VILLAGE VANGUARD
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ヒマつぶし情報

2020.07.25

公務員になるはずだった私がなぜヴィレヴァンの社員になったのか?

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とある関西の、自動販売機もコンビニも信号すらもない田舎で育ち

高校も大学もスポーツ推薦で進学し

18歳まで【ヴィレヴァン】の存在も知らずに生きていた、そんな私がなぜ今

ヴィレヴァンの社員になり、秋田にいて、月一でラジオに出演するまでになったのか。

こんな生き方もあるんだーとでも思ってもらえたら幸いです。



サブカルとは無縁の世界



自然に囲まれた環境で育った私は

毎日四季折々の草花で季節によった遊びを楽しむ子供だった。

シロツメクサを摘んでは花冠を作り、タンポポの茎を鳴らしたり

謎の実を採って潰して色水で絵を描いて遊んだり

ザリガニをタライいっぱいになるまで捕まえたり

めったに降らない雪が降ればバケツに雪を詰めて

玄関にかまくらを作っておばあちゃんに怒られたりした。

地味にコツコツ作業する所は今と変わらないな、と思う。


幼稚園では画用紙からはみ出しまくって真っ白なスカートにまでクレヨンで絵を描いていたそう。


小学校に上がったころは近所の友達が剣道を習い始めたので私も始めた。

ここから私の人生は少し変わっていく。


男勝りな性格もあり、女子小学生の中ではそこそこの実力になっていて

地域の大会では入賞常連になっていた。

中学生になった頃、新しく始めた初心者と一緒に稽古するのが面白くなく

部活にはあまり行かなくなった。けど道場にはずっと通っていた。

放課後、することがないので友達の家に入り浸ってマンガを読んだりゲームをしたり

図書館で本を借りて読んだり、それなりに楽しい中学生活を送っていた。

(けどこの後もれなくいじめられる)

何か足りない。満たされない。そんな毎日をただただ見送って

腐って教室にも学校にも行きたくなくなり

保健室にいたり、登校したふりをして時間を置いて家に帰ったりもした。


そんな感じで中学三年生になり、進学どうすんの?って時期。

学校行ってないのも部活行ってないのも授業出てないのも全部バレてたことを知った。

(今考えればバレてないはず無いのだけれど)


何もかも考えたくなかったんだと思う。

進学も、将来も、未来のこと全部、

今みたいにネットが普及していなかったのもあるけれど

なんせ田舎、情報がない。単純に選択肢がわからん。

何者かになれるわけでもない、私はここで何者にもならず死んでいくんだと思っていたと思う。


そんな世界の終わりを感じていた私に、唯一道場には通っていた私を見て

高校剣道関係者が声を掛けてくれ、入学してからは朝から晩まで稽古に明け暮れる高校時代を過ごした。


【このまま私は大学に進学してもっともっと強くなって技を磨いて】

【教師か警察官になって地元に帰って地域貢献の為に若い世代を育てていこう】


完全に人が変わっている。でも本当に心の底からそう思っていた。


部活を引退するまでは。





自由になれた気がした18の夜


部活を引退して、わかりやすく燃え尽きた。

目標、目指すものがないってこんなにも私、ダメなんだ。

何か夢中になれるもの探さないと。


当時は携帯電話が普及され高校生なら当たり前に持っていたくらいの頃。

インターネットが身近になり、ついに私の世界は一気に広がり始める。


そんな中、また未来を決めないといけない時期が来てしまう。大学進学だ。

中途半端に視野が広がりはじめた私はまた迷走しだす。

【このままレールに乗って、楽しいことも知らないまま】

【教師になって、警察官になっていいのだろうか】


放課後暇になった私は毎日図書室に入り浸り

本を(主にブラックジャック)読みまくって時間をつぶしていた。

図書室には司書がおり、「なんやこの仕事?」と思い聞いてみた。

色々教えてもらっているうちに

【私もこんな風に悩んでる学生の話聞いて、本を通じて何かしらのきっかけになれたらいいな】

と思うようになり、進学先が決まった。







おい!!

ビレバンいつ出てくんねん!!!!

って思ってるでしょう。

もうすぐですよ。もうすぐ。






完全に自由!ついにヴィレヴァンと出会ってしまう


大学進学と共に一人暮らしも始まったので

何もかも初めてのことだらけ。

初めての土地、強豪校から集まった同期や先輩、一からの人間関係、アルバイト(労働)

自炊など、自分で選択することの多さたるや。

田舎という狭めのコミュニティで生きてきたので人見知りも当然ある。

一気に押し寄せてきてどうにかなりそうだったけど夏ごろには楽しさに変わっていた。


ある日、バイト前に一人で買い物をしていたら

最上階のフロアの端に異彩を放つ店を見つける。

恐々足を踏み入れてみると、右見ても左見ても、こんな本見たことない、こんなマンガ見たことない

「なにこれ、なにこれ!!」の連続。

たぶん三時間くらいいたと思う。

その日のその後の買い物の事は全部忘れて、ぼーっとしながらバイトしてミスりまくったのを覚えてる。


・・・・・・


ここから約7年後に私はアルバイトスタッフとしてヴィレッジヴァンガードに入社します。

衝撃の出会いから現在までのお話は、長くなってしまったのでまたいつか。

(この記事が好評であれば続きます)

ご清聴ありがとうございました◎




※現在「ヴィレッジヴァンガード秋田OPA店」

店長として勤務しております(Twitter @vv_akitaopa)

商品情報はもちろん関西弁で、秋田の魅力も併せて面白おかしくつぶやいておりますので

良ければ是非フォローお願い致しまーす!



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