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ヒマつぶし情報

2020.08.27

埼玉県在住サウナーのテントサウナ初体験日記

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【序章 テントサウナのお誘い】

時は少しさかのぼり2020年6月某日


夏が近づいてきて気温も30℃を超える日が増えてきた頃

コロナの影響でサウナ界も大ダメージを受けていた。


・営業自粛

・営業時間短縮

・入浴施設は営業、サウナのみ自粛


サウナー達はサウナに入れない苦しみが最高潮に達し、せめてもの気の紛らわしとして自宅のお風呂に水を貯め、高温のシャワーで蒸気を発生させ、セルフスチームサウナをする人も増えたとか…


そんなサウナ不足が最高潮に達したタイミングで

サウナー仲間Yさんから緊急連絡が


【テントサウナ買っちゃったんで行きましょう!!】


て、て・・・テントサウナ!?

こうして夢のテントサウナ体験が決まった。



【第一章 打ち合わせ】

まずは詳しい話と日程を決める為にようやく時短営業にて営業再開が始まった僕のホームサウナである

草加健康センターにYさん含めサウナー3名が集合し緊急打ち合わせが始まった。

※草加健康センターについてはSKCの素晴らしさを書いた記事があるので是非ともそちらもお時間があれば読んで頂きたい。

サウナーの聖地【草加健康センター(通称SKC)】での幻の体験記

まずは最近のサウナ事情の話を


やはり皆は口を揃えて

「今の時期にサウナに行くのは少し怖いけど、だけどサウナに行きたい欲求と僕たちがサウナに行かないとサウナ施設の経営が苦しくなってしまう…」


という施設の経営まで気にするサウナーの鏡たちが集まっていた。


そして、テントサウナの話題に



ちなみに、テントサウナの話をする前に【テントサウナとは何か。】の説明が必要だと思うので少しお時間を


※今、「いや、テントサウナとか全員知ってるでしょ!太古の湯 グリーンサウナにテントサウナに入るのが目的で行った人も多いでしょ!!」

「でも、グリーンサウナの閉館は本当にさみしかったよね…最後に行きたかったけど、すごい人だったし、テントサウナも数時間待ちだったらしいからね…」

とグリーンサウナの閉館の話まで話が広がってしまうあなたは普通の人じゃなくて立派なサウナーです。

※普通の人はテントサウナもグリーンサウナも知りません。


話がそれましたが、テントサウナとは

簡単に言うと、文字通り

【テントをサウナにしてしまったもの】です。

耐熱生地のテントの中に、薪ストーブを設置し排気用の煙突で煙を天井から外に逃がし

薪ストーブの上にサウナストーンを敷き詰め、薪ストーブの熱で温度を上げて、アツアツのストーンにアロマ水をかけることで発生する蒸気で湿度を上げて体感温度を高めて楽しむものです。


元々は軍隊が遠征地でもサウナを楽しめるように開発されたものなんだとか。


そんなテントサウナをコロナの自粛期間中にサウナに行けないストレスから遂に購入してしまったというサウナバカがこのYさんである!


そして、購入したテントサウナが、さすがサウナバカのYさん、最高の物を買っていた。

その名も

【MORZH(モルジュ)】

テントサウナにもいろいろな種類があり


フィンランド製

Savotta(サボッタ)


ロシア製

mobiba(モビバ)

MORZH(モルジュ)



がテントサウナ界の3大ブランドである。


フィンランド製Savottaの特徴は


SAVOTTA社はフィンランドにて1995年設立にされた、トレッキング、バックパック、テントを製造している老舗メーカー

フィンランドのマイナス50℃もの環境に耐えうる状況を想定し製品を開発しており、フィンランド軍にも認められ製品を卸しているメーカー


そして、とにかくメジャーなテントサウナで日本国内でのシェア率はおそらく1位ではないでしょうか?

Amazonや楽天などの通販サイトからも気軽に購入が出来、テントサウナの購入を検討している人は必ず1度は検討したのではないでしょうか?



大きな特徴としては

室温が60℃~80℃くらいとあまり熱くならず、サウナが苦手な方でも入りやすく、30分程度の長時間をかけゆっくりと身体を温め、テントサウナ内でのおしゃべりや団らんを目的に使用ができるのが特徴。

SKY SPAオンラインサイトでも購入が可能!

それに対して、今回Yさんが購入した

ロシア製MORZHは通称


【世界一熱い、世界“最熱”テントサウナ】である。


ロシア製テントサウナ「MORZH」(モルジュ)は、5年前に誕生した比較的新しいテントサウナブランド。


MORZHはロシア語で「セイウチ」を意味する言葉で、ロシアでは真冬にサウナからの寒中水泳を楽しむ人々のことをセイウチと呼ぶことから、この名がつけられたといいます。



MORZHの特徴は


・テント生地の内部に断熱材が入った3層式構造で内部の熱を放出しない

・サウナを熱くすることだけに特化した高性能薪ストーブ。


この2つが合わさり、春~秋であればあっという間に室内温度は120℃まで上がってしまう


まさに、マイナス20℃以下の環境でも熱いサウナに入りたい!という、ロシアのサウナに命をかける男達の手によって作られた「限界まで熱く!!」というシンプルな信念で作られたモンスターテントサウナである。


なんか、すごそう…気になるからもっと教えてほしい…という人は、この最高のテントサウナ「MORZH」が好きすぎて日本代理店になってしまったSauna Camp.さんの記事を読んでほしい。

世界一熱いロシア製テントサウナ「MORZH」が好きすぎてついに日本代理店になってしまった話

そして、お値段が気になったり、「俺、MORZH買おうかなあ」って思ってしまった

サウナーなあなたはSauna Campさんのページから購入する事もできる。


※大人気商品の為、現在は予約受付の数か月待ちとなっている。

MORZH購入ページはコチラ

Yさんは悩みに悩み、テントサウナを学び、テントサウナを愛し、そしてMORZHを購入したのである。


最高のMORZHを楽しむために無心で通販サイトで椅子やサウナグッズをポチっていて、ついついトヨタの「ランドクルーザー」まで買おうとしてしまい直前で考え直した。という話を聞いて、サウナは人を狂わす事を再確認した。


各々が最高のテントサウナにするため、サウナー仲間に声をかけ、総勢5名で8月某日にテントサウナ会の実施が決まった。

※全員が、テントサウナの為ならいくらでも仕事休むからいつでも大丈夫です!!の返答だったのでそこそこいい仕事をしている30代社会人5名の日程合わせが5分で決まった。






そして、この時はあの大物ゲストがこの会に参加するとは夢にも思っていなかった…



【第二章 サウナテント会当日】

遂に待ちに待った当日


1人は名古屋から前乗りした為、前日に【天空のアジト マルシンスパ】に行き0次会もすませ準備は万端。


朝7時に集合という過酷スケジュールにも誰も文句も言わず遅刻者も当日欠席者も無しのまさに待望の1日が始まった。


当日までに異常気象で大雨や雷雨が続いていたが、天気もテントサウナを楽しみにしていたそうで、気温36℃の快晴の青空が空には広がっていた。

レンタカーでハイエースを借りて荷物とテントサウナを積み込み、近くのスーパーで大量のオロナミンCとポカリを買い込み出発!

車を走らせる事約2時間弱

当然の様に車内はサウナ話で持ち切り


・ホームサウナの自慢話

・一番イキタイサウナは?

・今まで行った中で一番良かったベストサウナは?


そんな話で大盛り上がり


ちなみに、今回の6人中初対面は半数程だったが、サウナの話をしたら数分でもう10年来の友人の様な関係に

サウナは人と人をつなぐ。


そして、ようやく見えてきた本日の会場、いや

サウナ施設!川井キャンプ場!

行く途中、川を見つけるたびに


あっ!水風呂発見!!!


と騒いでいた平均年齢30を超えるおっさん集団の心と体はもうサウナの事しか考えていない


11時前に

直火OKのキャンプサイトで、事前にテントサウナ使用許可も取っていた奥多摩にある川井キャンプ場に到着

今回テントサウナ会を開催した川井キャンプ場

なぜかサウナイキタイにも登録されており

・水風呂13℃

・収容人数100人

・川(場所によっては天然の強バイブラ)

の謎の登録もされている。

サウナイキタイ@川井キャンプ場

受付を済ませ、薪ストーブ用の薪を購入


レンタル品も豊富で椅子も一脚からレンタルしている最高のキャンプ場!

手ぶらで気軽にキャンプが出来るので、今度は子供と一緒に普通にキャンプしに来よう。と思った。


まずは荷物の積み下ろしとテントサウナ設営地を決める。



平日ではあるが、大勢のファミリー、大学生でにぎわっている。


みんな、木陰の涼しい所に陣を取りBBQやキャンプをしている中、おっさん集団5人は日が一番照り付ける河原に近い所に陣をとった。

テントサウナは熱ければ熱いほどいい。直射日光が照り付け、地面は高温の砂場

頭にはもちろんサウナハットをかぶり熱中症対策もばっちりだ。



そして、まず目に飛び込んできたのは


100人収容可能な天然の強バイブラ付き水風呂!!(川)

なんなんだこの最高のロケーション…


今すぐ飛び込みたい…

もう我慢できない…


そう言って各々が何も言わず水風呂(川)に飛び込んでいった。


周りの子供や大学生たちが

「まじで冷たい!!」「やばい!これは死ぬ!!!」と言ってる中、さすが全員がサウナー

一人残らず、なにも躊躇せず水風呂に飛び込んでいった。


ここでサウナーあるある

【水風呂の温度が何度かを予想する。】が炸裂


大体17℃~18℃

バイブラ(川の流れ)のおかげで体感温度は2℃ぐらい低く感じる

施設の水風呂と違ってカルキが無いから肌に水が浸透している。


「あぁ~、体が水風呂を飲んでるよ…」


という今日一番の名言と全員の意見がまとまった所でテントサウナの設営に取り掛かる。


真夏日の気温と天然の水風呂でおもわずととのってしまいそうな程の最高の始まりを予感させた。

テントサウナの持ち主のYさんを筆頭に

・テントサウナ設営班


キャンプ大好きサウナーのUさんを筆頭に

・外気浴スペースの設営班


サウナ飯大好きサウナーHさんを筆頭に

・BBQの準備班


を【最高のテントサウナ】を合言葉にもくもくと準備が進められる



準備も終わりに近づき、薪ストーブに点火でもするか…

そう思っていた時



思いもよらぬ衝撃の人物が近づいてきた



この背中に見覚えがある人は立派なサウナーだ!


そう、このお方こそが本日のテントサウナ会

最高の特別ゲスト


箸休めサトシさんだ!



箸休めサトシとは。


SMA所属のピン芸人でありながら名店スカイスパYOKOHAMAにて現役熱波師として働く熱波師芸人

アウフグースプロフェッショナルチーム所属

ドイツサウナ協会認定アウフギーサー

2019年熱波甲子園秋優勝(おふろの国チーム)

スカイスパアウフグース サウナ健康アドバイザー

という芸人とは思えない程の経歴を持つ今一番熱い風を送る熱波師

そんな箸休めサトシさんが始動させた日本のアウフグース文化を世界に広める為に集められたプロ集団

「アウフグースプロフェッショナルチーム」にヴィレッジヴァンガードも注目している。


アウフグースのレベル向上のために、そしてすべては

アウフグースの世界大会出場!

を目標に掲げ日々アウフグースの技術はもちろん、安全性などの知識や数十分間の演目を作る構成力と全力でやりきる体力、そしてお客さんが心から楽しめるエンターテインメント力など必要スキルは多岐にわたる。

それらを日々、アウフグースプロフェッショナルチームはトレーニングしているのだ。


まだ知らない人は是非ともチェックしてみてほしい。

アウフグースプロフェッショナルチーム

箸休めサトシさんのTwitterはコチラ

思わぬVIPゲスト、箸休めサトシさんの登場に川井キャンプ場の木々が揺れ、鳥はざわつき、子供は泣きわめき、異様な雰囲気に包まれた…(気がした)


朝8時からのスカイスパYOKOHAMAでのアウフグース後に急いで駆けつけてくれたとの事。


準備も手伝えず、すみません。

その代わり、最高の道具も持ってきましたので、皆さんをMORZHでもがんがんととのわせますよ!


と力強い言葉と共に


・新品のヴィヒタ

・サウナフレグランス3種(・白樺 ・パイン ・タール)

を持参してくれた。


プロによるアロマの調合に、川井キャンプ場がスカイスパYOKOHAMAと勘違いする程の香りがいっぱいに広がる


ちなみに、自分のテントサウナでもヴィヒタやアロマを体験したい!!という人は箸休めサトシさんも勤めるスカイスパさんのオンラインストア

サウナグッズ専門店【スカイスパ・オンライン】にてヴィヒタもrento社のアロマも販売してますので探していた人は購入して体験をして頂きたい。

サウナグッズ専門店【スカイスパ・オンライン】

そして、ついにテントサウナへの火入れが始まった。


ここからは画像と共に説明も加えて完成までをお届け

  • 見た目は普通のテントと変わらない

  • 一人でも設営可能な程簡単な組み立て

  • 2人もいればあっという間に

  • 9割方完成!

  • しっかりと四隅をペグで固定して

  • テントサウナの完成!!

ここまでで30分もたたず設営が出来てしまうテントサウナ!


ちなみに、このまがまがしい漆黒のテントを周りのキャンプをしに来ている人たちはとても不思議そうに眺めていました。

  • お次は命となる薪ストーブの設置

  • ストーブ内に煙突が収納できるのでコンパクトに持ち運べる

薪ストーブの設営が完了し、要となるサウナストーンの設置を箸休めサトシさん自ら!


薪ストーブの熱が上に置いた石に伝わり、その石に水をかける事によってセルフロウリュウが可能!

この石を積む作業1つにおいてもサウナに違いが出てくるから奥が深い…

そして、遂に設営完了!!


どうですか!このそびえ立つ真夏にふさわしくない黒さ!!!

ただ今の気温は36℃

この後の火入れとロウリュウでテントサウナ内は何度に上昇するのでしょうか。

【第三章 テントサウナ会始まり】

ここまで来たら後は火入れをするだけ!


薪を燃えやすい大きさにし、薪ストーブ内に入れ点火!

ちなみに、この段階でテントサウナ内は体感50℃を超えている…

さすが考え抜かれたMORZH。外の熱を中に素早く伝え、断熱材のはいった3層式構造で中の熱を放出しない


分かりやすいたとえとして

真夏の日中に真っ黒の車の中でエアコンも窓も開けず、ストーブを最強パワーに設定してじっとしている状態

この感じを思い浮かべてほしい。


火入れも完了して、あとは室内温度が上がるのを待つだけ。

煙突からは黒煙があがり、僕たちのテンションも室内の温度と煙と共にどんどん上がっていく。

箸休めサトシさんによるスペシャルアウフグースの準備も完成。


サウナーはこの画像だけでも最高にととのうのではないでしょうか?

待ち受けにしても大丈夫です。

テントサウナの煙突から出る煙が少なくなって来たら中の温度が安定して、中に入れる合図


所有者のYさんがテントサウナを確かめに行くと…


やばいです!!!大変な事が起こってます!!!!!!!



次回、テントサウナ会に訪れる最大の事件が勃発!!!

※まさかの次回に続きます。

埼玉県在住サウナーのテントサウナ初体験日記【第二部 念願のテントサウナ編】

埼玉県越谷市にあるヴィレッジヴァンガード+PLUSイオンレイクタウン店で勤務するスタッフです。

黒髪長髪ド派手な柄シャツがトレードマーク!


趣味はサウナと音楽鑑賞

自分が行って最高だったサウナや気になっているサウナ

自店で行うインストアイベントでプッシュしたいアーティストの記事を書いています。


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