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ヒマつぶし情報

2022.06.07

【キタコレ!】伊藤桃連載vol.31「大井川鐵道」のきかんしゃトーマス号に乗ってきた!

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わわわ!トーマスは実在したんだ!

というわけで今回は、SL「きかんしゃトーマス」が牽引する列車に乗車できるイベント、DAY OUT WITH THOMAS™2022をご紹介いたします。

トーマスが走っているのは、静岡県の新金谷駅に本社がある大井川鐵道さん。トーマスはずっと走っているわけではなく、毎年期間限定で走り今シーズンでもう9年目です。今シーズンはいつもより早い、ゴールデンウィークからのスタートになりました。ちなみに、9月25日まで運行しているので、夏休みのご予定にもぴったりです。

しかも、このイベントの楽しいポイントはただ乗車するだけではなく、起点の新金谷駅と終点の千頭駅でも、トーマスファンにも鉄道ファンにも、たまらない企画がいっぱいなところ。まず、入口では「バスのバーティ―」が出迎えてくれました。

こちらも車内はきかんしゃトーマスとなかまたちがいっぱい!入り口近くのステップのボタンを押すと、バーティ―のクラクションが聞けちゃうんですよ。取材時は会えなかった「2かいだてバスのバルジ―」そしてバーティ―もツアーで申し込むと、実際に乗車することが可能です。

また、普段はなかなか見られないバックヤードにも入ることができます。こちらは別途料金の500円(小学生以上)で入られる「きかんしゃトーマスの整備工場」。ですがこうして、普通列車も見られます。別な鉄道会社からやってくる車両が多い大井川鐵道さん。近鉄電車に南海電車と様々な種類の車両が並んでいる様が、たまりません。

道すがらに実際にどうやって蒸気機関車が走っているかなどを、初心者でもわかりやすい言葉で丁寧に説明してくれています。期間中はトーマスの出発準備(9:00~10:10頃)や戻ってきた後の様子(15:30頃~)も、時間によって見学できます。

このバックヤードだけで会えるのが「とくしゅしょうぼうしゃフリン」!鉄道の車輪と自動車のタイヤの両方が付いているため、線路も道路も走れる軌陸車のレスキュー車です。情熱的で赤いボディーの人気者だそう。火事ではないので、こちらの整備工場で待機してくれています。

新金谷駅だけでも、きかんしゃトーマスの世界にたっぷり浸れるのですが、旅はここから。ホームでも車内でも、「きかんしゃトーマス」のBGMが流れており、もちろん客車もトーマス仕様です。昭和レトロな客車が、可愛らしくお色直しされていました。そして、トーマスの掛け声で出発進行!今ではなかなか出会えない、国鉄時代をそのまま残した客車も魅力的ですが…。

新茶の香りが漂ってくるような、広々としたお茶畑。

そして列車に並走するように流れる大井川と、のどかな里山の景色を堪能できるのも、大井川鐵道さんの魅力のひとつです。

ちゃきちゃきと明るいお母さんたちの車販も、ポイント。車販でしか買えないトーマスグッズや大井川鐵道グッズがてんこもりです。

大人もうれしい清酒や缶ビールも販売していました。

私が購入したのは、あんこぎっしり。かわいらしいパッケージの「トーマスどら焼き」です。こんなにもあんこが詰まっているのに、上品な甘さだから、さっぱりしていてとても美味しい。

駅弁もトーマス仕様にしました。この、「きかんしゃトーマスランチボックス」は金谷駅、新金谷駅、新金谷駅前にあるプラザロコ、そして千頭駅にて1,200円で販売しています。

外観だけでなく、中身もトーマス仕様。記念のポストカードもついてきます。チキンライスに唐揚げ、ウインナーとまるでお子様ランチのような内容で、子供にかえった気分でわくわくしながら食べました。

楽しい時間はあっという間。

トーマスの楽しいおしゃべりとBGMに彩られた1時間16分の旅を経て、列車は終点の千頭駅に到着しました。

ちなみにドアは手動です。こんな体験ができるのも、大井川鐵道さんならでは。

そして千頭駅についても、トーマスの世界は終わりません。

千頭駅には、トーマスのなかまたちがずらり!左からパーシー、ヒロ、ジェームスそしてトーマス。4台そろった姿はまさに圧巻です。千頭駅構内では、500円(小学生以上)で入場できる「トーマスフェア」が開催されていました。このイベントも、きかんしゃトーマス号運行日に開催されています。

千頭駅で会えるパーシーとヒロは運転台にも入ることができます。そして、ボタンを押すとおしゃべりもしてくれました。アトラクションもあります。

自分の足で自転車のようにこぐ「ウィンストンのレールライド」。トップハム・ハット卿(トーマスたちが働くソドー鉄道の局長)が乗る赤いボディのレール点検車です。こちら1回300円で、3人まで乗車できます。

そしていじわる貨車・いたずら貨車の近くを走行できる「ラスティ―の貨車遊覧」。こちらではトーマスのなかま、ラスティ―が牽引してくれる貨車に乗車できます。ごとごとと揺れる貨車に乗れる貴重な体験。このラスティ―はソドー鉄道の山の支線「高山鉄道」で働く機関車で、本線よりも線路の幅が狭い路線なので、本線には入ってこられないのですが、実際にこの「ラスティ―の貨車遊覧」も、大井川本線ではなく井川線のエリアと離れています。細部までこだわりを感じられますよね!こちらも1回300円で乗車できます。

忘れちゃいけないのが、転向作業。このフェア会場内からだと間近で、転車台で向きを変えるトーマスを見学できます。ここ千頭駅の転車台は人の手で回転させる、手動式。明治30年に作られた、国内最古のもので、機械遺産にも認定されているそう。くるりと回るので、トーマスの全景をじっくり堪能できました。

トーマスファンならずとも、たっぷり愛がつまったトーマスの世界、そして至極のローカル線が堪能できる大井川鐵道さん。今年の8月19日からは、井川線にて新たに「きかんしゃトビー号」の運転も決定しています。

ぜひぜひ、みなさんのお休みの日に、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。


取材協力:大井川鐵道 ソニー・クリエイティブプロダクツ

© 2022 Gullane (Thomas) Limited.

今回の探索人

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こちらの記事は、キタコレ!で読む事ができます。

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