ヒマつぶし情報
2021.07.06
ガタロー☆マンこと漫☆画太郎がももたろうで絵本デビューしてて、出来が良い話。
漫☆画太郎、絵本出してるってよ

漫☆画太先生と言えばヴィレッジヴァンガードでは古くから現在までお世話になっている漫画家ですが、実は去年絵本デビューしてたの知ってましたか??
え?知ってたの??
そ、そう………。
じゃ、じゃあ、その絵本が良い意味で期待を裏切ると言いますか、絵本として普通に定番入りしそうなくらい出来がよかったのは知ってる?
これは知らないでしょ。
ということで、デビュー30年を迎えて唐突に絵本デビューを果たした漫☆画太郎先生改め、ガタロー☆マンの絵本の魅力をご紹介します!
「笑本おかしばなし」むかしばなしを笑いに変え………ました!

ガタロー☆マン先生の「ももたろう」は「笑本(えほん)おかしばなし」というシリーズの第一弾となっています。
「悲劇は喜劇に、喜劇は超喜劇に!」をコンセプトに、世界中のむかしばなしをハッピーエンドに変えちゃおうとたくらんでいる壮大なシリーズ(になる予定)なのです。
絵本としては少々過剰過ぎるくらいの画力と、漫画でおなじみのテンションの高さが意外なことに絵本とマッチしており、過去にない名作になっているんですよ、これが。
どんなももたろうになっているかというと………。
ももたろうが生まれ変わり………ました!

ハイ。
もう上の絵が既視感バリバリですが、サラッと絵本のポイントをご紹介します。
①リズミカルに繰り返す「………ました!」
読んでもらえればわかると思いますが、この本は右のページが「ました!」というセリフと、お家芸であるキャラクターのドアップのイラストで構成されています。
あとヨダレめちゃんこ出ています。
それが本を読むときにリズミカルなテンポを生んでいて、子供はマネしたくなること間違いなし。
読み手は多少大げさなリアクションを取りながら読んであげるとなお良いと思います。
②じっくり見たくなる魅力的(?)なイラスト
ガタロー☆マン先生が実は画力が高いことは誰もが認めるところでしょう。
誰もが認めるのに「実は」っておかしいですが。(笑)
その実力を余すことなく発揮しつつ、絵本ならではの小ネタというか、子供の興味をそそるようなちょっとした小さいイラストも満載です。
子供って細かいところもちゃんと見ますからねえ。
漫画ではなくてちゃんと絵本になってる。
これに地味に感動しました。
③一応子供向けに配慮もして………ました!
漫☆画太郎先生といえば老婆の裸の絵も十八番ですが、そこは子供向けに配慮してまして、所謂「丸出し」なのはももたろうだけになっています。
いろいろ厳しい世の中ですからね……。
そして漫☆画太郎先生を知ってる人ほど心配だと思いますが(これはある意味褒めてます)、お子様も安心して読むことが出来ます。
勿論、トラックも出てきません。(笑)
ざっくりこんなところでしょうか。
百聞は一見にしかず、是非(出来ればヴィレヴァンの)店頭でチラ見だけでもしてみて下さい。
第二弾、決まってい………ました!
ももたろうが出版されたのは去年なのですが、ヴィレッジヴァンガードは勿論、各書店でも大ヒットしているようで「笑本おかしばなし第二弾」が決定しております。
第二弾は「おおきなかぶ」。
世界の名作も対象だったのね。
発売は7月20日ともうすぐなのです。
今回もヴィレッジヴァンガード各店で大きく展開すると思いますので、ご来店いただいた際には是非チェックしてみて下さい。

本が好きなどこかの店長。本が好きでこの会社います。
あと鳥とカレーも好きです。なんとか本をなんとか出来たら良いな。