VILLAGE VANGUARD
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ヒマつぶし情報

2021.12.10

趣味は読書って言いたい

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”ヴィレッジヴァンガード (Village Vanguard) は、愛知県名古屋市名東区に本社を置く株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション (Village Vanguard Co., Ltd.[1]) グループによって展開されている書店である。”


"出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ヴィレッジヴァンガード (書籍・雑貨店) - Wikipedia



こんにちは書店で働く書店員です 。


その昔ですね、奥さんの実家に初めてご挨拶に行ったときに 


私は全国チェーンの書店で正社員として勤務しております。

少し雑貨やCDなんかも取り扱ってるんですけね


なんて自己紹介してしまいました

ウソはついてないのですが、たぶんまだバレてないと思う。



あらためまして こんにちは!

たまには本屋らしく読書の話をしたいです。




いきなり脱線しますが


趣味で読書とか音楽鑑賞とかって言うのってちょっと勇気いりませんか?


当然じゃあどんなの読むんですか? って話になるわけじゃないですか


いや、そんなですね 趣味とは言いいましたけど そんな全然詳しいわけじゃなくて

しかも、そんな人に言えるほど趣味のいい本を読んでるわけじゃないんですよ


こんな薄っぺらい知識で趣味とか言っちゃって、ほんとすみません 



って 思いませんか 僕が自意識過剰なだけですかね

趣味のいい本とかって思ってる時点でもう自意識が笑




さて、本題にもどします

みなさま、 本は好きですか?


漫画は好きだけど  

小説はあまり読まないって人が多いのかなって思います 


僕も学生のころはあまり読みませんでした 

大事なことはヤンマガとヤンジャンに全部書いてあると思っていましたし

字が多いしなあ っつか字しかねえじゃん  なんて


ところがですね 何冊かハマれる小説に出会えると

小説を読むのが面白くなってきたんです


ちょっとした、きっかけの話とオススメの小説なんかのお話を

させて頂きたいと思います。

お時間がありましたらお付き合いくださいませ





小説を読むようになったきっかけ

きっかけその1 経済的な問題


さて、きっかけですが

もともと漫画が大好きなんです


一日のうち一番幸せな時間は

お昼ご飯を食べたあと  

コーヒーを飲みながら漫画を読む 


日々これを楽しみに生きてます 

家に帰っても居場所はないですし

ああ、挨拶に行った頃に戻りたい


とにかく毎日漫画を一冊は読みたいのです


もし一日一冊漫画買うとして500X30で 15000 円


コーヒーも飲みたいので 


一日一杯で 500X30 15000 円

合計で月に30000 円


破産しちゃう


ヴィレヴァンで高給をいただいていても 

これではやっていけません 


もちろん毎日漫画を一冊買うわけにはいかないので 

時々、家から何回も読み古した漫画を持ってきたりするわけです 

僕がキン肉マンにやたら詳しいのはそういう訳なんです


電子書籍を見ろよという声も聞こえてきますが 

できる限り紙で見たいのですよ 




それで、代わりといっちゃあなんなんですが

小説を読み始めたわけです


小説はコスパがいい 

文庫だとでだいたい 3-4日 

上手くすると1週間くらい持ったりする 

(ときどき入っちゃうと 一日で読んじゃいますが) 


しかも古本屋で安く買えるし 

図書館なんて裏技も あります。



きっかけその2 面白い小説に出会えた



たまたま僕は早い段階で好きな作家さんに出会えたので 

その人の作品を読み進めてるうちに

「その作家さん好きならこれも読んだらええんちゃう」

みたいななことをアマゾンさんに言われたりして

そっから何となく自分の好みがわかってきました


当たり前の話なんですが  

小説家の人達にも文体や得意なストーリみたいのがあって 

それにハマれる作家を見つけれるかどうかが大きいと思うのです 


なんとなく合わない小説を読んでいると、文字がつるつると滑っていきますからね 

なんにも頭に入ってこない これはもう文章の優劣じゃなく 

相性なんだと思います 途中で止めた小説なんてもういっぱいあります 


みんなが読んどけっていう ●●●●●さんの本とか

三冊ぐらいチャレンジしましたがどれも最後まで読めなかったです

でもいつか再チャレンジしようとは思ってます。


自分に合った小説の見つけ方

もったいないなぁ って思うのが


本でも読んでみよって思って

買ってみたけど 全然面白くなくて

やっぱ小説は苦手だわ ってなることですかね


なかなか難しいのですが

なるべく初級からヒットを打ちたい

可能ならエンドランしたいです


そこで自分に合った小説の見つけ方のおすすめ


その1 


映画やドラマの原作になった本を読んでみる


好きなドラマだとなおさらいいですね

登場人物の顔をイメージしやすいのでとっかかりやすいと思います

小説から入ってドラマ見て

違うんだよなー ○○の役者は△△じゃねーんだよなー

って言うのも楽し


その2 


賞をとった本を読んでみる 


ちょっと調べてみたら 一年に7万冊くらい本ってのは出てるみたいです 

えーと、毎日20冊読めば一年の出た本をほぼカバーできるってことですね

一日30時間のトレーニングをするという、あの格闘家ならあるいはいけるかも



もちろん、すべての本が小説ではないですが、その年の内で何らかの賞を取った本は 

面白い可能性が高いのではと思います 

僕の経験上でもやっぱり面白かった本が多いです



さて 文学賞と言えば よく聞くのが 


芥川賞と直木賞 


文学賞と言えば 芥川賞と直木賞

文学賞といえば 芥川賞と直木賞 

こちらの賞の違いは何でしょうか

ちょっと調べてみました



芥川賞 純文学  


文章の美しさや表現方法を評価する 


どちらかというと通好みというか  芸術的というか


 漫画で例えると 大友克洋さんとか 荒木飛呂彦さんとか 


とにかく絵がすごいって感じでしょううか 




直木賞 大衆小説 


娯楽性 商業性を重んじる エンタメ 


漫画でいうと 寄生獣の岩明均さんとかカイジの福本信行さんとか 

ストーリーでぐいぐい読ませるタイプの賞 でしょうか

絵が下手なんて言ってないですよ 念のため 


岩明さんも福本さんも 漫画の原作もやられてるんですが 

やっぱりあの絵じゃないと伝わらないことも多いなあと思いました



 あと本屋大賞というのもあります 


本屋大賞 書店員がオススメしたい本を投票 集計で決まる 


審査員の人数が多いので 

より客観的な目で選ばれた賞なイメージ  ですかね


 これから少しだけ

各章の受賞作からオススメ作品を紹介したいと思います




芥川賞受賞作でオススメは 又吉直樹さんの火花です

"

映画やドラマでも話題になった作品ですね 


芸人さんということもあるとおもうんですが 

ワードセンスがほんとに天才的  


文章で評価される、芥川賞受賞も納得  


最近、大喜利の上手な芸人さんの番組を見てると

お笑いとアートの境界線ってどんどんなくなっていってる気がします


又吉さんとせきしろさんの 

この本なんて完全に読むアートです  


"

直木賞受賞作でオススメは 西加奈子さんのサラバ! です

"

イラン エジプト 日本をめぐる 

姉弟の成長の物語 って、これだけだとこの本の面白さが伝わらないですね 

内容はレビューを見てもらうとして


西加奈子さんは キャラクターの内面を掘り下げるのがとても上手なので 

キャラクターに感情移入しがちな人にはまると思います 


自分に自信がないって悩んでる人に刺さってほしい


あと、関係ないですが、西さんプロレス好きなんですよね

ときどきプロレス愛が溢れてくるところも好き




本屋大賞受賞でオススメは 恩田陸さんの蜜蜂と遠雷です

"

こちらは 直木賞と本屋大賞を同時に受賞した唯一の作品 

(西加奈子さんのさらば!は本屋大賞2位なんですよ 惜しい) 


映画にもなり コミック化もされ 

コンサートまで開かれた話題作(音楽の話なので) 


音と風景を想像しながら 静かなところで、ゆっくりと時間をかけて読むのがおすすめ 


 


終わりに

ここまで読んでいただいてありがとうございます

簡単ですが小説について語らせていただきました

機会があればオススメしたい作家さんを紹介したい と思っています



さて、経済的な理由で読み始めた小説ですが

実は、僕は未だに漫画を買い続け 


いつだってお財布は悲鳴をあげています 


幸なのか不幸なのか、僕の職場はヴィレッジヴァンガード 

コミック担当が毎回、面白そうな漫画を見つけてくるんだな、これが 


ヴィレヴァンに置いてる漫画って 

だいたいどれも面白いんだけど あれなんなんすかね 。


幅広い心を くだらないアイディアを

軽く笑えるユーモアを 

上手くやり抜く賢さを




ピストルとか出てきて

とうとう追い詰めたぞ

バキューン バキューン

うわー やられた 


みたいな小説が好きです





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