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ヒマつぶし情報

2018.06.13

新刊『苦汁200%』はもう読んだ?尾崎世界観さんの日常

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今日もちょっくら、尾崎世界観さんの日常のぞいてみよーーー。

来たる4月16日、クリープハイプ・尾崎世界観さんの3冊目の著書『苦汁200%』の
発売記念イベントが渋谷本店で開催されました。
トークショーとサイン会が実施される当イベントは、
参加整理券配布の告知後たった数時間で満員となるほどの大盛況ぶり。
この記事では、本書の見どころはもちろん、
トークショーの中でも印象的だったお話をお届けいたします!!

-トークショー&サイン会@渋谷本店潜入の巻-

前作『苦汁100%』に続き、喜怒哀楽たっぷりの〝苦汁?が染み込んだ今作。

まずは、ライブやレコーディング、ラジオ収録など忙しい日々を綴った日記の随所から
「苦しさ」がチラつきつつも、日記を書き続けられた理由について伺いました。

「読み返すと恥ずかしくなるほど自意識過剰な日記ですが、
喜んで読んでくれる人たちに応えたくて書きました。
自分も昔から好きな人がどんな日々を過ごしているのか知りたい気持ちがあって。
だからもし逆の立場に立ったときは、
好きでいてくれる人に少しでも細かく伝えたいなと思っていました」


と、参加者に目を向け答える尾崎さん。
この話を聞いて口元がゆるみっぱなしの参加者一同に対し
「ニヤニヤするなっ!……嘘です、やっぱりニヤニヤしていてください(笑)」
と尾崎さんらしい対応で、会場内の一体感が高まる一幕も。


 続く質問は、日記を書き続けたことで起きた心境の変化について伺うと
「とても卑怯なんですけど、日々の中での失言や言葉足らずで招いた誤解は、
日記でフォローするようになったと思います。
だから執筆を進めているときは、
〝もう一度チャンスがあるな"という気持ちで過ごしていました」

と、自身の不器用な一面を告白。

 さらに、とあるテレビに出演した際の事件(ぜひ、読んでチェックを!)によって、
怒りの感情をストレートに描写した日について伺うと、
「あれは言い過ぎでした」
と反省の意を示しつつ
「日記を書くときは、夜中になることが多くて。
夜中って、1日のなかで最も気持ちが浮き沈みする恥ずかしい時間帯じゃないですか。
だから良くも悪くも正直な気持ちを綴れているんじゃないかなと思います。
朝起きたら〝あっ"と思うこともあるのですが……(笑)」

と、執筆の裏側についても振り返っていただきました。


 また本著には、前著『苦汁100%』の発売直後の場面で、
大好きな書店に出向き販売に関わる書店員さんなどの名前や特徴を紹介する一コマもありました。
その意図は
「自分の本が書店に並べてもらえることですら幸せなことなのに、
わざわざ時間を割いてイベントの準備もしてもらって。
感謝してもしきれません」
と、尾崎さんなりの感謝の伝え方だったことも明らかに。尊いっす……。


 他にも「最近スタジオがオッサン臭くなるから換気が必須」という話や
「好きなアイスの味はバニラ」、「好きな食べ物はハンバーグなどのお肉系」という、
くだらない質問にも真摯に答えてくださり、
運営ともども貴重な時間となりました。

尾崎さん、ありがとうございました! 



1984年生まれ。ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル/ギター。2012年、アルバム「死ぬまで一生愛されてると思ってたよ」でメジャーデビュー。2016年6月に初小説『祐介』( 文藝春秋)、2 0 1 7 年5月にエッセイ集『苦汁100%』(文藝春秋)を刊行。2018年5月11日に約4年ぶりとなる日本武道館公演『クリープハイプのすべて』を開催。


『苦汁200%』

文藝春秋/1200円(税抜)

これ以上書いたって情けなくなるだけだ。ここまで書いたらもう手遅れだけど。悔しくて震える。でもこっちの方が、会いたくて震えるよりも、性に合ってる。クリープハイプ・尾崎世界観の赤裸々日記、絶筆の第二弾。

記事元

こちらの記事は、ヴィレッジヴァンガード公式フリーペーパーVVMagazine vol.47で読むことができます。

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