VILLAGE VANGUARD
  • 最新記事 最新記事
  • イベント イベント
  • オンラインストア オンラインストア
  • 店舗検索 店舗検索

ヒマつぶし情報

2020.04.05

あの「ガッデム!アイム蝶野!」の蝶野正洋さんが なぜかVVマガジンに登場してくれました! 「ちゃんと、勉強しろよ!!」とのことです【VVmagazine vol.69】

シェアする

Facebook
Twitter

「ちゃんと、勉強しろよ!!」とのことです

プロフィール

蝶野正洋 さん

1963年生まれ。プロレスラーであり、YouTuberなどなど。

「黒のカリスマ」の異名で知られる反面、バラエティー番組の出演も多数。

新日本プロレスから始まったプロレスラー戦歴は凄すぎて、説明しきれません。


蝶野正洋──。


この名前を聞いて、みなさんはどんなイメージを抱くだろう。

カリスマプロレスラー、サングラスの黒い人、ビンタの人、などなど。


そんな蝶野さんは今、さらに様々な顔を持つ活動を始めている。

恐る恐る、インタビューを決行してきましたー!



─今日はビンタされる覚悟で来ました…。

いきなりですが、思春期のころは、かなり、やんちゃをされていたとか…。


「ハハハ! ビンタなんかしないよ。

そもそも、俺、ビンタの専門家じゃないしね。

大晦日にするくらいで(笑)。

まず、中学時代に悪い先輩とつるむようになって、

確かに中高校生時代は典型的な不良だったなあ」


─全然、典型的じゃない、ハイクラスな不良じゃないですか(笑)。


「でも、小3からやっていたサッカーだけは続けていたので、

成績は悪くても高校進学にはスポーツ推薦枠で入ったんだ。

でも結局、いろいろとやんちゃをして、4回も停学をもらうような高校生活だったかなぁ(笑)」


─そこからプロレスの世界に、どのように?


「20歳になった時、いいかげん社会人としてやり直したいと思ったんだよね。

で、はみ出し者の駄目人間たちが仕事として、興業として成立させているプロレスってすごいなと。

ケンカして金がもらえるのかと(笑)」


─確かに(笑)。


「少し道の外れた人生を、再生してくれたのがプロレスなんだよね。

最後の砦だったと思っていた。

そこから興業を通して、社会とのつながりを学んだんだ。

一年がかりで旅ガラスみたいに全国を周るプロレス興業の流れは、

俺の感覚にぴったりだったし、そこには『社会との関わり方』がある世界だったんだよ。

定時に出社して定時に帰る一般のサラリーマンの世界はそれはそれですごいけど、

俺は対応できないなと思っていたしね」


─いやいや、入られても困るかも…ですが(笑)。

そこからプロレスラーとしての輝かしい活躍が始まると。


「でも、試合をするのが好きになったのは、10年くらい経ってからだよ。

最初はもちろん不安だったし、こなすのが精一杯だった。

まあ、どんな世界でも仕事でもそうだと思うけど。

俺とともに『闘魂三銃士』と呼ばれた盟友の武藤敬司選手や橋本真也選手は、

俺なんかよりもっとしっかりしていた。橋本選手は若くして亡くなってしまって寂しいけど…」


─試合が楽しくなって以降、レスラーとしての夢はあったのですか?


「『nWoジャパン』というユニットを立ち上げて、

アメリカ勢と共闘して大きなムーブメントを作ったとき、

アメリカ勢はアジア圏にも侵略しようとしてきたから、

“アジアを獲る”がテーマであり、夢だったね」


─さて、現在は"防災・救命活動"にも、意欲的なわけですが、それはまたなぜなのでしょう?


「2010年に新日本プロレスを退団した後、救急講習を受けたんだ。

そうしたら東京消防庁からAED救急救命の啓発に協力してくれないという依頼があって。

その後、地域防災の要の消防団を応援してほしいと公益財団法人 日本消防協会から『消防応援団』に任命されて。

自分の知名度が少しでも役に立てばなと。

それから、救命の仕方もこの10数年で変わったんだと学んだね。

かつては救急車が来るまでは周囲の人は患者を動かしてはいけなかったのが、

今は救急車が来るまでの間、

胸骨圧迫やAED対応など民間でもやれることをやりましょうと。

それと、気にしてほしいのは、やっぱりAEDだね。操作は簡単なので、

みんな知っておくべきだと思うんだ。

日本は人口当たりのAED設置台数は世界一といわれるAED大国なんだから」


─諸外国だと街中に設置されていたら、盗まれて売られるらしいですからね。


「そうそう。AEDが近くにあると思うだけで、意識も違うし、もっと教育の中にあるべき。

助け合いの精神だと思うんだよね」


─そして、昨今では、YouTubeチャンネルの開設も話題になってますね!


「ああ(笑)。みんながYouTube、YouTube言うものだからね。

『防災&救命啓発』『プロレス』『エンターテイメント』の三本の軸でやっていく予定だよ。

テレビはある程度囲われた世界だけど、YouTubeは自由なんだなと、やってみて思うね。

プロレスの自由度に近いとも言えるかな。

50代後半のオヤジからしても、新鮮な楽しみがあるね。

宅配便を届けてくる人からも『チャンネル登録してます!』なんて言われると、嬉しいね」


─カジサックさんやラファエルさんとのコラボも、めっちゃ面白いです!


「ハハハ! 彼らは俺の師匠だからね。

これからも、たかっていこうかと思ってます(笑)」


─特にカジサックさんとの掛け合いは、腹がよじれますね(笑)!


「俺が作ったチャーハン、美味そうだっただろ(笑)?

(※詳しくは『CHONO Network』でチェック!) 

うん、それこそ、料理だけでなく、材料があれば何でもネタにしたいね。

『防災&救命啓発』だけだと誰も観ないところに、他の2つのテーマをうまく絡めていきたい」


─そういえば、カジサックさんは、若い子からは"キングコングの梶原"としてより"カジサック"としての方が知られているとか。


「そうみたいだね。時代だよね。

俺も『ガキの使いやあらへんで!』では、ビンタしている怖い人だし(笑)

『Let's天才てれびくん』に出演していた時は、子供たりから鬼教官として知られていたし。

かと思えば往年のファンは、やっぱりプロレスラー・蝶野として知ってくれていて、時代は変わるよ」


─YouTuber蝶野さんとして、これからは認知されていく時代がやってきそうですね!


「そうだといいけどね。まだまだ試行錯誤の段階だけど、楽しみにしていてよ」


─ところで今更ですが、ヴィレヴァンって、行ったことありますか?


「あるある。下北沢にアリストトリスト(蝶野正洋オリジナルブランド)のSHOPがあったとき、

下北沢のヴィレヴァン行って、その後ヴィレッジヴァンガードダイナーでハンバーガー、

ちょいちょい食べていたから。美味いよね」


─なんと! ありがとうございやす~。その流れを『CHONO Network』で放送するのは、どうですか?


「おお。いいじゃん、やろうか!」


(「店舗に伝えておきますよ」と、担当編集者)

─最後に、若き『VV magazine』読者たちにひと言!


「そうだなあ。お前ら、ちゃんと勉強しろよ(笑)! 

いや、自分の子供たちにも言っているんだけど、1日30分くらいは勉強をしたほうがいい。

後は多少、悪さしてもいいんじゃない? 

それと、俺も57歳になるので、年齢に見合った健康体でいたいね(笑)」 


見た目と反し、なんと優しくお茶目な人なのだろう──。

偉大すぎて怖くて震えていた記者は、「もう、緊張しちゃって(笑)」と、優しくたしなめられた。

「緊張するわ、そりゃ!」とツッコミたくなる、

蝶野さんのバイオレンス&キュートな魅力は、

さらなるガッデム! な進化を増していくであろう!!

蝶野さんの初自伝本!をチェック!!

『自序伝』(竹書房・刊/2,100円+税)

すべてを語る"時は来た!"「黒のカリスマ」による初自伝本!

蝶野さんがついに、You Tuberとして参戦!

●You Tubeチャンネル『CHONO Network』

\シェアする/