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ヒマつぶし情報

2024.02.29

【キタコレ!】伊藤桃連載vol.46 「あらかわ遊園」に佇む昭和レトロ車両

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ジェットコースターや観覧車などが乗り放題で、まさかの1,000円。さらにきらきら輝く夢のようなイルミネーションも楽しめる遊園地が、東京にはあります。

大正11年、100年以上も昔に誕生した「あらかわ遊園」です。

場所は、東京唯一の路面電車である「東京さくらトラム」(都電荒川線)の荒川遊園地前停留場から徒歩3分ほど。JRの尾久駅からは徒歩12分という、東京の下町エリアにあります。

営業時間は通常9:00~17:00ですが、金土日・祝日を中心に20:00までの夜間営業もありまして…そして、16時以降に入園とのりもの広場の乗り物が乗り放題になる「アフター4フリーパス」はなんと大人1,000円!今回はこのフリーパスを使って、「あらかわ遊園」を遊びつくしてきちゃいました。

まず入園してすぐ目に入る、「カフェ193」に鉄道ファンは大興奮!キラキラと華やかに装飾されたこの車両は…

実は戦後間もない頃、1949年に製造された正真正銘の“昭和レトロ”な車両。同じ型番の最後の1車両で、リニューアル前からこの「あらかわ遊園」にて、静かにたたずんでいました。それが、リニューアルに伴い、カフェへと転身を遂げたのです。

メニューはスイーツと軽食、飲み物がメイン。さらにナイトメニューでは大人が嬉しいアルコールのラインナップも増えます。私は、シナモン入りのクラフトジンをいただきました。実際に走っていた古い車両に座ってお酒を飲める場所は、珍しい。かつてこの車両が現役で走っていた時代に想いを馳せつつ、乾杯♪

ちなみに、園内には「下町都電ミニ資料館」が入る「ふれあいハウス」もあります。こちらでは、鉄道模型や走るNゲージを楽しめるので、鉄道ファンは必見!!

さぁ、さっそく園内へ。案外、遊園地に訪れるのは久しぶりです。賑やかな様子に、自然と笑みがこぼれました。

乗り物は6つ。まずは、本物の水を使った水鉄砲で的を狙う「ウォーターシューティングスライド」へ。これが案外難しく、そしてその回の得点1位も発表されるのでがぜん盛り上がります。

1950年(!!)という、開業当時から走り続ける「豆汽車」は、きらびやかなイルミネーションの中を走り抜けてくれます。まるで銀河鉄道のようでした。空中散歩がしたいならば、電動自転車で空から園内を見下ろす「スカイサイクル」もあります。

なぜかパンダやイルカもいる、ちょっとシュールなメリーゴーランドで童心に返ったり

自称・日本一遅いいも虫型の「ファミリーコースター」ではしゃいでみたりと、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。

ファミリー層が多いのか、19時半をすぎると園内はまるで貸し切り状態のようにひっそりとした雰囲気に。まるで閉園後に忍び込んだようでわくわくしてきます。そんな最後に乗車したのは、観覧車。高さは40m、1周を約9分で回ってくれる本格的な観覧車です。

それはまさに夢のような時間。友人が「この観覧車でプロポーズした人、絶対100人くらいいるよね!」というくらい。すっかりひっそりとした園内を見下ろしながら、だんだんと高度を上げて…最後はスカイツリーを望む“東京”の町並みを空から楽しむことが出来ました。

改めてこの時間を、たった1,000円で楽しめることが驚きです!!

この「あらかわ遊園」では乗り物以外にも、動物ふれあい広場や釣り堀、ポニー乗馬体験など様々なアトラクションを楽しめます。お食事を楽しめるレストハウスなどもあり、見どころはまだまだたくさん!

イルミネーションは1年を通して夜間営業日に行っています。ぜひ、ふらりと“東京”を楽しんでみてはいかがでしょうか。

今回の探索人

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