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ヒマつぶし情報

2020.06.11

【キタコレ】贅沢なスローライフ旅!九州西海岸を走る観光列車「おれんじ食堂」【伊藤桃連載vol.15】

九州と言えば焼酎。地産のお酒をぐびりと飲みながら、ほんのりと夜に近づいていく海を、ただ眺め行く…ただただ“贅沢”な時間がそこにはありました。


新型コロナウイルスの影響により、旅行などはまだまだままならない今日この頃ですが、落ち着いたら是非乗りに行きたい!そんな観光列車を今回もご紹介いたします。

今回乗車したのは、鹿児島県川内駅から熊本県新八代駅を結び、九州西海岸を走る肥薩おれんじ鉄道の観光列車「おれんじ食堂」です。

実はこの川内駅から新八代駅は新幹線だとわずか32分ですが、おれんじ鉄道だと約2時間半から3時間。時間があるからこそ、沿線の景色を楽しみ、ゆっくりと食事を味わうことが出来る…「スローライフな旅」がコンセプトになっているのです。

名前のとおりまさに“食堂”、レストランのような車内。どの席を選んでも海の車窓を楽しめるように造られているそう。

アテンダントさんが鐘をならしてくれると、いよいよ出発進行です!


このおれんじ食堂の魅力、一つ目はやはり車窓の美しさ。

ダイナミックな東シナ海からやがて穏やかな不知火海へ…。

ミカン畑やのどかな里山もすぎゆくおれんじ食堂ですが、一番印象に残るのはやはり海なのではないでしょうか。

海にほど近い秘境駅、薩摩高城駅では停車時間を長く設けてくれ、アテンダントさんの案内で海が見える高台まで案内してもらえます。

うーん絶景!この場所までは徒歩三分と近いのですが、薩摩高城駅の駅利用者は1日平均1、2人と非常に少なく、本数もそこまで多くないので、こうして訪れられたのは、ゆっくりと停車時間を設けてくれるおれんじ食堂だからこそ。

こちらはなんの変哲もない、ただの橋のように見えますが…実はこれは鹿児島県と熊本県の県境にかかっている「堺橋」。普通に乗車すると、なかなか気づくことはできませんが、おれんじ食堂ではここでいったん停車して、説明のアナウンスもしてくれます。

新幹線に乗っているとあっという間にすぎていってしまう景色、そのひとつひとつの物語をじっくり味わえるのもローカル線ならではの魅力ではないでしょうか。


そしてもちろん忘れてはならないのが、お食事の美味しさ!

コースも色々あって、贅沢な朝の時間を過ごせるモーニングから、ランチコース、スイーツコース、サンセットコースと選べます。私が乗車したのは、プチスイーツ+サンセットのどちらも楽しめる3+4便で、1日乗り放題パスがついて13500円でした。ちなみにモーニングは4000円と比較的お手頃です。

乗車してからスイーツがくるまでは少し時間があるのですが、その間もデコポンマドレーヌやクッキーなどの地元のスイーツと

ホットコーヒーやデコポンジュースなどを自由に飲食することが出来ます。何度でもお代わりできるし、アテンダントさんもこまめに聞いてくれるのでついつい色々と飲み食いしちゃいました。そして本命のスイーツが…

こちら!上品な甘さのクリームにジューシーな苺が絶品のショートケーキです。生クリームも県内産のものと、しっかりご当地の味を楽しめました。

お楽しみのディナーはコース形式で、一品一品アテンダントさんがもってきてくれます。

自家製サーモンの燻製や、浅利の酒蒸しなどまさにお酒のアテにぴったりな前菜。

お酒は別料金なのですが、ご当地の焼酎を500円で飲めるなら…と思わず色々飲んでしまいました。

宇宙焼酎など珍しい焼酎が沢山、種類もさすがに豊富です。

ちなみにこの宇宙焼酎とは、実際にスペースシャトルエンデバーで宇宙に飛ばし帰還した麹菌、酵母を使用した芋焼酎だそう。なかなかスッキリ飲みやすくてかつ宇宙も感じられる一品でした。

メインは鹿児島といえば!の黒豚赤ワイン煮込み。言わずもがな、ジューシーで旨みたっぷり。

そして〆の一品は、鹿児島の郷土料理の鶏飯。お出汁が、お酒を飲んだ優しくしみわたりました…。空港や駅でお土産として沢山売られていて、とても気になっていたのでここで食べられて嬉しかったです。

気が付くと陽も落ち、サンセット便にふさわしい空へと変わっていました。まだまだ乗っていたいし、飲んでいたい…3時間はあっという間です。くれゆく空と海を味わいながら、美味しいスイーツとお酒とご飯をたしなむ、まさに“スローライフ”な時間を過ごすことが出来ました。

おれんじ食堂は4月、5月と新型コロナウイルスの影響によりほとんど運休で、車両点検もあるので次の再開は8月になるそう。夏のきらきらと煌めく海のそばを走るおれんんじ食堂、ぜひ行ってみたいリストに入れていただけたら嬉しいです。

今回の探索人

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