ヒマつぶし情報
2022.02.02
自分の語彙力の無さに打ちひしがれています。【hana -1970、コザが燃えた日-を観てきました。】
なんで打ちひしがれているかと言いますと、
観てきたんです。
舞台『hana-1970、コザが燃えた日-』
“常に時代と向き合い演劇の力を信じて力強い作品を送り出している演出家・栗山民也が長年見つめてきた沖縄を題材に、同志のようと信頼する作家・畑澤聖悟に書き下ろしを託し、その演技力を舞台の上で観たいと待ち望まれ、ついに会話劇初主演となる松山ケンイチと初タッグを組む。
タイトルは『hana-1970、コザが燃えた日-』沖縄返還50年目の2022年。返還直前の沖縄に生きる人々を描く意欲作!
お待たせいたしました❗️#舞台hana メインビジュアル公開‼️
— 舞台「hana -1970、コザが燃えた日-」公式 (@stagehana) November 23, 2021
1970年に実際にあったAサインバーの前に佇むハルオ(#松山ケンイチ さん)とアキオ(#岡山天音 さん)とおかあ(#余貴美子 さん)📸
そして❗️→→→ pic.twitter.com/XN4Idh0JRp
返還直前の沖縄に生きる人々の様々な想いが爆発した、歴史的にも意義の大きなコザ騒動を背景に、沖縄、本土、アメリカ――戦後沖縄の縮図のようなバーでの一夜を描く物語。
引用元:『hana-1970、コザが燃えた日-』 | 【公式】ホリプロステージ|https://horipro-stage.jp/stage/hana2022/”
出演は、松山ケンイチさん、岡山天音さん、余 貴美子さんと圧倒的な実力の素敵な役者さんが揃い踏み。こりゃすごい…
さて、
かく言う私は、沖縄が複雑な歴史を辿ってきたということは、中学や高校の歴史の授業で学んだけれども、詳しい出来事や起きた年なんかはかなりあやふや、ぐらいの状態。
果たして自分は、この舞台の本質を理解できる人間なのだろうか…
舞台を観るのは好きだけど、今まではミュージカルのようなエンタメ感の強いものばかりで、いわゆる社会派のものを選んで観てこなかった自分は、この舞台を観る価値のある人間なのだろうか…
なんだか申し訳ないような気持ちで、開演前は終始そわそわキョロキョロしてしまいました。
いよいよ、開演。
始まってしばらくは、沖縄の物語だからこその慣れない沖縄なまりと、時代背景への理解不足で、会話を追うのが精一杯…
ただ、物語が進むにつれて、
『さっき言っていたのはこのことだったのか!』
と、答え合わせのように色々なことが明らかになっていく。
質屋兼バーである「hana」というお店の中、小さな空間で行われる会話劇。
“

引用元:『hana-1970、コザが燃えた日-』 | 【公式】ホリプロステージ|https://horipro-stage.jp/stage/hana2022/”
そこにいる人たちは皆、過去も、今も、自分自身をずっと責め続けている。
だけど、自分の周りの大切な人たちに対しては、何よりも大事に、大切にしようとする。
そんな悲しいほどに優しく、強い人たちを観て、なんかとても胸に“ずしん”ときました。
テレビやスマホの画面上で、ドキュメンタリーやドラマを見ているだけでは感じることのない、肌で感じる圧。
役者さんの発する大きなエネルギーを、直接感じる舞台だからこそ、胸に、重く、“ずしん”ときました。
この舞台の感想をなんとかして言葉にしようとしてみるものの、この“ずしん”を上手く消化することができないのです…
実を言うと、
正直、今回の舞台を観ることになったのは、本当にたまたまで…
ヴィレヴァンのドラマと映画に主演してくださった岡山天音さんが出演される舞台ということで、私の上司が観に行く予定となっていたところ、せっかくだからと部員たちを誘ってくださり、偶然予定の空いていた私もご一緒できることになったんです。
素敵な役者さんが生で見られる!上司に美味しいごはんをご馳走してもらえる!というかなり不純な動機で観ることなった舞台でした。

こちら、ご馳走になったお肉です。こちらもすごかったですふふふ。
やっぱり、
私がこの舞台の本質を理解できたのかどうかは、分かりません。
沖縄の歴史に対して深い理解のない状態の私には、受け取りきれなかったことも多かったかもしれません。
ただ、
面白い、とか、悲しい、とかでもない、ただただ胸に“ずしん”とくる、この何とも言えない気持ちは、自身の心について考え、これからの自分にきっと必要な知識を得るきっかけを与えてくれました。
本当に、『hana-1970、コザが燃えた日-』という舞台を観ることができて良かったと思っています。
この舞台を“すごい”とか“ずしん”とか三文字でしか表現できない自分の語彙力の無さたるや…恐ろしい……
学生時代はとうに過ぎ去りましたが、これから学ばねばならぬことばかりです。日々精進。頑張ろ。
東京公演は千秋楽を迎えてしまったのですが、これから大阪公演と宮城公演が予定されているので、詳しく知りたいという方がいらっしゃいましたら下記をご確認くださいませ!
『hana-1970、コザが燃えた日-』 | 【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約
あと、
岡山天音さんの骨格がタイプすぎて、こちらも語彙力失うほど最高でした(小声)

不器用さと大雑把さを隠し隠し頑張っているヴィレヴァンの人。