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ヒマつぶし情報

2019.04.08

芸人、漫画家、絵本作家。田中光さん、なんで初の絵本が『ぱんつさん』?

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『サラリーマン山崎シゲル』シリーズでお馴染み田中さん初の絵本が完成!

ぶっ飛んだ行動をとるサラリーマン・山崎シゲルと、そんな彼をやさしくたしなめる上司のやり取りがシュールな笑いを生み、人気を博した1コマ漫画『サラリーマン山崎シゲル』シリーズ。

その作者であり、芸人としても活動中の田中光さんが、今度は""たなかひかる""名義で絵本を描いたとのこと。

しかも、絵本の題名は『ぱんつさん』ときた!これは話を聞くしかない! ということで、刊行記念インタビューを実施。

――テーマに沿って1コマで完結する『サラリーマン山崎シゲル」シリーズとは打って変わって、ずぼずぼずぼっと地面から現れ行動し出す""ぱんつさん""。

そんなシュールな世界観から目が離せず、最後までグッと引き込まれました! 今作は絵本作家として初の作品になりますが、なぜいま絵本を!?

たなか「ありがとうございます(笑)。絵本はずっと前から描いてみたいと思っていたんです。ですが、題材が決まらなくて。

やっとのことで考えた絵本は、実は『ぱんつさん』と全く関係のない、5頭身くらいの全裸のキャラクターが主役の絵本でした。

それも『ん?』という題名で。編集者の方に見せると、『不気味すぎる!』と突き返されてしまったので(笑)打ち合わせを重ね『ぱんつさん』に着地しました」

――そうだったんですか。『ん?』という絵本もなかなか気になりますが、どちらにせよシュールな方向ではあったんですね(笑)。

たなか「はい。世の中には知育絵本があふれているじゃないですか。そうではなくて、もっとこう……全く新しい形で、何度読んでも楽しめるものを描きたくて。

僕、芸人としての仕事もしているんですけど、絵本の着想を練っている時期に、とあるイベントで大喜利を披露していたんです。そのときふと『大喜利の回答のように、クスッと笑える内容であり、想像力が掻き立てられる絵本があったらいいな』と思いついて」

――なるほど。だから大喜利のように、なんだかクセになるような内容なんですね!

たなか「そうなんです。ただ、出版を決める編集会議のときに『ぱんつさん』が物議を醸したそうで。偉い人から『え?ぱんつさんって何?』と聞かれても、この絵本についてうまく説明しようがないですから…(笑)」

――本のオビには「あたまはよくなりません!」というチャレンジングなコメントが記載されていますもんね(笑)。

たなか「ふふ。逆に目を引ければいいな、と思います」

――絵本の中身についてですが、ページをめくっていくうちに、どんどん大きなサイズのぱんつさんが登場します。ぱんつさんのなかにも様々な人種(?)が存在するのでしょうか。

たなか「どうでしょうね(笑)。僕自身、あまり考えすぎずに手を動かしたのもありますが、子どもたちの想像力にお任せしたいなと思います。

もしこの絵本が売れれば、次作は『ぱんつさんの一日』のような、個体にフォーカスした作品を描いてみてもいいなと思いました」

―― ありがとうございました!次作も楽しみにしてます!

『ぱんつさん』(ポプラ社)

たなかひかる:著

/本体1300円(+税)

全国の書店にて発売中!


株式会社グレープカンパニー所属のお笑い芸人。

漫画家としても活動しており、累計30万部突破の「サラリーマン山崎シゲル」シリーズ(ポニーキャニオン)や『レタル2個分のステキ』(小学館)などを執筆。代表作の「山崎シゲル」の公式Twitterアカウントのフォロワーは29万人。

インスタグラムは24万人。

記事元

こちらの記事は、ヴィレッジヴァンガード公式フリーペーパーVVMagazine vol.57で読む事が出来ます。

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