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ヒマつぶし情報

2020.11.13

スプラトゥーン上手くなりたいファミコン世代ちょっと来い 【ステージ2】

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反射神経はもう死んでいる

おっさんのおっさんによるおっさんの為のスプラトゥーンの話第2回目。


アラフォーながらもウデマエXまで到達しているおっさん店長が、どうやったらウデマエあがるんだ?って思ってる同世代に向けて独断と偏見と個人的見解を書き連ねていく。



今回からは既にプレイしている人達に向けての話になる。


そもそも何故おっさん達へ向けてスプラトゥーンの話をしようと思ったのか。


それは、自分と同じ世代、更に上の世代の人達って孤独にプレイしている人が結構いるのではないか…と思ったからだ。


時にぶつかり時に協力し、お互いを高め合うベジータのような好敵手(とも)や、常に心の支えとなり成長のきっかけとなる言葉をいくつも残してくれたアバン先生のような師匠もいない孤独な戦い…。

自分もスプラトゥーンを始めたての頃は1人黙々とガチマッチを繰り返す日々を送っていたので分からないことを誰にも聞けない孤独さに悶々としたものだ。


若い子達は友達や、当たり前のようにやっているSNSで知り合ったフレンド達と一緒に遊び、情報を共有しあい、ただ遊んでるだけでもどんどん上手くなっていく。


孤独というのはそれだけでハンデがあるのだ。

アバン先生にはなれないが、同世代達の孤独によるハンデというものを少しでも埋められたらと思った次第である。


そしてもう1つの理由。

世の中にはスプラトゥーンの攻略や解説サイトや情報が溢れかえっている。

しかし、どれもこれも若いプレイヤーが若いプレイヤー達に向けて書いていることなのだ。

もちろん攻略法などは老若男女問わず大事なことばかりだが、同じ条件で若いプレイヤーとおっさんがプレイした時に果たして同じ結果を出せるだろうか?


答えは否である。


何故か?


そう、


「お前の反射神経はもう死んでいる」


コンマ何秒の反応速度や咄嗟の判断力が要求される対人ゲームに置いてこれは死活問題である。

同じブキで同じくらいのエイム(照準を合わせる)技術を持ったプレイヤー同士が正面から撃ち合った場合、反射神経が速い方が勝つのは単純明快だ。


反射神経というハンデを背負っているということを知って欲しい、そしてどうすればいいのか経験を踏まえて話そう、それがもう1つの理由である。


もしこれを読んでくれている若い世代の人がいるのであれば伝えたい。

おっさんはハンデだらけで大変なんやで…。



脳細胞ももう死んでいる

まだまだ若いもんには負けんよっておっさんもいるだろうが、若い子の反射神経を舐めてはいけない。

本当に速い。

ありえないほど速い。

特にスポーツを現役でやってるような子は意味が分からないくらいの反応速度を持っている。


だからと言って上達を諦めてはいけない。

我らが心の師、安西先生の言う通り諦めたらそこで試合終了なのである。

反射神経が必要な撃ち合いばかりがこのゲームの勝敗を決める要素ではない。

そう、正に「リバウンドを制するものは試合を制す」理論だ。

ドリブルやシュートが苦手でも試合の流れを変える事ができれば勝利は掴めるのだ。

実際、自分もウデマエXまでいっているし40代以上でウデマエXまで行ったという人もチラホラ見かける。

地道な練習の成果で多少鍛えられた部分もあるが、ただ闇雲にプレイし続けば上達するというわけではない。


元々、反射神経がいいんじゃないの?とか脳がまだ若いからでしょ?とか思われるかもしれないが、自分は間違いなくそんなことないはずだ。

学生時代は反射神経の必要のない個人競技のスポーツしか経験がなく、最近有り得ないことに「前日まで普通に解除していたスマホのロックパターンを急に忘れる」ということがあった。


正直、自分でも驚いた。


こんなにも脳細胞が衰えているのかと…。


かなりの余談になってしまうが、1日試行錯誤し何度も解除を試みたものの全く思い出せず、パターンエラーで間違えれば間違うほど入力出来るようになるまでの待機時間が増え続け最終的に1度間違うと15分以上待たなければいけないとこまで行き、最終的に初期化するという道を選んだ…。

もちろんスマホ内のデータもバックアップしていた一部データを除きさよならバイバイである…。


そんな脳細胞の死んでいる自分が若者たちと対等に撃ち合う反射神経や判断力を持ち合わせているわけがないだろう…。


では、どうやってウデマエXまで勝ち上がったのか?


まず、自分は撃ち合いが苦手だということを自覚している。

だからこそ、それ以外のどこかで若いプレイヤー達にアドバンテージを取っていかなければ確実に敵わないと思っている。


その為に自分が必要だと思ったこととは…。




最強のブキは情報である


そう、情報である。


情報には2つある。

事前にインプットして知識となる情報と、試合中にリアルタイムで得られる画面からの情報だ。


同じブキ同士でも撃ち負けることに気付いた自分はまず、より多くの知識を吸収し戦況把握スキルを磨く事で苦手な撃ち合いをカバーすることにした。


正直トッププレイヤー達は持ち前の技術に加え知識も豊富だ。

しかし、S+以下のウデマエ带のプレイヤー達はどうだろう?

恐らく下のウデマエにいけばいくほど知識量も少なくなっていくはずだ。

同じくらいの実力のプレイヤー同士だとブキ、ステージ、ギア、ルール関与などに詳しい方が勝つ確率が高くなるということはお分かりいただけるだろうか?


そうすると実力の差以外にも知識の差というのがウデマエ带によって開いていくのである。


知識があれば勝てるのか?と言うと必ずしもそうではないが、知識があるだけで実力の差をカバーすることが出来るようになる場面も多々ある。


例えば、ブキごとにキル速度が違うと言うのはご存知だろうか?

これも知識の1つのうちだが、よくキルを取るために必要なテクニックとしてセンプクからの攻撃をすると言ったアドバイスを目にする。

これはとても重要なテクニックなので是非とも習得して欲しいのだが、そこにキル速度と言う知識を加えて欲しい。

要は初撃から相手を倒すまでの速さのことで、速いブキと遅いブキだとかなりの差がある。

例えばこちら側がラピッドブラスターのようなキル速度の遅いブキを持っており相手がボールドマーカーなようなキル速度の速いブキを持っていたとする。

その場合、センプクから至近距離で攻撃を仕掛けても相手が撃ち合いの上手いプレイヤーであれば返り討ちに合う可能性は非常に高い。

知識があれば、相手が気づいていないと思っても距離を取ってから仕掛ける、気づかれないように回避してデスしないようにすると言ったことが大切だと分かるはずだ。

知識とはそういうことなのである。

そして、そういった知識を活かしたプレイの積み重ねが反射神経というハンデのカバーに繋がるはずだ。(…と信じている。)


では、知識は何をどこでどうやって得れば良いのか?


知識にも公式に公開されていること、誰かが検証したこと、自分もしくは他人の経験、などあるが正直それらを全てとなるとかなり膨大な量だ。

なのでまずはこれからプレイするステージやルール、愛用しているブキやギアがあるならそれについて、あたりをまずはネットで調べると良いだろう。

恐らく大抵の事はネットで調べることが出来るはずだ。

ただ気をつけないといけないのはファミコンと違ってアップデートによって仕様などが変更になっている場合があるので、その情報が最新のものかどうかも確認しておきたい。

そして疑問に思ったことがあれば調べる癖をつけておこう。

そうやって少しづつ知識を蓄えていけばそのうちきっとスプラトゥーン博士になれるはずだ。



無数の呪文と知識をかかえ、皆の危機をはらうのが魔法使いの役目だ

そして画面からの情報だが、敵や味方の位置、画面上部の生存プレイヤーの数、塗り状況、ガチマッチだとルールごとのカウントなど…あげるとキリがないくらい常に更新され続ける情報がある。


前回記事で大きすぎる画面に近づいてプレイすると画面全体が把握出来なくなるのでオススメしないと書いたのは、こういう情報をいかに多くインプットし続けられるかが勝つ為に大事なことだからである。


画面からの情報を得る為にどうすればいいか…?


答えは「見るだけ」だ。


そう、ただ見るだけで良いのだ。


とは言っても慣れないうちは目の前、照準マークの周辺あたりに意識が行きがちだろう。


インク回復の為にセンプクしている間やボムを投げた後など、ちょっとしたクールタイムがあるはずなのでそういった時に見る癖をつけて慣れていけば良い。


もし愛用ブキが特に決まってないのであれば射程が長めのブキを持ってみるのもオススメだ。

ブキごとに強いとされる立ち位置が違うのはご存知だろうか?

戦況によるので必ずしもではないが、いわゆる中衛&後衛ブキに属するブキは前線から少し下がったポジションで味方のフォローをしたり塗り状況を良くしたりといった立ち回りになることが多い。

そうすると広い範囲を見ることできる。

マトリフ師匠が「魔法使いはパーティーで1番クールでなけりゃならねぇんだ」と言っていたが、そういうイメージかと思っている。


クールな立ち回りでしっかりと戦況把握が出来るようになれば、どんなブキを持ったとしてもきっとその経験が活きることだろう。


そしてそうやって視野を広げることで撃ち合いながらもボムが飛んできたことや、相手が遠くで移動していることなどにも気づけるようになっていくはずだ。



それと、マップを開くのも忘れないようにしたい。

塗り状況はもちろん、一定量のインクを浴びた敵やビーコン周りの敵の位置が分かるのだ。

慣れてくれば塗られるインクの場所で「ここにいるな」っていうのも把握出来るようになるだろう。


ただ気をつけたいのは、「マップを意味もなく開く」という行為だ。


マップから情報を得ることが大事なのであって開く行為自体が大事というわけではない。

上手いプレイヤーさんの動画なんかを見てると一瞬だけパパっとマップを開くということをしている。

それを見て「マップを一瞬だけ開いてたら上級者っぽくてかっこええやん。真似したろ。」みたいな安直な発想をしてはいけない。


マップを開くという行為は目の前の視界を悪くする。

マップが少し透けてるとはいえ、この状態で通常通りのプレイが出来る人はそう居ないだろう。

もし出来るのであれば常にマップを開いてプレイするのが恐らく最強だが、今のとこそんなプレイヤーさんは見たことがない。

一瞬しか開かないのはマップにメリットとデメリットがあるからだ。


そして個人差もあるだろうが、一瞬ではマップから得られる情報には限界がある。

では何の為に開いているのか。

場合によりけりだが、気になる場所の塗り状況や、裏取りされてないか、ビーコン置かれてないか、味方の位置など、一瞬でも確認できるようなポイントを決めてそれを見ていることが多いはずだ。

何度も開く場合は複数の場所を確認しつつも目の前の状況を見逃さないようにする為だ。

(もちろん神がかった動体視力を持っているような人なら一瞬でも凡人には理解出来ないくらいの情報を得ている可能性はある…)


マップを開くことは目の前の最も重要な情報を遮断する行為にも成りうるということを覚えておこう。

そしてマップから得られる情報は何かをインプットしておく。

そうしたらいつマップを開くべきか…に繋がるはずだ。

仕事にしろ勉強にしろ、それが何の為に必要なのか?という理由が大事なのである。

言われるがまま作業のようにやるだけでは身につかないし、それを行うこと自体を目的にしてしまう。


小学生の時に散々やった漢字の書き取り。

先生は漢字を「覚える」為に何度も書きましょうという意図で宿題を出していたはずなのに、指定されたページまで埋める肉体労働的なものと解釈していた人もいるのではないだろうか?

少なくとも自分はそうだった…。

つまりそういうことなのである。


とは言え、最初のうちはいつマップを開けば良いのか分からないとは思うので、まずはデスしてリスポーン地点から復帰する間に見ることを習慣にすると良い。

そして塗り状況や味方の位置などを確認しよう。

この辺の話はいろんな人が書いているかと思うので細かいことは割愛する。


そして画面からの視覚情報に合わせて気にして欲しいのが音による情報だ。

分かりやすいものだとインクの発射音やボムが飛んでくる音、スペシャルの発動音などなど様々な音が飛び交っている。

ヘッドホンやイヤホンを使うと音のする方向が分かる為多くのプレイヤーさんが推奨している。

もし家にイヤホンがあるなら是非使ってみて欲しい。



今回は情報によるアドバンテージの話をしたが、もちろんそれだけで強くなれるわけではないので基礎となるプレイングの練習もしっかりやることは必要だ。

初心者向けのやるべき練習などはいろんな方が解説しているのでググってみると良いだろう。

それもまた知識となるはずだ。

次回予告

次回は情報以外にアドバンテージが取れると思っており自分が重きを置いているスペシャルウエポンの話が出来ればと考えている。


前回記事で初心者には伸び代しかない!と書いたが初心者じゃなくても成長に終わりはない。

剣心の「限界はあるものではなく、自分で決めるものでござるよ」と言う言葉を残しておこう。


自分もウデマエがBで停滞していた時、ゲームセンスがあるわけじゃないからこんなもんなのかな…と思ったことがある。

だがセンスがないならセンス以外のものでカバーしていこうと思いながら続けた結果として今がある。


魔界村やスペランカーのように理不尽なほどの難解ゲームに比べたら可愛いものだと思うので是非とも挫けることなく続けていってほしい…!


では!

ゲーマー歴35年のおっさん店長。


はじめてプレイしたゲームはボコスカウォーズ。

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