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ヒマつぶし情報

2019.12.10

【VVmagazine】映画『わたしは光をにぎっている』 主演・松本穂香さんが断言!「やっぱり、澪は私なんだと今でも思います」

このインタビューは2019年10月25日発行VVマガジンvol64に掲載された記事の転載です。

 「古い建物をぶっ壊し、未来に向けてデッカいビルを建てましょう〜」的なテンションで進む再開発。一見明るく見える裏側にはその場所で生活し、仕事をしている人の姿がある。築年数や耐震強度の問題もあったりするけど、ずっとあった光景がなくなってしまうのはやっぱり寂しい。そんな東京のまさに〝今〞を映像に(!)という気概のもとに製作された映画、『わたしは光をにぎっている』が11月15日から公開されます。上京先の東京・立石で、不器用ながらも懸命に生きていく松本穂香さん演じる主人公・澪の姿に、我々オトナも背筋が伸びること間違いナシ。映画のお話しに、学生時代のエピソード、できればVVのことも聞きたいな〜。ということで、色々教えてください松本さん!

松本 よろしくお願いします!

――完成した作品をご覧になられていかがでしたか?

松本 再開発で消えていく街の景色に監督が込めた思いが、優しく綺麗に描かれていました。儚くて美しい。「景色が主役です」って教えてもらっていたんですけど、それが映像からしっかり伝わってきます。大事件が起こるわけではありませんが、伝えたいことがぎゅっと詰まっている映画でした。

――たしかに!澪を演じるにあたって、心がけたことなどはありますか?

松本 気をつけるというか、こんなに役作りをせずに映画に臨んだのは初めてのことでした。監督やキャストの方も、舞台となる立石や長野の景色も、等身大の私を受け入れてくれた気がします。その場に任せて、その日起こることに任せて。そういうのが許される現場だったから、澪(松本さんの役)は私に近い存在なのかなって。

――共感する部分が多かったと。

松本 そうですね。澪はすごく不器用で、あまり自分の言葉を持っていなかった人で、喋れないんじゃなくて喋らない。そんな彼女に向けられた「自分を守ってる」っていう言葉が私にも響きました。たしかに思ったことを伝えれば、自分が傷つくかもしれないし、相手にどう思われるかもわからない。澪を演じていく上で、発言しないと何も起こらないってことに気が付いて、ハッとさせられました。

――監督からのアドバイスに、「澪は私なんで」ときっぱり断りを入れるエピソードを伺いましたが、すごく勇気のあるお言葉だと思います。

松本 高校の演劇部時代から、演技を通してなら思ったことを言えるんです。きっとその時はなんか違うって、ムッとしちゃったのかも。「いやミオは私なんで!」って。でもすぐに反省して謝りに…(笑)。あんまり具体的なことは覚えてないなぁ…。でも中川監督は嬉しそうでした。

――演劇部時代も気になります!

松本 中学はバレーボール部だったんですけど、向いてないと思ってすぐにやめちゃって…高校に上がって軽音楽部と迷った結果、演劇部に。アニメ好きだったり、サバイバルゲームをしている男の子だったり、腐女子の子だったり。ヲタク(?)っぽい人が多く て、「好きなものを好き!」って言える人たちだらけで面白かったなぁ。

――どんな舞台を作ったんですか?

松本 鈴を鳴らしたら、時間が止まる舞台(笑)。台本書く人とか小道具作る人とか、とにかくみんなで手作り。私はそういうセンスがなくてずっと演じる側だったんですけど、今思うとクラスのみんなの前でよくやったなぁ。チリンチリンって(笑)。まあそういう時代も…ってなんでこの話してんだろ(笑)

――いや、もっとください。VVは「好き」を大切にしている演劇部の人に支えられているといっても過言ではないはず。

松本 地元にいた頃は堺のイオンにVVがあったので、身近な存在でしたよ。アニメとか、あまり詳しくなかったんですけど『アドベンチャー・タイム』(カートゥーンネットワークのアニメ)のグッズを買った思い出があります。あとスマホカバー!

――ありがたき〜、堺の店長GJです。〝上京〞という部分も作中の澪と重なりますね。

松本 やっぱり、澪は私なんだと今でも思います。作中で銭湯という好きなものに出会ったら、それに関して動けるし、人に意見も言える。くすぶっている若い人はできないんじゃなくて、まだ〝好き〞に出会ってないだけなんだって、この映画を通して思いました。

――VVに来てくれるツウな若者にも、くすぶっている人って多い気がします。そんな方へ、しゃんとするためのアドバイスをお願いします!

松本 自分をダメだと思わないで欲しい。まだ出会ってないこととか、知らない面とかたくさんあると思うので、もっといろんな世界に触れて、好きを見つけて欲しい、なんて思いますね(笑)。

映画『わたしは光をにぎっている』

2019年11月15日(金)、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー

監督:中川龍太郎

出演:松本穂香、渡辺大知、徳永えり、吉村界人、光石研、樫山文枝

配給:ファントム・フィルム

©2019 WIT STUDIO / Tokyo New Cinema

1997年生まれ。大阪府出身。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』( ‘17)で、主人公の同僚役を演じたことで脚光を浴び、TBSドラマ日曜劇場『この世界の片隅に』( ‘18)では主人公・すず役として出演。その後は、JR『SKI SKI』、au『意識高すぎ高杉くん』といった話題のCM にも参加。公開予定の映画もまだまだあり。


本記事はVVmagazine vol.64に掲載されたものの転載です。

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