VILLAGE VANGUARD
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ヒマつぶし情報

2021.06.09

店長になったら店が半年で閉店しました。

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2020年10月某日。


愛知のとある店で2番手として働いていた僕の下に、エリアマネージャーKからのお呼び出しが。

怒られるんかなとか思いながら恐る恐るマネージャーの下に向かい、告げられた一言。


「YOU、来月から店長なっちゃいなよ。」


きた!ついに来た!

目指していた目標の一つ、店長!!


嬉しさと期待感、不安感が入り乱れ、何とも形容し難い感覚。


何はともあれ店長だ!

「修行の成果を見してやる!!」

とクリリンがサイバイマン倒すときみたいなヤツを心でつぶやきました。

店長になりました

同年11月某日、僕は静岡のあるお店に店長として着任。

初店長(通称デビュー店長)の僕をあたたかく向かい入れてくれたスタッフさんたち。


きっとここならうまくいやっていけるぞ…!

とホッと胸をなでおろしました。


とは言っても時期は年末。


クリスマス、年末年始の福袋商戦を目前に控えていました。

うかうかはしていられません。一気に年末商戦の準備を始めます。


年末商材の売り場を作り、クリスマス、福袋のレギュレーション確認を進めます。


スタッフさんたちの協力のおかげでなんとかクリスマスを突破。

福袋も元日に完売という好成績を残すことが出来たのです。


「よし、年末年始も終わって落ち着いたし、ここからやりたかった事、作りたいお店をガンガン作っていくぞ!!」

不安だった店長業務も、まわりのスタッフさんの支えのおかげでなんとか進めすことが出来、ついに大好きな売場と真っ向勝負できるぜ!なんてウキウキしていました。


↓スタッフさん

2021年2月某日

バレンタインを目前に控えた我が店。


スタッフたちと話し合い、「こんな感じの売場にしよう」「ここはこんなPOPを付けよう」なんて言いながら作り上げたバレンタイン売場を目の前に、エリアマネージャーIが来店。


異動と同時に配属エリアも変わっており、僕に店長デビューを告げたマネージャーKとは別のマネージャーさんです。


新環境でのマネージャー面談にて発せられた言葉に僕は耳を疑った。


「ここ、閉まります。5月に。すんません。」



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その日の事はそれ以外覚えていません。


理由は様々、大人の事情です。

仕方がありません。誰も悪くありません。


申し訳なさそうに伝達に来て下さったマネージャーに、僕も申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

それから数日は仕事に全く身が入らず、師匠や先輩に電話してみたり、家にかえってしょんぼりしたり(ご飯とお酒はいつものように美味しく頂きました。)、売り場をただ眺めていたり、考えて行動する事が困難だったため単純作業を淡々と進めたり。


半分抜け殻みたいになっていました。

地方一人暮らしで会話相手もいない僕にとってはかなり食らってしまったワケです。


しかしそれから数日して、気持ちが切り替わります。2秒で切り替わります。

もともと楽観的な性格の僕は、「まあしゃーねえ!次の店で今やれなかったことをぶつけたらイイ!!」みたいになったわけです。


まわりのスタッフさんのおかげでもありました。


そこからは今ある商材をとにかく売ろう!んで退店もスムーズに進めよう!みたいな働き方に変わったのです。

退店発表

お店のTwitter、店頭のPOPにて退店の発表をしました。


すると、Twitter上や店頭で直接、退店を惜しむ声がわんさか届いたのです。


そのお店で働いた期間は数か月。ほかのどのスタッフより歴は浅いわけですが、そんな僕でもお客様のVV愛を目で、耳で、肌で感じることが出来たわけです。


この店は地元の皆様に支えられ、親しまれ、愛されてここまでやってきたのだなと気付くことができたワケです。


そこからはもう最後まで最高であり続けようと、売場、退店業務を店のみんなで進めていきました。


↓僕

それ買う!?VV愛溢れるお客様たち。

ヴィレッジヴァンガードって聞くと何か変なもの、変わってるものが置いてある雑貨屋って印象が強いかと思われます。


大体は合ってます。強いて言うならば雑貨屋ではなく書店というところぐらいですね。


うちのような十数年もあるお店だと、当時の店長は一体どういう気持ちで入荷したんだろう、みたいな商品が山ほどあるわけです。

もちろんそのほとんどは日常生活では全く役に立たないものです。


閉店といえばセール!ということでうちの店でもセールを開催してみました。


使えるもの、人気のキャラグッズが売れていく中、依然としてそこに鎮座し続ける「その商品」たち。

売れ残っちまうのかなあ…なんて思いながら財布売り場を整理していたその時。


「すみません、これください!」


お客様が指さしていたのは店の上に置いてある超リアルな虎のぬいぐるみ。

ぬいぐるみと標本の間くらいの何ともガチなやつ。


大きさにして1.5mくらいはあったんじゃないだろうか…。


思わず聞き返す僕。

聞き間違いではなく、本当にその虎を購入希望でした。


会計が終わり、気になった僕は

「そんなに大きな虎、どこに置くんですか?」と質問。


するとお客様は


「寝室です。」



「寝れるか!!!」

と心の中でツッコミました。

心の中ですよ!!



お店を整理しているときに声を掛けられお客様が指をさした。

長年お店の守り神として店のレジ入口の上に吊るされていた等身大マイケルジャクソンパネル(段ボール製)。


角は折れ、焼けで色は褪せ、埃のかぶったそれをお客様は購入希望でした。


なんでもマイケルが好きというのもあるが、何よりもOPEN当時から通っていた当店をいつまでも忘れないようにと、記念的な意味でご購入してくださったのです。


嬉しかったです。

がんばってねというお声がけが本当に心に来ました。

最終日、そして退店作業。

営業最終日、スタッフ全員での出勤。

OBの皆さん、他店のスタッフさん、前任の店長さん、そしてたくさんのお客様にご来店いただきました。


最終日だからなにか特別!というわけではありませんでしたが、最後のそのお店を、スタッフ全員最後まで楽しみました。


翌日からは大忙しの退店作業。

たくさんの商品移動や、什器の解体など、寂しいけど仲間と最後の作業で楽しいみたいな複雑な感情になっていました。


無事退店も終わり、そのお店は十数年の歴史に幕を閉じたのです。


作業仕切ってくださったOさん、スタッフのみんな、あざした!!


↓スタッフさん

ヴィレッジヴァンガード



やっぱ大好きです。



他の小売業とは明らかに違う角度で、常識なんて通用しないお店ですが、おかげで今でも毎日発見があり、挑戦して、毎日楽しいです。


僕は6月より同県のとあるお店でまたまた店長を任されています。

スタッフのみんなも別のお店で新しいVV生活を始めています。


退店は悲しくて大変でしたが、この経験はきっとこれからのお店作りに存分に活かせる事ばかりです。


お客様をもっと楽しませる為にも。僕ももう少し頑張ります!(定時退社は揺るぎませんけど!)

ビールとウイスキーが好き。


サウナにハマっており、いつかヴィレヴァンでサウナ事業が出来ないかと企んでいる。


よく家の鍵を閉め忘れる。

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