皆さんこんばちは、ぶん汰です。
今回は雰囲気を変えて、ヴィレッジヴァンガードのとある店舗で約10年、キャラクターを担当していた私が
皆様にキャラクターの紹介をしたいと思います。

世界中の人に愛され老若男女の心を掴んで離さないうさぎのキャラクター
そう、miffy(ミッフィー)

ばってんマークのお口がお馴染みミッフィー(・×・)
洗練されたシンプルの究極体ともいえるミッフィーは、シンプルだけど実はとても奥深いんです。
今回はそんなミッフィーを掘削していこうと思います!

本名は「ナインチェ・プラウス」


ミッフィーの生まれた国オランダでは本名は、「nijntje Pluis(ナインチェ・プラウス)」
生みの親ディック・ブルーナ氏出身のオランダが発祥の地です。
ナインチェはちいさなうさぎちゃん、プラウスはふわふわという意味だそう。
小さなふわふわのうさぎちゃん…とっても可愛らしいですね。

日本では「うさこちゃん」?

https://twitter.com/Fukuinkan_PR/status/1539078613789978625

日本の絵本を手に取ってみると、日本のミッフィーの絵本では「うさこちゃん」と呼ばれています。
でも、「miffy(ミッフィー)」と記載のものも。
でもオランダでは「ナインチェ・プラウス」?
どうして同じキャラクターで名前が違うのでしょうか。

miffyは英語での呼び名だった。

実はmiffyという名前は、英国の出版社で働いていたオリーブ・ジョーンズ氏が英訳版を書いた際に付けた名前。
ですが、その名の真意は明らかになっていません。
「英語の語感からつけたのでは」ということらしいのですが、ナインチェ・プラウスが小さなふわふわのうさぎちゃんという意味であるように、ニュアンスを重視した命名なのかなと思います。

日本での呼び名が「うさこちゃん」。

これは1955年に初めてオランダで発売された絵本の名前が「Nijntje Pluis(小さなふわふわのうさぎちゃん)」、それを日本で最初に日本語訳した児童文学者の石井桃子さんが名付けたのが「ちいさなうさこちゃん」という名前だそうです。
ちいさなうさこちゃんシリーズは1964年に福音館書店から出版されており、その後講談社から1979年に出版されたものが英語版に準えて『ミッフィー』とされています。

私が小さい頃家に『ちいさなうさこちゃん』の絵本があり、祖母から「このキャラクターはうさこちゃんだよ」と教えられて育った記憶がありますが、大きくなるにつれいつしか『ミッフィー』の呼び名になったような気がします。
私と同じように小さな頃にミッフィーの絵本を読んでいたという方はもしかすると「うさこちゃん」と描かれたものの方がなじみがあるかもしれませんね。

最後に

いかがでしたか?「ミッフィー」と「うさこちゃん」、そして
近年のキャラブームで「ミッフィー」のほうが聞き馴染みがある人も多いかもしれませんが、でもどちらにせよ、作者と訳者の心がこもった大切な名前であることに変わりはありません。
そしてどちらの名で呼ばれたとしても、シンプルに「ナインチェ」の可愛さがあるような気がします。

今回は真面目に調べて真面目に記事を書いてみましたが…ミッフィーの奥深さには底知れぬ魅力がありました。
調べていく上でキャラクターの個性や仲間たちの愛らしさもたくさん知ることができたので、次回また書きたいと思います。

おまけ

ミッフィーのトレードマークのばってんの口…これ鼻と口を両方表しているって、皆さん知ってましたか…?

まぁ…見えなくもない…。