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ヒマつぶし情報

2019.08.20

【VVmagazine】AAAMYYYのライブを見るために台湾まで行ってきた。

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このインタビューは2019年6月25日発行VVマガジンvol60に掲載された記事の転載です。

「台湾」にいます。

というのも、昨年から気になりすぎているSSW/トラックメーカー、AAAMYYY(エイミー)の1stアルバム『BODY』リリースツアーに行こうと思っていたところ、タイミング悪くすでにソールドアウトしている始末。

「うううライブ行きたい見たい心地よくなりたい!」と、悶々とした思いを抱え、すぐ今後のライブ予定を調べたところ……お、5月22日に台湾で行うじゃないか(それもTempalay、D.A.Nらも出演)。

余裕余裕! ということで、近くの異国までひとっ飛びして逢いに行ってきました。


──  VVmagazineです! 正直AAAMYYYさんの初取材を台湾でするとは思いもよりませんでした。

「ようこそお越しくださいました、ふふ。私、ヴィレヴァン結構行きますよ。長野(AAAMYYYさんの出身地)にもあって。面白いですよね」

──  ありがとうございます。そういうのもっとください(笑)。

「結構、本はヴィレヴァンで買うことが多くて。本屋さんで買うと置いてあるものも"ガチ感"があるじゃないですか(笑)。でもヴィレヴァンは、店内が楽しい雰囲気だから、ジャンル問わずいろんなものを手に取りたくなる」

── ぜひAAAMYYYさんがセレクトする書籍棚コーナーを作ってください。

「え、ぜひぜひ。よく下北沢とか三軒茶屋の店舗には行っていますよ」

── (関係者の方見てますか……)ちなみにここ台湾ですが、以前もライブをやられてましたよね。

「そう、すごく好きな街で、もう一人で行動できちゃう。昨日も夜市に行ったりして。私、八角(スパイスの一種)のニオイがあまり好きじゃないんですけど、台湾に来るとあちこちで香ってくるから慣れてきますね」

── 夜市って「豚の顔」とか「ヘビ」とか、いかつめなディスプレイもお馴染みで。

「あ、ちょうど昨日カエルを食べました。美味しいんですけど、進んでは食べない(笑)」

── 以前、テレビで「プチ断食」をやっていたエピソードや、「服をあまり持っていない」と話していたのを見たんですけど、意識的に質素な生活をしているのかなという印象を持ったんですが。

「そうですね。昔は海外旅行に行くのに、可愛い服をコーディネイトしてたくさんスーツケースに詰めて……ってやっていたけど、音楽を始めると楽器も持って行かないといけなくなるから、服とかはバックパックひとつに切り替えました。いまは着心地とか、自分を象徴するアイコニックなアイテムをずっと着ている感じです」

──  ここ数年で、バンドにも入って、他のアーティストのサポートにもレギュラーで加わるなど、いま"引き合い"がすごい増えているじゃないですか。人気の実感をどのように思っていますか。

「いろいろゲストで呼んでもらったり、一緒に曲を作りましょうとか曲を書いてくれませんかとか、増えてきてありがたいですよね。ライブもソールドアウトするとは思っていなかったから、正直ビックリしてます」

──  音楽活動をする前はCA(キャビンアテンダント)を目指していたと、これまでのインタビューで語っていましたよね。なぜ音楽の道に?

「高校受験のタイミングで進路を決めなきゃいけなかったんですが、もともと英語が得意で、海外旅行も好きだからっていうことで志望していたんですけど、音楽をやっていても、世界中を旅することができるって気づいて」

──  ピアノを中心に楽器に触れていたバックグラウンドがあったから「音楽」という選択肢もあったんですよね。若いうちに「これをしておいたほうがよい!」っていうことはありますか?

「ずっと英語が好きで勉強もしていましたが、身についていっても自分の芯になる"強み"のようなものが無いなとどこかで感じていて。だから、"誰もやらないことだったらやろう"っていうマインドで、いろんな経験や知識を得ておくといいですね。スティーブ・ジョブズの言葉で『点と点はやがてつながる』というのがありますけど、まさにそれで、小さいときからピアノとか楽器に触れていた経験があるから、音楽の面白さにも改めて気づくことができたし」


── でも活動をいろんなスタイルでやられていると、自分を厳しく律しておかないとパンクしてしまうのでは……。

「もともとは完璧主義だったんですが、Tempalayに入ったら"ありのまま"になりましたね。最初はよく『こうしたほうがいいんじゃない?』って意見はしていましたけど、他のメンバーが自由なスタンスなので、私も気を張らずにいることが一番良いなってわかって。誰かと同じ船に乗っていくんだったら、音楽を仕事にするって決意してるわけだから、途中で降りたくないし、目的地まで一緒に行きたいですよね」


長野県出身のSSW/トラックメイカー。

CAを目指しカナダに留学、帰国後の22歳から音楽制作を始める。

2017年からソロとしてAAAMYYY名義で活動を開始。2018年6月からTempalayに正式加入。

TENDREのサポートシンセ、DAOKOやCMへの楽曲提供など、幅広い音楽活動を行っている。

最新作1stアルバム『BODY』が現在発売中。

浮遊感を味わえる心地よいオリジナルのサウンドは、是非一度体験してほしい。


本記事はVVmagazine vol.60に掲載されたものの転載です。

VVmagazine vol.60はコチラ

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