ヒマつぶし情報
2021.08.19
【壁になりたい腐女子】国宝レベルの漫画家、紗久楽さわに出会う【BL】
みなさんこんにちはこんばんはいらっしゃーせー!!
ヴィレヴァンスタッフのぶん汰です。
毎回ジャンルの壁をぶち壊して好きな人を好きなだけ紹介する人になりつつあるので
このままミーハーを極めてやろうと思います。
江戸沼に落ちる。
さて皆さん、江戸は好きですか…?
江戸です。E・D・O。
私は好きです。江戸沼ずぶずぶです。
江戸といっても色々あると思うのですが、私は特に歌川国芳が好きです。
『がしゃどくろ』でおなじみ善知安方忠義伝や猫の浮世絵を描いていた浮世絵師です。
(善知安方忠義伝)
…国芳の話を始めるとまた長いこと尺を取ってしまうので
次回に回すとして。
そもそも、私が江戸に思い馳せるも、ここ3~4年の話なのです。
完全に10数年前の歴史の教科書程度でしか知らなかった私が
なぜこんなに沼ることになったのか。
善知安方忠義伝とか言い出すようになったのか。
それには一人の漫画家さんとの出逢いがありました。
ここまでに美しく江戸の美少年を描く漫画家がいたとは
年に数百冊単位で漫画を読み漁る私ですが
もうここ何年も最推しというべき方がいらっしゃいます…。
凄く描写が美しくて時代に忠実でそしてなんといっても本当に絵が美しい!
江戸の粋な美男子たちをまぁそれは綺麗な絵と儚いストーリーで仕上げる!!
萌えの頂点にして天才・・・!!
それが、紗久楽さわさんなのです。
紗久楽さわとは何者か。
とにかく推したいタイトルとともにご紹介します。
とにかく推したいタイトル『百と卍』
さて、私が紗久楽さわという漫画家を知ったのも
『百と卍』というBL漫画に出会ったから。
当時店舗でコミック担当をしていた私。
入荷してきた百と卍の一巻に大惚れ⇒即購入
綺麗な色と、素敵な表紙に「これは売れるな…」と思ったのもつかの間
一気に「至極の1冊」として話題になっていくのでした。
もう…二人を見守る障子になりたい…。

「もう二人を見守る障子になりたい」(by担当編集)とはよく言ったもので
百と卍をはじめとした魅力的な登場人物たちや会話の端々から滲み出す江戸の人々の人情、
少しずつ明かされていく二人の過去などに巻を追うほどに引き込まれていき、
百と卍沼…いえ、江戸沼にハマるといっても過言ではありません。
火消し達や町娘の熱いストーリーを想像しただけで滾る思いがあります…。
そして、BL作品としてもさることながら
とても時代に忠実でもの凄く完成度が高いと私は思います。
江戸時代らしさを十分に表しているイラストなのに
古臭さや嫌な癖がなくて、『逆に新しい』とさえ思わせてくれるな、と。
江戸の言葉遣いや難しい表現も、コマ外やあとがきで分かりやすく解説してくれていて
とにかく、私の御託はおいといて
是非とも一回読んでみてほしい…。
(散々言い散らかしたくせに。)
それで結局なんで歌川国芳なのかというと。
結局そこからどういう経緯で私が
国芳という浮世絵師にハマったのかって話。
それは簡単。
紗久楽さわさんが
Twitterで
国芳の紹介漫画書いてたから。
それがこちら→★
そもそも、妖怪とか猫とか
人物以外の浮世絵に興味があったってのもあるのですが…。
でも、ほら!!好きな人が!!好きなものを!!紹介していると!!
それすなわち沼ってことでして!!
そもそも、江戸の時代背景とか浮世絵とか歌舞伎とか
とにかく「粋」な風情を時代情緒たっぷりに描くのが得意な紗久楽さわさん。
百と卍はBL界初の快挙、
第22回文化庁メディア芸術祭最優秀賞を受賞!!すごい!
もうこれはもう国宝レベルの漫画家!!
私はそう強めに主張します。
最後に…
推し作家って年々増えていきますよね。
その中でも今回は、ここ数年私の中で不動の1位の紗久楽さわさんをご紹介させていただきました。
いろんな漫画の宝庫だヴィレッジヴァンガード!!
「表紙がきれいだったから」「タイトルが頭から離れないから」
そんな理由でもいいのです。
漫画のジャケット買いはもしかしたらあなたの推しを作るきっかけになるかもしれません。
これからも推しと沼を増やしつつ、今後も様々ご紹介できればと思います。
では今回はこの辺で!!

暑さに負けそうなヴィレヴァン店員。
最近は専らビールと漫画と冷房の効いた部屋に住む妖怪。