
OP主題歌『トライアングラー』
坂本真綾さん×菅野よう子さんの天空のエスカフローネタッグによる、
マクロスFのOP曲。直訳すると『三角形の』『三者間の』のような意味があるタイトル。
今回は、この曲について、少しばかり語っていきたいと思う。
なお、あくまで個人の感想・解釈なので、これで合ってる合ってないとかは無いのであしからず。
マクロスといえば『三角関係』
トライアングラーという曲名は、坂本さん、菅野さん、『マクロスF』の三者それぞれが
ひとつの作品としてコラボレートしたという意味でつけられたタイトルらしいのだが、
マクロスといえば『3』にまつわる事が随所に散りばめられていて、
特に恋愛の三角関係が物語の一つの鍵になっている作品である。
この曲は、その三角関係をテーマにした楽曲である。
冒頭から切なさ全開の歌詞
君は誰とキスをする
引用元:Uta-Net様 https://www.uta-net.com/song/65252/
わたし それともあの娘
君は誰とキスをする
星を巡るよ 純情
好きな人がいて、でもその人は他の人と仲良くしている。あぁ、お似合いだなぁ。 今、私のそばにあなたはいないけど、あなたはきっとその娘といるのかな。 書いていて切ないんだが、、、、 あなたに選ばれる確信なんてないけど、それでもあきらめることのできない素敵な恋心が ぎゅっと詰まったこの冒頭に、この曲の、そしてマクロスFのすべてが凝縮されていると思う。
いっそ嫌いになれたらどれだけ楽か
弱虫泣き虫連れて
引用元:Uta-Net様 https://www.uta-net.com/song/65252/
まだ行くんだと思う わたし
愛するより求めるより
疑うほうがずっとたやすい自分が悔しい
そんなに辛いなら、もうやめちゃえば? 愛して欲しい、わたしのこの気持ちに気付いて欲しい、そばにいて欲しい。 でも、あの娘のことが好きなのかな、わたしなんて何とも思われてないのかな。 相手の気持ちを動かすよりも、自己完結できることの方が楽だけど、 それでも、泣いてしまうほど辛くても、消えてしまいたくても、諦めることなんてできない、 そんな儚くも強い思いを感じる。
弱くて脆い、痛くて苦い、それでも奮い立たせて
痛いよ
引用元:Uta-Net様 https://www.uta-net.com/song/65252/
味方だけど愛してないとか
守るげと側にいれないとか
苦い二律背反
今すぐ タッチミー
運命ならばつながせて
味方だよって言われると嬉しい、守るよって言われると嬉しい でも、愛してくれないのは、そばにいてくれないのは悲しい そんな相反する2つの感情が入り混じって、 ジレンマを感じて苦さで顔が引きつってしまう。心が痛くて下を向いてしまう。 それでも、わたしに触れてくれるのなら、もし、それがわたしとあなたの運命なら、、、、、! と、自分に言い聞かせて上を向く。前に進もうとする意志が込められている。
巡らせた恋心、重ねられたらどれだけ嬉しいことか
君は誰とキスをする
引用元:Uta-Net様 https://www.uta-net.com/song/65252/
わたしそれとも あの娘
こころ揺らす言葉より
無責任に抱いて 限界
どんな言葉より、どんな愛情より、どんな振舞いより、 ただ抱きしめてくれる。それだけでどれだけ救われることか。 愛したいし、愛されたい。痛いし、苦いけどあきらめたくない。 いろんな思いを抱く中、そんなの振り払っていっそ抱きしめてくれたら、、、、、 たとえ、そこに気持ちがなかったとしても、、、、、 、、、ちょっと、切なくなってきたので今回はこの辺で。
最後に
恋って難しい。
相手の気持ちが、本心が分からないまま、それでも前を向いて
今にも折れそうな心を、奮い立たせてもがく恋模様を、これでもかと凝縮させた曲。
それがこの『トライアングラー』だと思う。
ちなみに、最終話では、ダブルヒロインが歌う
『トライアングラー(fight on stage)』なるものが流れる。
歌詞の『あの娘』のところを、『わたし』と歌い替えられている。
OPのものは、1人の女の子が抱える恋心を歌っているが、
2人が入り混じると、これほどまでに違うのか!と驚かされるほど印象が変わる。
2人の歌姫の各パートの歌い分けにも注目していただきたい。
機会があれば、そちらも聴いていただけると嬉しい。














