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ヒマつぶし情報

2020.08.13

【キタコレ】駅前に新施設も!48年間「一番」を守ってきた「西日暮里駅」の魅力は?【伊藤桃連載vol.16】

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「二番目じゃダメなんでしょうか。」ホームから改札へと向かう階段にかけられていた、哀愁漂う看板に思わず目が奪われました。なにかが一番になるということは、別ななにかが二番になるということでもあります。今年3月、久しぶりの山手線新駅開業ということで賑わう高輪ゲートウェイ駅に対して、ひっそりと48年間(!!)守り続けた「山手線で一番新しい駅」を譲り渡した駅があります。JR山手線の西日暮里駅です。

駅スタンプも、高輪ゲートウェイ駅開業後からは「先日まで山手線で一番新しい駅でした」に変更…。

 ですが、もちろん!二番でもいいのです。一つ一つの駅にそれぞれの魅力があるはず!!

今回は、思わず訪れたくなってしまう…そんな西日暮里駅の「新しい魅力」を探検しに行ってきました。

そんな西日暮里の「新しい」魅力といえば、昨年末にオープンしたばかり、日暮里スクランブルです。

お目当ての建物は、JR山手線の改札をでてすぐ、列車の走行音が聞こえてきそうなほどの間近さにありました。

明るいガラス張りの建物の中には、小さなお店が色々と並んでいます。

心惹かれるラインアップにうきうきしつつも、まずは腹ペコということで②のカレー屋さん、『SPICESH』を訪れてみることにしました。

店内にはカウンターがありますが、今のご時世に嬉しいテイクアウトもあります。

自分でオーダーすることができるので、自分好みにカスタマイズすることも。ちなみに本日のアチャールとは、ピクルスのことで、日替わりメニューの三種類から選ぶことが出来ます。トッピングを全部載せても約1000円というお手頃価格も魅力的。

そしてこちらが、私がオーダーした素揚げ野菜増し、パクチー盛り、ご飯少なめのカレー。

店名の由来にもなった、9種類のスパイスがじんわりと体にしみわたります。まろやかな旨みなので、辛い物が苦手な私でも美味しくいただけました。看板にあった①の『TAYORI MARKET」のお野菜を使ってくれているのも嬉しいポイント。

この『TAYORI MARKET」さんでは、全国の生産者さんを直接訪れて、厳選して仕入れた野菜や果物、加工品を売っています。まさに、生産者の方の顔がみえるよう。『SPICESH』さんでは、そのお野菜を味わうことが出来るのです。

すっかり腹ごしらえがすんだところで、次なる気になるスポットへ…。

看板の③、80人で経営する本屋さん『西日暮里BOOK APARTMENT』です。80人で経営ってどんな意味なのだろうと思いますよね。

実は、この本棚一つ一つを別々の人が経営する、棚貸しの書店さんなのです。入会金12000円と月に4000円払うと、誰でも自分だけの本屋さんを作れるそう。私が気になったのは、この“本屋さん”です。

タイトルも、中身もわからない真っ白な本たち。本屋さんで本を探すことは一期一会だな、と常日頃から思っているのですが、これはまさに運試しです。早速一冊購入してみたのですが、私と出会ったのは「テキーラの朝やけ」という、バーでの時間をかいた短編集で、最近居酒屋さんの連載を始めた私にはなかなかの運命を感じられる一冊でした。

そんなお酒にまつわる一冊に出会えたところで、最後に立ち寄ったのは、2階にある立ち呑み屋さん『NIGHT KIOSK』。

約150種類のクラフトビール、ナチュラルワイン、日本酒などがあります。

ずらりとならんだ冷蔵庫から自分でお酒を選んでとるセルフスタイルなのがとっても楽しい。

私はせっかくなので「ももふわ」という白桃リキュールのお酒にしてみました。

さっぱり甘い桃味サワーをのみながら…さて次のお店はどこに行こうかと、ガラス越しの西日暮里の街並みをさがしてみるもまた一興ですが、

窓ガラスには、訪れた地元のお客さんによる、西日暮里付近お勧めのお店がずらり。お洒落なお店ですが、手書きの文字に下町の温かさをかんじることができます。これをヒントに探しに行くのも楽しそう!

駅に隣接しているので、お店はまさにトレインビュー。行き交う電車に心をはせながら、のんびりとした時間を過ごすことが出来ました。

一番ではなくなってしまったけれども、それ以上に魅力たっぷりな西日暮里駅。遠出が難しい今日この頃だからこそ、ふらりと訪れてみてはいかがでしょうか。その時は是非、駅スタンプもおしてみてくださいね。

今回の探索人

記事元

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