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ヒマつぶし情報

2021.02.04

【漫画紹介】超名作!絶対に読んでほしいジャンプ短期連載マンガ4選

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どうもSです。


いつか書きたかった。


素晴らしき短期連載マンガの世界。


長期連載の漫画とは違ったその魅力。


あなたに伝えたいのです。

短期連載マンガとは

短期連載マンガとは、作者の意図とは別に何らかの理由で突如として連載が終了してしまった漫画のことです。


短期連載マンガは大きく分けて2つ。

連載期間はある程度長いが何らかの理由で突如終了した作品か、そもそも連載期間の猶予すら獲得が難しかった作品


僕が語りたいのはその中でも後者、連載期間が短いマンガについてです。


連載終了の理由は様々ですが、後者に挙げられる特徴としては、


・連載時読者からの人気が少なかった。

・発刊されたコミックスの売上が伸びなかった。

・作風が連載雑誌に合わず読まれづらい。


という傾向があります。

ここだけ聞くと面白くないから短期になってしまったようにも思います。


しかし本当にそうでしょうか。

実は面白いのに連載終了になってしまった作品は多く存在します。

そんな不朽の名作になれなかった、滅した超名作を紹介していきます!


今回はジャンプ!


「LIGHT WING」

作者 神海英雄 全3巻

神海先生代表作品 『SOUL CATCHER(S)』


奇才、神海英雄先生のジャンプ初連載作品。


鬼門とされるジャンプサッカー漫画というカテゴリーに斜め上から挑んだ大傑作。


僕の人生で一番好きな漫画です。(マジで)


主人公 天谷吏人(あまがいりひと)は高校サッカー日本一を目指すべく強豪校「私立」帝条高校に入学したつもりが、間違えて超弱小校の「市立」帝条高校に入学してしまう。(なんでやねん)

しかし2秒で切り替えて、市立帝条高校で高校サッカー日本一を目指す。


ざっくりいうとこんなストーリーです。


この漫画の魅力は

「イイ感じの中二病感」

「独特すぎる言い回し」

「奇想天外な演出」

「最終回」

この4つです。


能力サッカー漫画ではないのですが、登場人物はそれぞれ自分の特性に異名が振られています。

例えば

キャプテン佐治《イヴァン雷帝-エゴイスティックエンペラー-》

敵校1年 藤原鳴路《注文の多い料理店-メイジ@キッチン》

など…この中二感最高。

この字面だけでグッとくる方も多いのでは?


セリフにも魅力的なものが沢山で、ファンの間では「語録」として親しまれています。


さらには演出。

作中での最強の敵をあの人と表現するのですが、この演出が様々で本当にすごい。

あの人という3文字でここまで強キャラ感を演出できるのは神海英雄先生だけです。

(アニメ化したらどうするつもりだったんだろう。)


そしてこのLIGHT WINGを名作言わしめる最大の要因が最終回にあります。

あえて結末を言います。


2ページ扉絵で地球から、地球よりも巨大な翼が生えます。


全21話。

サッカー漫画からいかにしてこの結末を迎えるのか。

最終回まで読めば、短期連載だからこそこの作品は伝説になった。

あなたもきっとそう思うでしょう。

とにかくおススメdeath。


「逢魔ヶ刻動物園」

作者 堀越耕平 全5巻

堀越先生代表作『僕のヒーローアカデミア』


堀越先生初連載作品。

絶大な人気を誇るヒロアカの作者様です!


圧倒的な画力、構成力で初連載とは思えない仕上がりに当時胸躍らせました。


作品名にもなっている本作の舞台、逢魔ヶ刻動物園は4時44分になると普通の動物園とは全く異なり、動物たちは人の姿に化ける。。。

呪いによってウサギの姿に変えられてしまった園長「椎名」と飼育員アルバイト「蒼井華」を中心に描かれるアクション、バトル、ギャグ全て網羅した作品。


なんといっても魅力的なのはキャラクターデザイン。

堀越先生らしいキャッチーで可愛く、カッコいいキャラたちに心を鷲掴みにされます。


ヒロアカファンの皆様に特におススメしたい作品となっています!

堀越先生の原点ともいえる作品、ぜひお楽しみ下さい!

「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」

作者 麻生周一 全1巻

麻生先生代表作 僕の私の勇者学、斉木楠雄のψ難


伝説的なギャグマンガを世に生み出してきた麻生先生の問題作(?)。


勇者学の連載終了後、ついに麻生先生の新連載!と心躍ったあの時。

また麻生先生の漫画が読めるぞとはしゃいでおりました。


初めてこの作品を読んだとき思ったのです。


「麻生先生は今まで我々読者のレベルに合わせて漫画を描いていたのだと。。。

この作品は麻生先生の本当に描きたい漫画、読者のレベルをとっくに超えた超異次元の作品なのだ。」と。

※上記の発言は超絶主観であり、全ては僕の勝手な妄想です。


本作の主人公はお笑い芸人を目指す17歳の少年、蒼希彼方

とある事務所の新人発掘オーディションで渾身のギャグを披露し見事合格する。しかし、お笑い芸人としてではなく、アイドルとしてデビューすることになってしまった。

デビュー後アイドルとして圧倒的な人気を誇る彼方は、お笑い芸人の夢を捨てきれず事あるごとにギャグやリアクションをブチ込んでいく。

そんな彼方がグループアイドルとして楽曲デビューが決まる。

その個性の強すぎるメンバー、ライバル、彼方自身の滅茶苦茶な日常を描いた超大作。


この漫画、とにかくぶっ飛んでいます。

麻生先生の抜群のギャグセンスはもちろん、全13話とは思えない読み応えです。


特に最終回は秀逸で、後にも先にもこんな最終回を迎えた漫画は本作だけだと思います。

読んだらわかるのですが、最終回の読み応えが200話分くらいあります。


一巻買えば全館揃うというお手軽さ、ぜひお試し下さい。

「詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。」

作者 古舘春一 全3巻

古舘先生代表作品 ハイキュー!!


ジャンプで準ホラーではなく、作品名通りド直球ホラーで真正面から挑んだ挑戦的な作品。

ハイキュー!!の作者でもある古舘先生の初連載作品。


本作の主人公は二人。

一人は中島真。突如失踪した友人、弥生ヒナノを探すために四ッ谷先輩を訪ねた。

そしてもう一人の主人公こそ本作のタイトルにもある四ッ谷先輩

授業に出席せず、屋上で生活しているため、他生徒からは都市伝説として語られている。

「怪談」「悲鳴」が好きな四ッ谷先輩の怪談、そしてそこから繋がるある事件の真相。

ストーリーとイラストの相乗効果で怖くて面白い名作です。


連載当時中学生1年だった僕は正直読むのが怖かった記憶があります。

ですが高校生になったときに改めて読んでその面白さに気付いたのです。


完全に作風が読者層に合わなかっただけで、作品の完成度は凄まじいものだったんです!


魅力はやはり絵でしょう。

古舘先生の絵のタッチが最高に不気味さMAXで、絵だけでも怖いと思える代物です。


ハイキュー!!とは全く違う路線ですが、ぜひ読んでいただきたい作品の一つです。

さいごに

ここまで読んでくださってありがとうございました。


たぶん同じ世代の方は僕がだいたい幾つくらいかピンと来たかと思います(笑)


あの時は毎週月曜日が楽しみで仕方がなかったし、新連載が始まれば食らいつくように読んで、連載が終わればしょんぼりしていました。

懐かしいなあ。


多分ワンピの頂上戦争が終わって、4週くらい休載したタイミングあたりでジャンプ卒業した記憶がうっすらあったりなかったり。。。


まあいいや。ではまた!


☆ご愛読ありがとうございました。S先生の次回記事にご期待ください。


ビールとウイスキーが好き。


サウナにハマっており、いつかヴィレヴァンでサウナ事業が出来ないかと企んでいる。


よく家の鍵を閉め忘れる。

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