の毛も抜け毛が減りふわっとするようです。
実際に使ってみたのですが、確かにほんの少し炭酸を感じ、肌にはりが出たように感じました!恐るべし炭酸シャワー。是非使ってみてください!
スチームサウナは、2人ほど座れるこじんまりしたスペースで、40度ほどでした!
僕みたいに声を使う仕事をしている人間には、実はとっても有難いこのスチームサウナ。
十分に温まり切って、お風呂を後にします。こちらの日の出湯さんはドライヤーも無料で使えるのが嬉しい点の一つです。
お風呂から上がった後は、お待ちかね!コーヒー牛乳のお時間です!

カフェとしても構えているということもあり、しっかりとしたコーヒーを使っていて、とても美味しいです。
よくビンで見かけたりするコーヒー牛乳は、割と甘くて子供でも飲みやすい味ですが、ここのコーヒー牛乳は、お店の方がこだわりぬいた美味しい牛乳に美味しいコーヒーをブレンドしたという、苦味を感じる大人な味でした!


こんな自撮りをしている背景に、気になる文字が!
3月1日にJAZZ LIVEをこの日の出湯の浴室にて開催されるとのこと!
えっ銭湯でLIVE?しかもJAZZの!?と思いますよね。過去にはこの日の出湯さんで授業をされたり、お湯だけではないお客さんとのつながりを大切になされているんです。
おそらくこの記事が投稿される頃にはJAZZ LIVEは終わってしまっていると思いますが、また今後もイベントなども企画なされるそうですよ!ヨーチェケラ!
そしてこちらがさらにこの日の出湯さんを大好きにさせてくれたもの。

何かわかりますか?馴染みがある方も多くいらっしゃるのではないかな。
そう、柱とかで子供の成長を鉛筆で印をつけたりする、アレです!最近は家の中にこのような柱のある家も減ってきました。
賃貸だから書けないっていう家庭もあるかもしれません。地域の子供の成長を、家族と一緒に見守っていこうという、日の出湯さんの優しさを目の当たりにすることができました。

自分はこんなに大きくなりましたよ、というショットです。笑
ということで、今回は上野元浅草にある日の出湯さんにお邪魔してきました。
樹齢1000年の浴槽と同時に、人の優しさにも包まれることができる素敵な銭湯でした。
昔と今とでは銭湯との地域との関係性は変化したかもしれません。
でも、変わらないものもあるんです。昔から人は人と共に生きているんです。
そんなことを思い出させてくれる経験を、皆さんにも是非味わっていただけたらと思います!
今回の探索人
記事元
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