「残暑が厳しいですね。」などと先月書いていたのが嘘のように、一気に寒くなりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。インフルエンザも流行ってきているので、銭湯でしっかり温まって免疫力を上げて生活していきましょう。改めまして、『お風呂俳優』髙﨑俊吾の銭湯日記です。
今回ご紹介するのは、神奈川県の川崎市にある千年温泉さんです。

神奈川県ではありますが、アクセスも良好で都内からも行きやすい銭湯です。
千年温泉さんは、JR南武線 武蔵新城駅から徒歩7分、10台分の無料駐車場もあり、とても便利に利用できます。

千年温泉さんは1964年創業。2018年にリニューアルされ、デザイナーズ銭湯として生まれ変わりました。写真に映っているロゴマークは、よく見ると鶴をモチーフにしています。「鶴は千年、亀は万年」ということわざにちなんで、デザインされたそうです。
店内に入るとこんな感じです。

入湯料は、神奈川県も都内と同様550円。サウナはなんと250円というお手頃価格でした!
タオルなどはつかないので持参するか、番台で購入するスタイルです。
ロビーの壁には、銭湯アイドル「純烈」と、川崎のサッカーチーム「川崎フロンターレ」のコラボ銭湯絵の秘話が飾られていました。

純烈の皆さんのサインもあり、ファンにはたまらない光景です!
それでは、早速浴室へ行きます。ここから先は公式HPの写真を拝借します。

脱衣所は大正ロマンをモチーフにしており、「モダンデザインの父」とも称されるウィリアム・モリスの壁紙が貼られています。
鏡が大きいことで、お風呂上がりのスキンケアなどもストレスなくできます!

こちらは女湯側の浴室です。シャンプーなどの備え付けはありません。
写真左手の男湯側とを隔てる壁にはモザイクタイルの絵が描かれており、女湯側は赤富士です。

こちらは男湯側です。こちらには、大波と富士が描かれています。どちらも葛飾北斎の富嶽三十六景として有名な絵をモチーフに描かれていますね!迫力があって見入ってしまいました。
内湯は3種類あり、ジェットバス・高濃度炭酸泉・シルキーバスが並びます。千年温泉さんでは、シャワーや浴槽に高純度軟水を使用しており、肌触りがとても柔らかく感じられます。新陳代謝を促し、肌をツルツルにしてくれる効果もあるようです。軟水のシルキーバスは、まさに肌がツルスベになる体験を味わうことができます!

枯山水をイメージした日本庭園風の露天風呂は、とても落ち着く空間です。
ミネラルが豊富な黒湯の天然温泉を楽しむことができます。

サウナは、80度前後のコンフォートサウナです。10人ほどが入れる広さがあり、湿度が高く保たれているので、とても快適に利用できます!暑いサウナが苦手な方にもぜひおすすめしたい入りやすいサウナでした!
枯山水の露天風呂で休憩を取ると、悟りを開いたような感覚を味わえます。とても清々しいです。

お風呂上がりには自動販売機でコーヒー牛乳を購入しました。160円でした。自動販売機にはプロテインドリンクも置いてあり、ジム帰りの方にも嬉しいラインナップです!
ロビーから2階へ上がってみると、広い休憩スペースがあり、ちょうどヨガ教室が開催されていました。

銭湯の2階でヨガとは、驚きです!ヨガで汗をかいて、お風呂で流し、プロテインドリンクで整える、そんな完璧なルーティンここではが叶います!
武蔵新城駅近くの千年温泉さんは、大正ロマン感じる内装に、枯山水の露天風呂、そして天然温泉の黒湯。まるで旅館のようでありながら、地域の人々の日常にも溶け込む銭湯です。リーズナブルな価格で贅沢なひとときを楽しめる--まさに現代の銭湯の理想形。
皆さんもぜひ一度、足を運んでみてください。


今回の探索人

髙﨑俊吾 

X:https://x.com/takasaki_shungo