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ヒマつぶし情報

2020.11.26

誰も信じない過去のありえない店長たちの話【第7弾】

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おかげさまでけっこう続いてまして今回でもう7回目です。ちなみにコンプライアンス的にアウトという事で第2話はお蔵入りに(以下略


さて、これまでさんざん過去に葬り去りたいヴィレッジのダメっぷりを書き連ねてきたわけですが、今回はそのダメ濃縮果汁200%とも言える


【過去の店長のダメエピソード】


を、「コンプライアンスの範囲内」で「本部のひとにギリギリ見逃してもらえるレベル」で語っていこうかと思っているのですが......、


今ちょっと思いついたものをいくつかメモった時点で、その......コンプライアンスに触れずに語れるエピソードが思ったより少なくて震えています。

そんな中から「なんとか書いても大丈夫そうなエピソード」を

無茶振りにも程がある

今は店舗が勝手にそんなことをやったりしなくなりましたが、かつては店長や仕入れ担当のベテランバイトが問屋さんや輸入元の会社の倉庫に連れて行ってもらって、そこの倉庫で売れずに片隅で埃をかぶってるような商品を引っ張り出してきて


「ウチなら売れるかもしれないんでこれ、下さい!」

(問屋さん)「こんなの売れるんですか…?いや、買っていただけるんならありがたいんで安く出しますけど」

「あ、じゃあ全部買いますよ!店に送っちゃってください!」


みたいな「倉庫掘り出しツアー」的なことをちょくちょくやってたんです。

これ、普通に考えればわかると思いますが、なんだかんだである程度店で仕入れの経験がある人じゃないとやれない仕事です。安くしてくれると言っても売値と商品のバランスとかも考慮しなきゃ盛大にコケたりしますし。


で。当時(20年近く前)本店の店長をやってた人と一緒に浜松の輸入元の倉庫まで問屋さんと一緒に行こうって話になりまして。

この当時本店の店長だった彼、とっくにヴィレッジは退職されているのですがとにかくいい加減で滅茶苦茶だけどセンスだけで生きてます!みたいな方でして。

そんな彼と本店に朝集合して問屋さんの車で浜松まで行きましょうという当日、朝から本店に来た僕の前に彼は笑顔で一人の青年を連れてきてこう言いました。


「今日さぁ、ちょっと予定入ってたの忘れててねー。代わりに彼に行ってもらう事にしたんで、よろしく!」


あ、そうなんだ。まぁ別に僕は構わないけど。と思いつつ連れてこられたその青年をよく見ると、なんだか顔色が悪い。

「なんか元気なさそうだけど、大丈夫?」と聞くと「は。はい。大丈夫です」と小声で頷くので、僕も「まぁ人見知りなだけかな?」くらいにしか思わずとりあえず出発。


問屋さんと僕、そして元気のない青年K君と3人で浜松に向かう車内でK君に僕が


「若いのに倉庫仕入れ任されるなんてすごいねー。けっこう本店で働いて長いの?」


と聞いてみると、彼は蚊の鳴くような声でこう答えた。







「お、一昨日入ったばかりです......」













 お

 と

 と

 い

 ?

  」







実話である。


因みにこれは完全に余談だが、この10年後くらいの店長会議で僕はこの時のK君にいきなり「Sさん!覚えてますか?あの時はお世話になりました!」と話しかけられて「え?誰?誰ですか?」と驚くことになる。


彼、まさかあんな仕打ちを受けて辞めずに店長にまでなってるとは思ってなかった。



ドラマより変態です。

ところで皆さん、今やってるドラマ「ヴィレヴァン!」見てます?

あのドラマの中で滝藤さん演じる店長が「ミニカー好き」って設定になってますよね。

実際ヴィレッジの古い人にはクルマ/バイクの好きな人が多くて、その中でも筋金入りのミニカー好きのⅠさんという方が居るんですが、彼のミニカー偏愛っぷりが完全に変態レベルでして。


ご存知のようにヴィレッジの店長は転勤が多い。引っ越しが数年に1回のペースで発生してしまうのです。

そしてミニカーをキレイに自室のショーケースに並べてうっとりしたいⅠさんにとって「引っ越し」とは地獄のような作業です。

何百だいものあの壊れやすく傷つきやすいミニカーを1つ1つプチプチに包んで、ぶつかり合って壊れないように箱に詰めて......


もう、想像するだけで気が狂いそうになります。



「Ⅰさん、また転勤あったらどうするんですか?ミニカー」


Ⅰさん「もうね、プチプチから出してない。また包むの本当イヤだもん!」


「でも、ミニカー見たくならないんですか?」


Ⅰさん「そりゃ、なるよ!」


「どうするんですか?どうしても見たくなったら?」










「その時は......」





「プチプチ越しに眺める」




本当、変態の鏡だと思います。

こんなおっさんが働いてると思うと楽しくてたまらない。

本当に書きたい話は書けません!

まぁ、こんな話以外にも


・ショーケースに土を敷き詰めたイメージにディスプレイしようとして、買ってきたのが何故か「腐葉土」だったせいでショーケースに大量の虫を湧かせた店長

とか、

・商品と間違えて自前のサングラス売っちゃった店長が僕の知ってる限りで何故か二人いる

とか、

・何故かヴィレッジ辞めてお坊さんになった店長が4人もいる

とか、

・自分のところの問屋さんの営業の女の子がかわいいからって他の業者の予算全部そこにぶっこんだ店長

とか、

・大相撲の場所が始まると3時に帰っちゃう店長

とか

・新店立ち上げ作業は何故かパンツ一丁で参加する店長

とか

・今は無き社員旅行(3泊4日!海外!)に手ぶらでポケットにパスポートと財布だけでやってくる店長

とか


細かいエピソードはいくらでもあるのですが、正直これでも「書いていい範囲のエピソード」は、これくらい。

残り8割くらいはいくら昔の事とは言え書けないのしかありませんでした......。




あ、ちなみにこんな人は今はもういませんよ。いちおう一部上場企業ですもん、そんなひと居るわけないじゃないですか!




あ、他人の話ばかりで自分の話をしてないのもアレなんで何か自分にまつわるエピソードも書こうと思ったんですが、


とりあえず


「隣の人が真夏に亡くなってて腐乱死体になってたんだけど「なんかくさいなー」って思いながら全く気付かずにヴィレッジでお香買って臭いをごまかそうとしてた」


ってくらいしか思いつきませんでした。

割と普通の話しかなくてすいません。

なかのひと:ヴィレッジ本店店長

ほんとはサブカルより生き物がすき。特に爬虫類と両生類と魚、あと背骨の無い生き物全般。

ヘビは断然ナミヘビ派。

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