少しずつ秋の気配が近づいている昨今、衣替えのタイミングを迷っています。
お風呂の温度も、夏仕様から秋冬仕様へ徐々に上げていこうと思います。改めまして、『お風呂俳優』髙﨑俊吾の銭湯日記です。
今回皆様にご紹介するのは、狛江市にある富の湯さん。最寄駅は、京王線 国領駅で徒歩15分ほどにあります。駐車場が完備されているとのことでしたので、車での来店がおすすめです!
駐車場は入り口の裏にあり、そこからは大きな富の湯さんの煙突が見えます。
最近では、この大きな煙突も昔ながらの銭湯などでしか見かけなくなりました。昭和の街角写真などを見るとよく煙突が映っていた気がします!ずっと残っていて欲しい風景の一つです!
表側に回ると入り口があります。
東京銭湯の暖簾がかかっています。銭湯に通うようになり、幾度となく見かけてきた暖簾です。今回もお世話になります!
靴箱に靴をしまい、店内へ入ります。店内はこんな感じです。
赤い絨毯が敷かれ、ガラス製の机が置かれています。上品な雰囲気がありつつも、温かみがあってアットホームです。素敵!
富の湯さんは昭和41年に創業し、今年で59年となります。2015年にリニューアルし、現在の形となりました。受付で入湯料都内一律550円を支払います。サウナはプラス200円で、敷きマットとバスタオルの貸し出しがついています。安い!それでは早速浴室へ行きましょう!
ここから先は公式HP及び東京銭湯のHPより写真を拝借いたします。
脱衣所は赤の壁紙が貼られており、小洒落た空間となっています。
一つ一つのロッカーもしっかりとした大きさがあるので、荷物が大きくても安心です!
カランが18箇所、立ちシャワーが2箇所あり、シャンプーインリンスとボディーソープは備え付けです。また、夏仕様のシャンプーが用意されていたので、暑い日でも爽快に使用できました!
内湯は2箇所あります。電気風呂とバイブラバスが併設された浴槽と、ジェットバスがついた座風呂です。モザイクタイル画で描かれた月光の壁画を眺めながらゆったりと入ることができました!
露天風呂もありました!こちらは日替わりの替わり湯になっており、定休日の月曜を除く毎日が違う湯を楽しめます!空を見上げると、なんと椰子の木が聳えておりました。高い空と相まってなんともトロピカルな空間に思わず気分も高揚しました!
サウナは10人ほどは入れる広さがあり、細長い形をしています。温度は90度ほどで、貸与される敷きマットがあるので、清潔に使用できるのがとても嬉しいです!
水風呂は23度ほどなので、水風呂が苦手な方もぜひ挑戦してみてください。とっても気持ちがいいですよ!
露天エリアで、椰子の木を眺めながらする休憩は、心が晴れやかになるようでとても気持ちが良かったです。最高だ!
お風呂から上がったら、コーヒー牛乳です。受付で140円で売っていました。
このパッケージのコーヒー牛乳は初めてだったのですが、とても美味しくいただきました。ロビーには飲み物の他にも、アイスクリームが売っていました。お風呂上がりに食べるアイスはまさに至福です。
今回ご紹介したのは、狛江市にある富の湯さん。昭和41年当初は、大規模団地が周囲にできたことをきっかけに、銭湯を開業したとのことです。その背景もあってか、富の湯さんは店内全体でアットホームな温かみをすごく感じました。銭湯さんごとに様々なバックストーリーがありますが、富の湯さんは団地の住人たちが一つの家族のように風呂場で交流をしてきたからこそ、今なおその温かみを感じることができるのだと思います。是非とも、アットホームな富の湯さんに足を運んでみてください!