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ヒマつぶし情報

2018.04.02

カレー沢親衛隊によるブスとユーモアのマンガベスト3

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ブスと天パに厳しいメシア(著者)が多様なブスとその生態を記した、ブス占いの書。比較的笑って読めるが、自分タイプのブスを見つけると、途端に秘孔を突かれて爆発四散するので注意が必要。努力が必ず報われるわけではないし、結果ブスだけど、理想を目指してあがく人の姿は美しい。結果ブスだけど。メシアご本人が買って燃やしてまた買ってと推奨しているので、ぜひ買って燃やしてまた買ってほしい。




『ブスの本懐』

カレー沢薫 著/太田出版

メシアがブスのシンデレラストーリーを描いた一冊。ゲイと童貞と下衆とムササビしかいない風俗雑誌出版社の女性向けファッション誌の編集部に、地味と卑屈を蒸留したようなヒロインがやってきてモテを目指すお下品ラブコメ。ブスはシンデレラではなくキレイな

ブスになって終わる。この作品は文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出されている立派な作品なので、買って燃やしてまた買ってほしい。



『アンモラル・カスタマイズZ』

カレー沢薫 著/太田出版

リア充と担当をこよなく憎むメシアが、終わらない労働人生を表した奇跡の一冊。ゆとり教育の申し子である主人公・却津山が養う3匹のロシアンブルーを描いたプロレタリアートマンガ。7巻まで刊行されアニメ化もされたのに、3度も最終回を迎えた波乱万丈な超大作だが、1巻は重版未定在庫なしのダブルスーパーレアなので、書店で見つけた場合は買って、燃やさなくていいから、また買ってほしい。



『クレムリン』

カレー沢薫 著/講談社


宮平玲佳(29)沖縄県在住/イオンモール沖縄ライカム店店長
全国誌に載ると聞いたので、カレー沢薫御大こと救世主(メシア)の布教をするなら今しかないと思った。一介のクラスタとして、毎朝毎晩の祈りを欠かさない。

※プロフィールは雑誌掲載当時のものです。

『東京グラフィティ』#146(2017年10月号)掲載

「東京グラフィティ」のサイトはこちら

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