ヒマつぶし情報
2022.07.29
【納涼】あの夜眠れないほど怖かった【洒落怖】ってみんなまだ覚えてる?その肆 前編
気が付けば第4弾。ありがとうございます。
祝!!呪!第四段!!!!
四はね、怖い話してる身からするとちょっとした達成感なんです。
死ですもんね。ちょっと怖いじゃないですか。
だから次は四十四ですね。目指したいです。
四なんだと気になったあなた、過去のページは貼っておきますので是非のぞいてください。
【納涼】あの夜眠れないほど怖かった【洒落怖】ってみんなまだ覚えてる?その壱はコチラ
【納涼】あの夜眠れないほど怖かった【洒落怖】ってみんなまだ覚えてる?その弐はコチラ←オススメ
【納涼】あの夜眠れないほど怖かった【洒落怖】ってみんなまだ覚えてる?その参はコチラ
さて前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介するお話はこちら。
【リンフォン】【リョウメンスクナ】
どの【洒落怖】も名作中の名作、どの話も得体のしれない怪異が潜んでいます。
それは地獄の入り口か【リンフォン】
【リンフォン】
あるカップルが骨董品屋で見つけた奇妙な置物?正二十面体【リンフォン】
二十ある面を押したり引っ張ったりして形を変えて遊ぶ雑貨のようで、「熊」「鷹」「魚」の順に変形する機能を持っています。
彼女がこの【リンフォン】に挑戦するのですが、リンフォンが形を変えていくにつれそのカップルに怪異が…。
以下、読んだと言うことで話を深堀したいと思います。
この話は本当によくできていて、考察サイトが山のように出てきます。
擦られすぎてるネタですみません。
【リンフォン】は【RINFONE】のアナグラムで、「INFERNO(地獄)」になると作中でも言われており、
作中の占い師によると地獄の門である、との事なので地獄で間違いなさそうです。
調べていてよく分かったのは、この話にはいろいろな怪異のエッセンスが散りばめられていました。
まず、初めに出てくる「正二十面体」という形。
・「正二十面体」の正体とは…
これを検索してみると、メタトロンキューブという聞きなれない言葉が出てきました。
メタトロンキューブは太古から神聖なシンボルとして西洋では実際にある風説であり、バリア、結界などとして邪悪なものから身を守る働きがあるそうです。
メタトロンキューブには、「この世のすべての正多面体がひとつの図形の中に存在する」という厨二心をくすぐる事実があります。
本当に神がデザインしたとしか思えないようなシンプルな美しさが正多面体にはあるのです。
そんな神が創った「正二十面体」。その形が崩れてしまうと不吉なことが起こるそうです。
もうおわかりでしょう。作中におけるリンフォンの形を変える遊びというものがトリガーとなり、彼女たちにいろんな怪異がふりかかってきたのでした…
この正二十面体のほかにも、熊→鷹→魚の順番の謎、題材となったものはイタリアの詩人、ダンテの「神曲」?
などなどいろんな考察が生まれ、それらの謎はまだ解き明かされていません。
いろんなエッセンスが散りばめられている洒落怖、それが【リンフォン】なんです。
現代に蘇る、最強怪異の一つ。
【リョウメンスクナ】
それを見たものには災厄が訪れる…。
2つの頭に腕が左右2本ずつ、体は一つに足が2本の人間のミイラ。それは【リョウメンスクナ】と呼ばれていた…
…ちょっと記事が長くなってしまったので、今回は前編という形を取らせていただきます。
【リョウメンスクナ】に関してはめちゃくちゃ怖い話で、ぜひとも読んでもらいたいので後編もよろしくお願いいたします。
怖い話仕入れてます