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ヒマつぶし情報

2020.02.20

【キタコレ!】浅草から夜行列車で福島県のスキー場へ!スノーパルで行ってみた【伊藤桃連載vol.13】

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 蛍光灯だけが照らす、誰もいない深夜の駅、そして真っ暗闇の中にぽつりぽつりと明かりが灯る見知らぬ街をすりぬけていく夜行列車-どこか寂しくも温かいその旅情がとても好きでしたが、現在定期運行している夜行列車はなく、いわゆる“絶滅危惧種”になってしまいました。

ですが!東武鉄道さんのスノーパルはなんと冬の間はほぼ毎週末運行。その上スキー・スノーボードもお得に楽しめちゃうパック付きということで早速今回乗車してきました。


旅の始まりは浅草駅から。23:55出発ですが、23:35から駅改札内に入られます。

浅草駅の周りで夜遅くまでやっているお店は少ないですが、時間つぶしにお勧めは浅草駅の地下に広がる日本最古の地下街、浅草地下商店街。

昭和レトロな空間がたまりません。さすがにほとんどのお店が閉まっていましたが、23時台でもちらほらと空いているお店も。雰囲気を味わうだけでも楽しく、また出入り口8を上るとすぐに東武線浅草駅にでるので便利な場所でもあります。

そして、23:35をすぎ、いよいよスノーパルへ!

夜行列車というと特別な車両なイメージがある方もいると思いますが、このスノーパルは普段特急列車で使われているリバティが臨時仕様で使われています。

2017年にデビューしたばかりのピカピカのリバティ。全席にコンセントがついており、リクライニングもしてくれるので長い夜行列車の旅もぐっと楽になりました。

ちなみに、このスノーパルの乗車プランには、マイボードを持っていく人用のリフト券と朝食券だけがついたシンプルプランから、ウエア・ゴーグル・手袋・板とフルセットのレンタル付き手ぶらプラン、さらに初心者には嬉しいスクールつきのプランと様々なプランがあります。

ちなみに私は、マイウエアをもっているのでシンプルプラン+スキーの板のレンタルセットをオプションで付けました。なので浅草駅からすでに臨戦態勢です!笑

荷物置くためのスペースもあるので、マイボード持参の方も安心です。

23:55、浅草駅をでて隅田川を渡りスノーパルの旅が始まりました。ここから北千住・新越谷・春日部駅の3駅で様々なお客さんが乗り込んできます。一人で静かなに缶ビールを飲んでいるお兄さんから、賑やかな若者のグループとやはりスキー場に向かう列車ということで通常の夜行列車よりどこか活気があるようにかんじられました。24:42に春日部駅を出ると減灯しておやすみタイムに入ります。

ちなみに夜行列車は寝台列車と違うので、寝やすい恰好がお勧めです。笑

そのままスキーにいくので楽な恰好で私は乗車しました。他にも、暖房がきいているので乾燥を防ぐためのマスクやアイマスク、ひざ掛けを持っていくとさらに安眠できると思います!

さて、春日部駅を出てしばらく走り、野岩鉄道の入口の新藤原駅につくと、時間調整もあわせてしばらく停車します。ここで自販機にて飲み物をかったり喫煙をしたりしているお客さんたちもちらほらと。

普段あまり見ることのない、深夜の駅…夜行列車ならではの味わいですよね。

ちなみに、2/14・21・3/13の23:55に浅草駅を発車するスノーパルの便では、なんとこの新藤原駅にて深夜の売店が開くそう。お酒・おつまみ・カップ麺などが販売されちょっとした賑わいを見せるそうです。

その名残か

こんな看板も…。笑

当日はみな静かに夜の時間を楽しんでおりました。

終点会津高原尾瀬口駅に到着!雪もちらほらと積もっていました。

しんと冷たい早朝の空気に震えながら、スキー場に向かうバスに乗り込みます。

ちなみにこのスノーパルでは、たかつえスキー場とだいくらスキー場と二つのスキー場から行先を選べぶことができます。私が選んだのはふわふわなパウダースノーと豊富なコースが魅力と評判のたかつえスキー場でした。

バスに乗ること約30分。少しずつ白みゆく朝の空とともに、どんどんと白く雪景色にかわるバスの車窓におどろいていたらあっという間にたかつえスキー場に到着です。

そして雪山に到着です!!久しぶりに見る雪山、そして美しい朝に思わず感動…。

このスノーパルの嬉しいところは、スキー場についたら終わりではなく、こんな豪華な朝ごはんが付いてくるところ。

ついてからスキー場があくまで手持ち無沙汰になった…という日帰りスキーあるあるな想いをせずに、美味しい朝ごはんを食べながらのんびりと時間を過ごすことが出来ました。

ちなみにお味噌汁・ドリンクはおかわり自由です。

そして朝8:30からスキー場オープンです!

このたかつえスキー場は前評判通り!

テクニカルだったりスピードを楽しめたりとコースが豊富で、積雪量が少ない今年でも十分にスキーを楽しむことが出来ました。

なんといっても頂上付近の樹氷の美しさはまるで水墨画のよう。ほほを切る冷たい風、そして雪山と一体になる感覚、はっとするような自然の美しさ…青森出身の私にとっての懐かしい冬がそこにはありました。


しっかり雪山を楽しんだ後に嬉しい、温泉の入浴券もこのスノーパルのセットには入っています。また、帰り道はパックに含まれていませんが、申込時に特急券を購入するとお安く求めることもでき、まさに至れり尽くせり。

シンプルプランと日程によって9610円からスノーパルには乗車できます。

夜行列車にのって、遠くの山へ。そんな旅と冬を味わいにスノーパルに乗車してみてはいかがでしょうか。

今回の探索人

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