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ヒマつぶし情報

2020.01.03

【VVmagazine】わかりたくない、けどわかってしまうその気持ち…主演・佐久間由衣さんに聞く、自己肯定感低い&承認欲求高めな“隠れビッチ”のこと

このインタビューは2019年11月25日発行VVマガジンvol65に掲載された記事の転載です。

 3年間でフッた男は600人!? “隠れビッチ”の主人公が、肥大化した「愛されたい」気持ちを持て余し、もがき、悩み、成長する。東京国際映画祭でも話題を呼んだ映画『“隠れビッチ”やってました。』が公開。本作で映画初主演を飾り、新境地を開いた佐久間由衣さんは、承認欲求全開の主人公をどう思うのか?映画を反面教師にした“自己肯定のススメ”もお聞きしました!

── インパクト大のタイトルですが、最初に聞いた時の感想は?

佐久間 「強烈すぎて一瞬、“お嫁に行けなくなるのかなあ…?”と思いました(笑)。でも台本を読んだら精神的なビッチさというか、承認欲求と向き合う女性のお話だったので、挑戦したいと思いました」。

── 演じたひろみは、どんな女性だと思いましたか?

佐久間 「異性にモテることで承認欲求を満たす女性ですね。演じていて、とにかく自分に自信がないんだろうなと」。

── とはいえ、自分に自信を持つというのは難しいですよね。

佐久間 「私の場合は学生時代に駅伝をやってきて。体育会系で練習も厳しかった中、やり遂げたことはひとつの自信になりました。自信を持つことは簡単ではないと思います」。

── ひとつ自信が付けば次に進めるけど、ひろみはなかなか夢に向けて踏み出せない。

佐久間 「怖いですよね。たくさんの男の人にチヤホヤされることで自分の自信をチャージしてそこから抜け出せない」。

── ちなみに、佐久間さんは負けず嫌いですか?

佐久間 「ではなかったのですが、このお仕事を始めて負けず嫌いになりました。駅伝の時は仲間と一丸で!みたいな感じで、勝ち負けよりその過程が楽しくて。お芝居のお仕事をやらせてもらうようになってから悔しいとか、もっと成長したいと思うようになりました」。

── そんな前向きな佐久間さんが、落ち込むことは?

佐久間 「人間ですから、浮き沈みはあります。ただ、感情をコントロールする“感情労働”のようなお仕事なので、多少マヒしてきているところもあって(笑)。仕事を始めてからは、沈んでもわりとすぐ復活できるようになったと思います」。

── 復活するためには何を?

佐久間 「沈んだ時は余計なことをしない(笑)。不安だと、できることもできなくなっちゃうので、その時にできることしかしないです」。

── 自己啓発本とか読みます?

佐久間 「いろんな人がいると思いますが、魔法が切れた時が怖いので、私は読

みません。その代わり体を動かして。沈んで部屋にこもっていながらも模様替えとかします。あとは断捨離!洋服とか全部捨てちゃうとすっきりしますね(笑)」。

── ひろみは、ある過去のツラい経験から自己否定するようになりますよね。そういう人も多いと思います。

佐久間 「でも、自己否定できる人の方が信頼が置けますよね。だからこそ、他人にも優しくできるというか。ひろみは感情の起伏が激し過ぎて、そこまでは至っていないですけど(笑)、同じ職場の三沢さん(森山未來)との出会いでだんだん変わっていって。ちょうどいい2人なんです。ひろみの敏感なところと鈍感なところ。三沢さんの敏感なところ鈍感なところを補い合えるような関係で。なので自己肯定できるようになるには、人とのいい出会いが大事なんじゃないかと思います。自分を必要としてくれる人との出会いですよね」。

── 佐久間さんのいい出会いは?

佐久間 「自分を必要としてくれるというのとは少し違うんですけど、『ひよっこ』でご一緒させてもらった和久井映見さんから『自分が幸せでいること』という言葉をいただいて肩の力が抜けたんです。初の朝ドラで意気込み過ぎている私を見て『悲しいことや辛いことはお芝居でできるけれど、幸せの感情は、本人が幸せじゃないと出せないよ』って。女優としての今後を作る上で大切な出会いになりました」。

── では、映画をご覧になるみなさんにメッセージをお願いします。

佐久間 「強烈なタイトルですが、とても愛が詰まった温かい作品です。苦しんでいる人たちの背中を押せる、そんな映画になっていると思いますので、ぜひご覧ください!」

映画『“隠れビッチ”やってました。』

2019年12月6日(金)より全国ロードショー

出演:佐久間由衣/村上虹郎 

   大後寿々花 小関裕太/森山未來ほか 

監督・脚本:三木康一郎 

原作:あらいぴろよ

   『“隠れビッチ”やってました。』(光文社刊)

©2019『“隠れビッチ”やってました。』フィルムパートナーズ/光文社

1995年3月10日生まれ、神奈川県出身。NHK 連続テレビ小説「ひよっこ」でヒロインの親友役を演じ脚光を浴び、結婚情報誌「ゼクシィ」の10代目CMガールに抜擢。さらなる注目を集める。『“隠れビッチ”やってました。』で参加した第32回東京国際映画祭にて東京ジェムストーン賞を受賞。現在「ニッポンノワール -刑事Yの反乱-』(日本テレビ系/毎週日曜夜10時30分~)に出演中。12月13日には映画『屍人荘の殺人』が公開する。


本記事はVVmagazine vol.65に掲載されたものの転載です。

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