ヒマつぶし情報
2021.12.03
ギャルとアイドルと百合が好きなら河合朗
こんにちは。
みなさんは百合が好きですか?
私は大好きです。
そして百合の中でも特にギャルとアイドルが好きな私が愛してやまない作家様がいるのですが、今回はその作家様「河合 朗」先生についてお話しさせて下さい。
※一部作品のネタバレが含まれます。
河合先生の代表作

さっそくですが、まずは河合朗先生の代表作「ギャルとオタクはわかりあえない。」をご紹介したいと思います。
「ギャルとオタクはわかりあえない。」は2015~2019年にかけてコミックキューンにて連載されていた、全5巻で完結のアイドルオタクのギャルと実はそのギャルの推しアイドルだったクラスの地味子との学園アイドル百合コメディです。
あらすじ
クラスでも目立つギャルグループの女の子・早乙女まりあの秘密……それは萌え系アイドル「TEN」の大ファンだということ。その秘密をクラスでもまったく目立たない地味子・音無さんに知られてしまい……? 「秘密」を抱えた相性最悪(!?)なふたりの学園アイドルコメディ!
正反対な2人
まず陽キャなギャルと地味子という組み合わせの時点でとても良いですよね…しかもそのふたりがアイドルとそのオタクだなんて…設定だけで大盛りごはん5杯はいけそうです!!しかもアイドルなのが地味子の方でオタクなのはギャルの方。
最初こそ水と油なふたりですが、それぞれの秘密を共有したことでまわりの人とは一線を引いたふたりだけの関係性が出来上がっていくんです。
それぞれが“クラスメイト”としての関係と“アイドルとそのオタク”としての関係に思い悩んだり、励まされたり、ときめいたり。じわじわと近づいていくふたりの距離ににんまりしてしまいます。
そんなふたりをかき乱したり応援したりしてくれるサブキャラたちも魅力的!クラスメイトやアイドル仲間などかわいい女の子たちがわんさか登場します。
私はクラスメイトでマイペースなまほろちゃんがお気に入り。表紙カバー下の特別4コマでも大活躍しています!

↑4巻の表紙はまほろちゃんです♡
ストーリーもテンポよくコミカルに進んでいきますので(そして要所要所でグッと来る)百合初心者の方にもおすすめです!
もしかするとタイトルの「ギャルとオタク」の部分に違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、きちんと最後に回収されますのでご安心を!
出版社が運営するサイトで1話が読めますので気になった方は是非こちらで試し読みをどうぞ!
↓↓↓
色とりどりの百合模様
続いておすすめしたいのが短編集の「ガールズ イン ザ ヘル」。今発売されている河合先生のコミックスで一番新しいものです。
全部で描き下ろしを含む12作品が収録されていますが、注目すべきはその作品のふり幅。「ギャルとオタク~」のような明るいコメディタッチな作品から、タイトルが示す通りの地獄のような作品まで幅広い雰囲気の作品がこの1冊に詰まっています。
甘いのなのとシリアスなのが半々くらい。短編集なので手にも取りやすいですし、自分でも気付かなかったような趣味嗜好に気付ける作品もあるのではないでしょうか。
甘い系のお話しでは、付き合っていてラブラブ!というよりはお互いのことが気になる、とか片思いの友達以上恋人未満のようなじれったくて甘酸っぱい少女漫画のような爽やかさがあります。
私の好きなお話は描き下ろしの「たとえば、永遠なんてものがなかったとして」。甘さと苦さを両方兼ね備えた作品です。
河合先生がTwitterで試し読みをアップして下さっているので貼っておきますね!!!!
推しが引退するので死ぬことにした pic.twitter.com/FQQZpdtco9
— 河合朗 (@kawai_roh) September 11, 2021
全作品分の感想を書きたいのですがいかんせん語彙力が無いのと、感想を書こうとするとネタバレの嵐になってしまいそうです…。なので是非みなさまご自身で読んで頂ければ嬉しく思います。
いつもこの〆になっちゃうのですが、やっぱりいい作品は誰かの感想で読んだ気にならずに自分で実際に見てみるのが一番なので気になったらどんどん読んでもらいたいですね。書店員としては。(※ヴィレッジヴァンガードは本屋さんです。)
河合朗作品集『ガールズ イン ザ ヘル』本日発売です。
— 河合朗 (@kawai_roh) December 22, 2020
たくさんの女の子の愛と地獄が詰まった作品集です。良ければぜひお手に取ってみて頂けると嬉しいです🙇♂️https://t.co/zGJDWBhDtc
#ガールズインザヘル pic.twitter.com/gHXib7UsZV
「ガールズ イン ザ ヘル」の登場人物が大集合したこの絵すごく好きです。
絶賛連載中!
『推しが妹になりまして。』
— 河合朗 (@kawai_roh) April 30, 2021
連載始まりました。
こちらから読めます↓https://t.co/tRANTYdzVA pic.twitter.com/grx7MQ34NS
最新作の「推しが妹になりまして。」は、ある日突然出来た妹が推しのアイドルだったというお話。
「ギャルとオタクはわかりあえない。」の系譜のようなアイドルとそのオタクものです。コメディタッチを得意とする河合先生の本領発揮です!
こちらはまだコミックスが未発売で、comicブーストにて絶賛連載中となります。
あらすじ
“アイドル“花音ちゃん”に夢中な女子高生・小嶋一叶。美人で後輩(女子)にもモテモテなのだが、ドルオタ活動に命を懸ける一叶は、親の再婚で義妹ができることになった。その子はなんと“全人類の妹”ーー憧れの“花音ちゃん”こと“天花音”(あかね)だった!? ハイパー百合ラブコメ開幕☆”
※コミックブースト公式HPより引用(https://comic-boost.com/series/289)
みどころ
この作品の好きなところは天花音ちゃんの性悪さ。めちゃくちゃかわいい顔をしてとても辛辣な言葉を投げてきます。こんなの一叶じゃなくてもメロメロになっちゃいます。
そんな天花音ちゃんに振り回される一叶も学校ではモテモテのお姉さま。今後その辺の設定もいろいろ絡んできそうで楽しみですね…!
絶賛連載中ということで、更新は毎月最終金曜日。今なら最初の3話は無料で読めますのでこの下にリンクを貼っておきますね!
そう、かわいい顔と言えば河合先生の描かれる女子たちは元からかわいいのですが、最新作「推しが妹になりまして。」ではさらにかわいくなってると思うんです…!
まつ毛や髪の繊細さがアップしてよりキラキラしていて、表情も以前より生き生きとしているように思います…!
さらにかわいくなっているで思い出したのですが、河合先生のTwitterを見ていると漫画とはまたひとあじ違った美麗なカラーイラストも拝めるんですよね!ちょっとご紹介してもいいですか!?します!!
一枚絵にもストーリー
まずは私が大好きなこちら!黒髪眼鏡っ子とギャルのこの1枚!
— 河合朗 (@kawai_roh) May 6, 2021
見て下さい、見て下さいよこれ…素敵すぎませんか…涙を流す怪我をしたギャルとそのギャルの涙を舐める黒髪眼鏡ちゃん…!
この1枚だけで何があったのかどういう関係なのかいろいろ気になりすぎて悶々としてきちゃいます…!しかも強そうなギャルじゃなくて黒髪眼鏡ちゃんの方が優位に立ってるんですよ!!河合先生の描く女の子は顔やスタイルも好きですが、何よりその関係性が刺さりすぎるんです!!
続いてもう1枚いいですか!?
— 河合朗 (@kawai_roh) May 6, 2021
私が一番好きなやつです。ギャルってだけでもう最上級にかわいいのにケモミミとエルフ耳だなんて!!!!ギャルで人外!?それってもうこの世で最強の存在では!?とこのイラストを拝むたびに興奮しております。ケモミミエルフ耳にバチバチ開いたピアスがすごくそそります。
何よりルーズソックスっていいですよね…ルーズソックスの再ブームに歓喜しているタイプなのでとてもありがたいです。
また漫画のご紹介に戻りますが今Twitterとpixivにアップされてる「ボイギャル」、これももうハチャメチャに良いのでご紹介します。大好きです。
私のギャルな彼女が〇〇〇すぎる #ボイギャル pic.twitter.com/Z1yusGubtw
— 河合朗 (@kawai_roh) June 12, 2020
ボイギャルのボイはボーイッシュのボイです。ボーイッシュな彼女とギャルな彼女…どちらも可愛い上にかっこよさもあってよいですね…。ボイギャルの二人は既に付き合っているのでずっとイチャイチャしててとても目の保養になります。なによりこの作品のギャルの愛夏ちゃんは、河合先生の作品の中でもギャル度がとても高くて推せます。
この作品はpixivの方が読みやすいと思うので、河合先生のpixivリンクを下に貼ります。読んでください。
ギャルとアイドルと百合が好きなら河合朗
いくつか河合先生の作品をご紹介しましたがいかがでしょうか?
今回は代表作と新しめの作品を選びましたが、河合先生の作品はもっとあります!ギャル好きでアイドル好きで百合好きなら河合先生の作品はきっと好きです。
それに百合初心者でも読みやすいものばかりなので、百合はまだあんまり読んだことがないなあという方も是非読んでみて下さい!百合に目覚めるかもしれませんし!むしろ目覚めて下さい!
ついでに最近は百合棚を作っているヴィレヴァンも増えてきているので、お近くのヴィレヴァン以外にも出先でいろんなヴィレヴァンを覗いてみて下さいね!

ぬい撮りカメラマン
ギャルが大好きですが本人は一切ギャルではありません。どんどん語彙力が無くなってただのオタクになっていったのは自覚しています。