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2017.12.18

【コラム】鼻毛の森の新アルバム『お蔵の音楽』が全然お蔵入りじゃなかった!

【コラム】鼻毛の森の新アルバム『お蔵の音楽』が全然お蔵入りじゃなかった!

今日は『鼻毛の森』という素晴らしいアーティストをご紹介します。


え、知らない?


だとしたら、あなたは無意識にスルーしているだけかもしれません。

なぜなら彼は、誰もが目を逸らしたくなるような現実を歌う(はた迷惑な)シンガーソングライターなのですから!

 12月某日、記者は単独インタビューを強行しました。


鼻毛の森:こんにちわ。“鼻毛の森エンターテイメントジャパン代表橋詰晋也永遠の33歳独身花嫁募集中”です。「理想論撲滅」をスローガンに据えたリアルすぎるJ-POPソングを専門とするシンガーソングライターです。いつもご迷惑かけております。


記者:実際会うと笑顔がより胡散臭いですね(笑)ところで、いよいよ楽曲が“お蔵入り”したそうで!おめでとうございます。


鼻毛の森:いきなりですが違います。『お蔵の音楽』というタイトルのCDアルバムが(12月6日に)発売されたんです。

記者:2年ぶりのCDアルバム…ベスト盤、「GRAY-TASTE FITS」以来の新作ですね。前作にも「誰でもよかっただから君でもよかった」や「それまではそばにいるよ」など、残念なタイトルが盛りだくさんでした。今回はそれ以上にヤバいと!?


鼻毛の森:より人間の本質を生々しく書き下ろしました(笑)実際、世の中ってポジティブなだけじゃ渡り切れないじゃないですか。むしろ、かなりの確率で諦めや妥協…いわゆる‟忖度”を迫られるわけで。なので、市場を席巻する気休めのメッセージソングたちに負けないよう、(逆に)さわやかに歌い上げました。もちろん、半分は嫌がらせです!

記者:完全に(人生観を)こじらせてますね!具体的にはどんな楽曲が?


鼻毛の森:1曲目は「言葉だけはありがとう」でのご機嫌伺いから始まります。「ありがとう」って、言葉自体は心に響きますが、実生活では感謝していないときでも使いがち・・・便利なヤツなんです。社交辞令であったり、忖度であったり。なのに誰も歌っていない・・・そんなリアル「ありがとう」に焦点を当て、丁寧に歌い上げた結果、皮肉たっぷりになりました(笑)


記者:絶対本人に伝えちゃいけないやつですね!


鼻毛の森:だから音楽で濁しているんですよ!

記者:アルバムのラストは「真にうけないで」・・・かなり強い意思を感じるタイトルですね。


鼻毛:世の中は甘い誘惑や気休めに溢れています。J-POPでは、「大丈夫だよ」系のヒットソングがそれに当たるのかもしれません。純粋な励ましなら過失にすぎないのですが、そこに損得勘定・・・悪意が加われば立派な詐欺です。なので、まずは一人一人がそれぞれの身の程を知っておいてほしい・・・そう願いを込めたナンバーです。しっかり伝わるよう、サウンドは、90年代を思わせる(四つ打ちの)力強いサウンドで感動的に仕上げました!


記者:歌詞もさることながら、サウンドにも悪意を感じます(笑)


鼻毛:お互い様ですね!

記者:ポジティブなんだかネガティブなんだか・・・はじめて聴くリスナーは翻弄されると思います。どう楽しめば?


鼻毛の森:念を押しますと、僕は王道のJ-POPをただ否定しているわけではありません。考え方や現状はそれぞれなので、“選択肢”を増やしているだけなんです。あくまでも(J-POP界の)「セカンドオピニオン」としての立場を確立できれば。なので、主旨を理解し、楽しんじゃってるショップでは、あえて自己啓発本のコーナーに“特設”してくれたりしてます(笑)

※写真はヴィレッジヴァンガード名古屋中央店(発売日に撮影)


記者:もはや音楽にカテゴライズされてないんですね。

鼻毛の森さんは、言いたいことも言えないこんな世の中に孤軍奮闘でPOISONする稀有なJ-POPアーティストです。「最後にこの記事を読んでいる読者に一言」とふったところ、秒速で「買って!」と・・・そのあたりも実にリアルです。このあとは、自身の死活問題についてたっぷりと伺いましたが、それはまた次の機会に。

このアルバム、『お蔵の音楽』を聞いて万が一イラっとしても大丈夫!なんでも、11曲目には「まぁまぁまぁまぁまぁ」という曲も入っているとのこと。


是非、「オトナのプレゼント」として、ちょっとイタイ誰かに送り付けてあげてください。ただ、それによって起きた人間関係のトラブルについては、自己責任での“火消し”をお願いいたします。

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