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2023.02.09
【キタコレ!】お風呂俳優 髙﨑俊吾の銭湯日記Vol.35 Familiar Sento 馴染み深い存在〜廣尾湯〜
Familiar Sento 馴染み深い存在〜廣尾湯〜
Hello everyone. Thank you for reading my article “Sento diary of Shungo Takasaki as Ofuro actor”.This article is the 35th. I want to introduce the rest of Sento in the future.
改めまして、お風呂俳優・髙﨑俊吾の銭湯日記です!あれ、英語?と思われたかと思いますが、今回ご紹介するのは超高級住宅街 広尾にある廣尾湯さん。 外国人の方も多く住んでいらっしゃる街と言うことで、廣尾湯さんも他の銭湯さんとはちょっと違います。英語でも記事が書けるようになったら世界中の方にも読んでもらえるようになるなぁ、と野望を抱いていたりします。笑
廣尾湯さんがあるのは、東京メトロの広尾駅からなんと徒歩1分!めちゃくちゃ駅近です。まずは2番出口から出ます。

地上に出たら右手に進み、目の前の交差点の信号は渡らずに右へ。

はい、着きました!本当に驚きの近さです。
筆で書かれたような書体の看板がとても味を出しています。

廣尾湯さんは創業の詳細は不明となっていますが、少なくとも100年以上経っているとのことです。2017年に改装を行い、現在の姿になりました。

ロッカーは昔ながらの木製の鍵。
銭湯に来たーって感じれていいですよね!

店内は、シンプルで真ん中に受付があり、そこでお代を払ってロッカーの鍵を受け取る式です。入湯料は都内一律500円。サウナはなく、ボディーソープなどの備え付けもないので、今回は180円の手ぶらセットを購入。使い捨てのシャンプーインリンスとボディーソープ、新品のフェイスタオルが付いてきます!

浴室の写真は、公式HPから拝借します。

脱衣場はこんな感じです。印象的だったのが、脱衣場に洗濯機が置いてあったこと!実際に入りに行った時も脱衣場の洗濯機が稼働していて、利用者がいらっしゃいました。銭湯の横にコインランドリーが併設されていることはよくありますが、脱衣場の中に洗濯機があるのは初めて見ました。お風呂時間の有効活用ですね!

さて、浴室内はこんな感じ。浴室の壁には大きなタイル絵が。赤富士かな?と思って眺めていると、いやいやちょっと待てと。建物や風車が確実に日本ではない!とても珍しいことに、廣尾湯さんの壁画は西洋風なんです!外国人の方も多くいる街広尾ならではかもしれません。この壁画は、2017年にリニューアルをされた際にも、元々から使用していたものをそのまま残されたとのことです。銭湯=富士というイメージを根底から覆されたような、とても衝撃を受けました。
カランは22箇所あり、立ったまま使えるシャワーブースも2箇所あります。女湯と男湯を隔てる壁にも小さなタイル絵が2枚あり、こちらももちろん西洋風。絵画のようなデザインで、個人的にとても好みな絵でした!
浴槽は大まかに2箇所。

写真右手が、深さ95センチの深めの気泡風呂です。温度は41,2度くらい。写真左手は、深さ65センチで浅めの気泡風呂です。また、ジェットバスもくっついており、立って使うものと座って使うものがありました。こちらも温度は41.2度ほど。井戸水を使っているらしく、肌触りは柔らかい印象です。また、浴槽の横には窓があって自分で開けることができ、風に当たりながら湯に浸かれるという最高のお湯加減を満喫でき、とても気持ちが良かったです。
さて、お風呂から上がったらコーヒー牛乳タイム。ロビーにて150円で販売しています。

ハイカラな団扇と一緒に。
ということで、今回は、廣尾湯さんにお邪魔してきました。広尾という土地で、そして駅から徒歩1分という驚異的な近さで100年以上に渡り人々を温めてきた廣尾湯さん。まさに、家に帰る前にちょっとひとっ風呂、人と会う前にひとっ風呂、そんな生活に根付いた銭湯というあり方がそこにはありました。コロナも段々と日常的なものに変化し、日本という国はこれから沢山の海外の方にも支えてもらいながら発展していくことと思います。そんな日本に住む海外の方にも馴染みが出るような、それでいて銭湯というものの概念は全く変わらずあり続けてくれる存在こそ廣尾湯さんでした。
是非廣尾湯さんで、Globalなwindをfeelしてみてはいかがでしょうか。
今回の探索人
髙﨑俊吾