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ヒマつぶし情報

2022.06.23

【キタコレ!】伊藤桃連載vol.32 開成町の「あじさいの里」に女子2人旅♪

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しとしとと雨が続く今日この頃…今年も梅雨がやってきました。

お出かけも少しおっくうになる季節ですが、今しか会えない景色もあります。そう、アジサイです。

今回訪れたのは、小田急線に乗って新宿駅から1時間24分の開成駅です。

小田原にもほど近く、ホームからは富士山を眺められました。

この開成町にはなんと、“あじさいの里”があるのです。“あじさいの里”に行くには新松田駅からだと徒歩25分、そして箱根登山バス関本行きに乗車して吉田神社入り口にて降りると徒歩1分と、新松田駅が近いのですが、ある期間の間は開成駅からもシャトルバスが出ています。シャトルバスに乗車すると約10分。“あじさいの里”に到着しました。

わー!きれいなあじさい!!

そしてのどかな田園を彩る多種多様なあじさいたち。

その面積は実に東京ドーム約3.6個分。この広大な水田地帯に、あじさいが約5000株植えられています。あじさいと田園風景…実はあまり見たことがない景色ですよね。

本来は山間の半日陰のような場所が適しているあじさいを、こうして広々とした田園で育てるのは、とても大変だそう。それを、住民のみなさまはじめとするボランティアの方が丁寧に育てることで、こうして咲くことができました。

そしてじゃじゃん!

このあじさいの季節、“あじさいの里”ではあじさいまつりが行われているのです!(注:本年は6月12日で終了しましたが、あじさいは見ることができます。)コロナ禍によって2年連続で中止になってしまっていたあじさいまつり…本年の開催は町の人にとってはたまらなく嬉しかったのではないでしょうか。

入口近くにいるカエル君もどことなくうれしそう。多くの方でにぎわっていました。

ハート型のあじさいにきゅんとしたり

もりもり大きなあじさいに驚いたり

田んぼの水路から水を汲んで水やりをしたりと、いろいろな楽しみ方ができます。

もちろん、おまつりということもあり、道路沿いには様々な地元のお店が点在し、メイン会場ではたくさんの屋台が出ていました。このメイン会場では、この地域の高校生たちの部活動発表が行われており、広い空の下、ずっと賑やかな音楽が響き渡っていました。よくよく考えたら、このコロナ禍の中、文化祭も難しくこういう機会も少なかったのではないでしょうか…。お祭りが開かれていること、それ自体に喜びを感じました。

さてはて、あじさいの里に来たら、ぜひ足を伸ばしてほしいスポットがあります。

わー立派なお屋敷。あしがり郷瀬戸屋敷です。約1800坪、この地域の名主を務めてきた瀬戸家のお屋敷で、四季に合わせて様々な催事を行っているそう。もちろん、この時はあじさいにまつわるイベントが色々と行われていました。あじさいの里からは徒歩10分ほど、

建てられたのは、江戸時代。300年以上長い時間を経たお屋敷は、自然に背筋が伸びるような凛とした空気が流れていました。

縁側に座って初夏の風を感じることもできます。そして、そのお庭には…

池の上にて、あじさいが活けられていました。実に風流です。

意外と重くて必死の形相。井戸汲みの体験から、竹馬などの昔のおもちゃ体験のコーナーもありました。童心にかえって、輪投げに挑戦しましたが、一つしか入らなかったのもまたよい思い出。

お屋敷の前には、「café hacco」があり、テラス席からはお屋敷を眺めながら、ゆっくりとお茶もできます。私たちが飲んでいるのは、お屋敷のアイスコーヒー。発酵をテーマにしているそうで、今だと旬のイチゴをつかった甘酒など、地元の食材を使ったメニューを味わえます。

そうそう、地元の食材といえば…

この日の私の昼食は、ブースで買った「開成 郷弁」。そのこだわりは、お米は開成町産、お野菜や漬物もこの地域の2市8町のもので、ご飯は米俵のような形状、彩りや季節感を重視して配置することがルールなのだとか。複数店舗出されている中、私は地元の料亭の富士美亭さんの郷弁をいただきました。炊き込みごはんに、野菜の旨味たっぷりのかき揚げ、そして鶏の照り焼きととてもとても美味しかったです。

そして、デザートはこちら!お屋敷の外すぐにある「atelier hacco」さんのソフトクリーム。通年で、ミルクとあまざけ、ミックスと3種類から選べるのですが、期間限定で「あじさいソフト」があるとのことで注文しました。

見た目の華やかさも素敵ですが、瀬戸屋敷の梅を使ったシロップがかかっているのが嬉しい。さっぱりとした甘さで、疲れた体もしゃっきりと癒えました。

瀬戸屋敷から、あじさいの里への帰り道はなんと人力車で。これもまたお祭り期間限定の運行ですが、1人500円であじさいの里と瀬戸屋敷をつないでくれました。普段は、浅草で人力車を引いている方だそうで、軽快なトークも魅力的。他にも見どころを回ってくれるコースなどもありますが、なんとこの人力車に乗っているときにゲリラ豪雨が!土砂降りの中、濡れないように気遣いいただきながら人力車に乗るという、きっと何十年後も二人で語り合えるような想い出になりました。

でも、やっぱりあじさいには雨の水滴がよく似合う。

あじさいの季節はあとわずかですが、来年のこの季節のお出かけの参考にしていただけたら幸いです。

今回の探索人

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