春の陽気に誘われ、桜の季節があっという間に過ぎ去り、もう初夏の匂いがしてきましたね。GWはみなさまどのようにお過ごしですか。改めまして、お風呂俳優・髙﨑俊吾の銭湯日記です。

今回ご紹介する銭湯さんが50ヶ所目に到達しました。次は100ヶ所目を目指して頑張っていきます！

さて、今回ご紹介するのは、東京メトロ銀座線 稲荷町駅にある寿湯さん。こちらの銭湯は、役者の大先輩に教えていただきました！とても素敵な銭湯さんをご紹介いただいたので、ぜひ皆さんも行ってみてくださいね！

寿湯さんは、稲荷町駅から徒歩わずか3分ほどの駅近銭湯です。方面によって出てくる出口が変わりますが、今回は、浅草方面の出口3番が一番近いです。3番出口を出たら、すぐ交差点なので、こちらを信号渡らずに左へ進みます。

道路挟んで反対側には、サウナセンターの文字が。サウナーとしてはここも気になりつつ、今回は寿湯さんへレッツゴー。

2つ目の信号を左に曲がるとすぐ見えてきました、寿湯さん！

背後には大きなマンションがそびえ立っています。

唐破風の宮造様式の屋根を今に残す貴重な銭湯さんで、創設は1959年。今年で65年となる老舗銭湯さんです。

さてさて、店内はというとこんな感じです。

大きな券売機が設置され、外観から想像してたよりもずっと現代的に使いやすくなっております。ユっぽくんのグッズだったり小物が売っていたり、可愛い棚はついつい見てしまいますね！

ロビーにはアニメのキャラクターとコラボしたような、大きなパネルも置かれています！

さて、券売機でチケットを買って浴室へ行きます。入湯料は都内一律520円。サウナは350円。タオルは付いてこないので、100円でタオルセットを借りることができます。タオルセットには大小の2枚のタオルのほかに、体を洗う用のナイロン製のタオルも付いてきます！さてここからは、公式HPの写真を拝借します。

脱衣所内の写真がなかったのですが、100円返却式のロッカーが大小たくさんあります。また、階段を登った2階部分にもロッカーや洗面台が完備されていて、とても充実しておりました。特筆すべきなのが、その洗面台！化粧水や乳液などのケア用品が置かれていて、自由に使用することができます！これは嬉しい。そしてさらに、ドライヤーも無料で使えます！その辺のスーパー銭湯よりアメニティが充実しているとはなんと有難いことか。

浴室内はこんな感じ。

こちらの壁紙は、人気セレクトショップ「ビームス」と「牛乳石鹸」がコラボレーションしている「銭湯のススメ」シリーズの一環で、寿湯さんもそのイベントに参加し、その仕様となっているものです！皆さん！あの！ビームスですよ！あの牛乳石鹸ですよ！すごいなぁ。とても可愛い壁紙についつい写真撮りたくなっちゃいます。寿湯さんは、最新のトレンドやこのようなイベントにも積極的に参加されていて、いつ来てもとても楽しませてくれる銭湯さんです。過去には映画のアベンジャーズとコラボしたりメルカリとコラボしたりもあったそうです。そんな銭湯さん、他にありますか？！すごい、すごすぎる。

カランは24箇所。ボディーソープとリンスインシャンプーは備え付けです。

内湯は大まかに2箇所。薬湯は日替わりとなっていて、取材日は実宝の湯という生薬や漢方薬が入ったお風呂となっておりました。かなり熱めに設定されており、43度以上はありました。

もう一つは、リポーズバス・リラックスバス・ボディーマッサージのついたバイブラバスです。こちらは40度ほどで、入りやすく、気持ちよく入ることができました。

寿湯さんには露天風呂がありまして、こちらもまぁすごい。都内の銭湯の中でも最大級で、岩風呂となっています。開放感のある露天風呂は、本当に気持ちがいい！

さてサウナはというと、なんと2箇所あります！

一つはドライサウナで、98度ほど。下に引くマットも置いてあり、清潔に使えます。とてもいいです。

そしてもう一つが、塩サウナ。こちらはドライサウナより少しだけ温度が低いのですが、少し汗ばんできた時に塩を塗り込むことで、汚れを浮かし、ツルツルのお肌にしてくれるというサウナです。そして、顔にぬる泥パックもありました。なんということだ！銭湯さんでここまでしてくれていいものなのか！

さて水風呂はというと、ここでも驚きが！なんと水風呂も2つあります！一つは岩風呂の水風呂で18度ほど。こちらも露天エリアにあります。そしてもう一つが、露天エリアからさらに少し洞窟のなかに入っていったところにある洞窟水風呂！開放感とは逆に、心を落ち着かせて入ることのできるこの洞窟水風呂、とてもいいです。本当に落ち着きます。

はぁ、極上の銭湯体験をして、お風呂をあがります。お風呂上がりはコーヒー牛乳を。150円で購入しました。

ということで、今回は寿湯さんにお邪魔してきました。

伝統的な建物を残しつつ、トレンドや流行りにしっかり追随し、多くのお客さんを楽しませてくれる寿湯さん。実際にお客さんとして寿湯さんに足を運んだ時に、特によく実感できると思います。

是非一度、行ってみてはいかがでしょうか。

髙﨑俊吾 

Twitter：https://twitter.com/shun5tksk1112