※一部ネタバレ注意！

普段はアクションやSF、ホラー系を好んで観ている僕ですが、心に潤いが欲しくなったのでたまには…とラブストーリーを観てみることにしました。

予告編の美しさに魅せられて見始めたのが、昨年の12月に配信がスタートしたNETFLIXオリジナルシリーズ「ブリジャートン家」でした。

舞台は19世紀初頭、イギリス摂政時代のロンドン。

ブリジャートン家の8人兄弟姉妹の長女ダフネは、社交界デビューを果たし、結婚相手を探さなければならない年齢になった。彼女は夫と子供を作り、愛に溢れた結婚生活を送りたいと夢見ていたが、寄ってくるのはイマイチな男性ばかりで、未亡人の母バイオレットとダフネは焦りを感じていた。

そんな時、出席したパーティで不愉快な男性に言い寄られ逃げていたダフネは、ある男性にぶつかってしまう。

彼は高貴な独身の貴族、サイモン・バセット・ヘイスティングス公爵。

ダフネは彼に全く興味がなく、失礼な態度をとってしまうも兄の親友であることが発覚。彼は娘を貴族と結婚させたい母親たちから次から次へと言い寄られ困り果てていた。

注目されたいダフネと、注目されたくないサイモン。

2人は交際しているフリをするという密約を交わすことに・・・

やがて愛が本物になる2人だが、サイモンはダフネにある告白をする。

「子供は作れない」

身体的な理由だと思い了承するダフネだが、彼は暗い過去を持ち、子供は持たないと誓いを立てていたのだった・・・。

一方世間ではレディ・ホイッスルダウンと名乗る謎の女性が書く貴族たちのゴシップ新聞が話題に。シャーロット女王も筆者の調査に乗り出すほど核心に迫った記事を書いていた。

ダフネとサイモンの愛の行方は・・・？

レディ・ホイッスルダウンの正体は・・・？

イギリス出身のフィービー・ディネヴァーは、「首の演技が素晴らしい」と話題になりました。ダフネの不安や心情を見事に首で表現しているのです。本人は無意識にしていたそうですが・・・。

『Supernatural』の魔女ロウィーナを演じるルース・コネルの若いころに少し似ていてとても綺麗な女優さんです。

イギリス出身のレジェ＝ジーン・ペイジはこのドラマをきっかけに世界中にファンが急増したとか。たしかにめちゃくちゃかっこいいです。「公爵いい匂いしそう」と思いながら観てました。

劇中にはサービスシーンが満載です（笑）

ダフネとサイモンの恋愛を軸に、階級格差や男尊女卑、マイノリティー差別など様々な問題が描かれています。

ヨーロッパの歴史の勉強をしながら観るとまた違った面白さがあるかもしれません。

実際には上流社会に黒人がほぼいなかった時代に、シャーロット女王を筆頭に黒人が地位を築いているという設定は大胆かつ爽快な歴史改変と言えます。

劇中には、弦楽器によるクラシック音楽が流れています。そのなかにはテイラー・スウィフトの『Wildest Dreams』やアリアナ・グランデの『Thank U, Next』、ビリー・アイリッシュの『bad guy』など、おなじみの曲がクラシックにアレンジされ時代を超えて登場しています。

この曲聞いたことある！

って場面がいくつかあるかもしれません。

音楽だけではなく、喋り方も上品で美しいのが英国貴族。もともとブリティッシュアクセントが好きなので偏った感想かもしれませんが、アクセントだけの話ではありません。

例えば、今では「Can't」「Don't」「I'm」と省略して言うところを、19世紀が舞台の劇中では「Can not」「Do not」「I am」と略さずに言っています。そういうところも上品に聞こえる理由の一つなのかなと思います。

2020年12月25日に配信がスタートするやいなや、世界中で大ヒットしたブリジャートン家。イギリス、フランス、アメリカなど世界83カ国で、Netflixのドラマ部門の視聴者数ランキング1位を記録しました。さらに、Netflixが視聴可能な日本以外の全ての国で、トップ10入りを果たす快挙を達成しています。

なぜ日本だけでトップ10入りしなかったのかがとっても謎ですが、3周目に突入している僕にとって、シーズン2制作開始のニュースは毎日仕事を頑張る糧になる程の朗報となりました。

が・・・

新型コロナウイルスの影響で撮影は中断されているようです…。

大丈夫です。何回でもシーズン1観ますから。

シーズン2はしばらく先になりそうですが、ブリジャートン家観て一緒にキュンキュンしましょう。

↓ 過去記事も是非ご覧ください！ ↓