ヒマつぶし情報
2021.12.10
突然ですがタモさんと仕事がしたいです。
誰が言ったか知らないが
皆様、
どれだけすごい人達に語られて、
どれだけすごい人達に尊敬とリスペクトされている「タモリ」について、
いまさら僕ごときが語るという事をどうかお許しください。
でも、こんなの仕事じゃないので真面目にやります。
無駄にやる気があってすいません。
と、いう訳でいろいろ話したいことはあるのですが、
7、8年前に突然おしゃれサブカル界隈で「タモリ」が俄然注目を集めた時期の事をちょっと語らせてください。
当時
「タモリが小沢健二の歌詞を高く評価した」
とか、そんな切り口でタモリという人物がちょっと違った方面から語られたりして
(あと、赤塚不二夫氏への弔辞がすごく感動的だったとかそういうのもあって)
サブカル文化人界隈から「教養と、センスと、鋭い感性を持ったかっこいい大人」
というような見方を殊更に強調されていた時期があったと記憶しています。
確かにね、タモリという人はいつまで経っても知的好奇心を失わず、
かつその膨大な知識や多彩な所をひけらかすこともなく、
しかも滅茶苦茶面白いことを誰も気づかないくらいのさりげなさでやってしまう
「かっこいい大人」です。
それは間違いないです。
そうなんですけど。そうなんですけど!
なにかこう…「おしゃれサブカル文化系」みたいな所で人気が出るのが当時すごく違和感がありまして。
そんな「タモリはお洒落で括って欲しくない」というその時の気持ちを、つい先日たまたまテレビで「瀬川瑛子」を見た時に突然思い出しました。
そう、瀬川瑛子で。
お昼休みにウキウキウォッチングしてる場合じゃねぇ
それは今はなき「笑っていいとも」のテレフォンショッキング、
呼ばれたゲストが「瀬川瑛子」の回。
瀬川さん自身は何度もいいともには呼ばれているんですが、彼女がいいともに出る度にタモさんが
「巨乳ですねー」
って褒めるんですよ。毎回。
昼間から
瀬川瑛子に
巨乳ですねって。
お昼休みはウキウキウォッチングの時間に瀬川さんに対して「巨乳ですね」って言うサングラスのおじさん。
普通に考えて相当ヤバい。
と言うか「瀬川瑛子さん」という人に対して「巨乳であるかどうか」というか、そういう対象として見てる人そんなにいないと思うんですよ。
でも毎回言う。
毎回。
しかもこれも毎回なんですけど、タモリに巨乳って言われる瀬川さん、なんか「まんざらでもない」的な、ちょっと嬉しそうなリアクションするんですよ。
昼間っから。瀬川さんが。
こんなの確実に「タモリだから成立してる異常事態」でしかない。
いや、冷静に考えたら成立してはいけないものが成立しちゃってる。
「昼間っから瀬川瑛子の巨乳について本人を目の前に言及できるタモリ」
という訳の分からん存在に、オシャレ要素なんか一切ございません!
「安産祈願のお守り」と称して放送できない絵をサラサラっと描いたりするのがタモリ!
それがタモリの本質だから!
「小沢健二の歌詞を高く評価するタモリ」
も、もちろんタモリなんだけど、本質はそこじゃないんだ!
などと「おしゃれサブカル文化系」方面からの謎評価が上がっていたことに対して、
当時僕はひとりタモさんへの愛を拗らせまくっていました。
そんな当時のタモリという人への評価が今までと違った方向で急上昇していく事についてモヤモヤしていた時、店に電話が!
それは、千葉のとあるショッピングモールのヴィレッジヴァンガードに赴任していた時の事でした。
電話:恐れ入ります。こちらフジテレビ等の番組制作を行っている番組制作会社の〇〇と申します。お忙しい所突然お電話で申し訳ございません。
ぼく:あ、はい。どういったご用件でしょうか?
「フジテレビの笑っていいともに出演していただく方を急遽探しておりまして」
きた!僕がこの頃毎日タモリの事を考えてるから、ついに向こうからテレフォンショッキングのお誘いが来た!
いや、しかしもし呼ばれて僕がタモリから電話で「来て、くれるかな?」って聞かれて「いいとも!」って言っちゃったら次回どうしたらいい?
紹介できる芸能人の知り合いなんかいないぞ。
うわやべぇめっちゃ出てタモさんと話したいけどここは次の事を考えて断るしかないのか!?
と、いうような事を光の速さで考えて悩んだ挙句、ちょっと上ずった声で
「は、はははい!しゅ出演ですか?」
となんとか聞き返しましたところ
「有名人にそっくりな方に出て頂くコーナーがあるのですが、明日そのコーナーに出て頂く予定だった方が急に出れなくなってしまいまして、どなたかそちらの会社やお客様で心当たりが御座いましたらご紹介いただけないかと思いまして…」
テレフォンショッキングの出演依頼じゃないんかい!!!
もうね、受話器を床に叩きつける一歩手前でしたよ本当。
まぁその後「空耳アワー」に投稿したら採用されるという
「人生の目標の一つ」
が達成されたので、個人的にこの件はチャラにはなりましたが
(すいません僕の唯一自慢できることが「空耳アワーに採用されたこと」なんです。言わせてください…)
とまぁ、それくらい僕の「タモリ愛」は強いのですが、ヴィレッジヴァンガードとしても何かタモさんとやってみたいと以前から思っておりまして…
いや、実は過去に非公式にはあったんです。タモリグッズ(?)のようなものが
これがタモリに見えるかどうかはあなた次第!というか別にタモリとは言ってないけど、言われてみれば確かにタモリ…かも?
な、こんなものが。
↑「ぎりぎりタモリのように見える」カッティングステッカー。
(今はもう廃番)
「こんなのどこに貼るのか」感がすごい!
しかもなんか大中小と3サイズ。
しかも髪型とサングラスが「イグアナ」とか「一人4役4か国語麻雀」とかやってた頃の「初期型タモリ」っぽい。
いまのタモさんしか見たことない人が見ても全然伝わらない!(サングラス前の眼帯だった頃は「超初期型タモリ」とします)
いやこういうのじゃなくて!
いやむしろこういうのがいいのか?
よくわかんないけど、例の安産祈願のお守りとか…
(いやそれアウトだろ)
とりあえず…ですね、
「ヴィレッジヴァンガードマガジン」の対談コーナーに出て頂けないでしょうか…ねぇ?
あ、もちろん対談相手は僕がやります。
あと空耳手ぬぐい持参で行きます。はい。
なかのひと:ヴィレッジ本店店長
ほんとはサブカルより生き物がすき。特に爬虫類と両生類と魚、あと背骨の無い生き物全般。
ヘビは断然ナミヘビ派。