ヒマつぶし情報
2018.01.12
【無くなってほしくないから】若者さんよ、「絶メシ店」の後継者になってみないか!!
絶やしてしまうには惜しすぎる絶品グルメ、それが「絶メシ」だ。
巨大パフェに、スパゲッティ、醤油ラーメン、ます重。
絶滅しちゃうかもしれない旨いメシ。
通称「絶メシリスト」。
絶やしてしまうには惜しすぎる絶品グルメ、
それが「絶メシ」だ。
市民に愛される味を長年守り続け、
町の歴史にそっと寄り添う老舗がキミの町にもきっとあるだろう。
そんな愛すべき“絶品グルメ”を“絶滅”させないために!!
グンマーこと群馬県高崎市が立ち上げた
グルメサイト、その名も『絶メシリスト』。
高崎市に点在する「絶メシ」を紹介している本サイトでは、店主たちが料理へのアツ~い思い(たまに冷めてる人もいる)と後継者問題の悩み(悩んでない人もいる)を赤裸々に語っているのです。
その中から選りすぐりの「絶メシ店」5店をピックアップしてご紹介。
ほら、だんだん跡継ぎたくなってきたでしょ?
ちょっと看板背負ってみよ?
幸せな味、全部教えてあげる。
「デルムンド」のミートソーススパゲッティ。

マスターの高橋康夫さんと恵美子ママが、
40年前に開店した「デルムンド」。
“安くて旨い洋食店”をモットーに
夫婦二人三脚で走り続けてきたそう
(中学時代の同級生だというから驚き。人生ほぼ一緒じゃん)。
ここのお店のいいところは、
その夫婦の仲の良さ。
なんでもコツコツタイプのマスターと、
仕事も遊びも一生懸命なママを取り巻く空気感は、もういろんな意味でごちそうさまです!って話なんす。
そんな幸せ満点なマスターが作るメニューもまた幸せなもんで。1週間煮詰めたミートソースがたっぷりかかったスパゲッティ、そこに大きなハンバーグがドンっとのっちゃってる、なんとも幸せな一皿!!
は~旨いに決まってる。
現在この味が作れるのはマスターただひとり。

「味を引き継ぎたいという人がいれば全部教えてあげるつもり」
by恵美子ママ。
だって! 後継
者がいない今こそ、
後継ぎチャンスなのです!
レッツ後継ぎ~~~。
手打ち麺は絶対にやめない 。
「 香 珍 」自慢 の 醤油ラーメン

ガンジー風な善養寺静雄さんが
店主をつとめる中華料理屋「香珍」は、
善養寺さんが日々仕込んでいる
手打ち麺が自慢。
師匠である中国出身の料理人、
劉胃源(リュウ・イーゲン)さんに教わった
その麺打ちはまさに神業!

とはいえ麺打ちは体力勝負。
「もう歳なんだから無理しないで市販麺使いなよ」という声もあるなか、善養寺さんは麺打ちをやめないのです。
なぜなら「私は麺を上手く作るのが楽しいんだ」
…か、かっけー。これぞプロ! これぞガンジー!(関係ない)
そんな善養寺さんの歴史と思いのこもった麺の旨さを感じるには、シンプルな醤油ラーメンが一番。
鶏ガラと豚ガラでとったあっさりスープ、主張しすぎない具が、麺を主役にさせるのです…。
これぞ至極の味なり。
この大切な味を残したいという善養寺さん。
「年齢関係なく真面目な人がいい。経験も気にしない」。
さぁ、道は開かれた! いざ「香珍」へ修行の道を歩むのだ!!
自家製プリンにフルーツ、ホイップ盛り盛りで。
「コンパル」名物、激ウマプリンア・ラ・モード

昭和39年ごろに創業した老舗喫茶店
「コンパル」は、書籍やエッセイにも登場
する純喫茶のなかでも名の知れた老舗。
そんな名店を半世紀以上も守ってきたのは、
「ほかの能力がないからただ長くやっているだけ」と語る店主の田島保雄さん(ナイススマイル)と、「お店は大変よ~、今すぐにでも辞めたいもの」とあっさり気味なあきえ夫人(顔出しNG)。
そんなおふたりをよそに、
ひときわ存在感を放つのは、
純喫茶の王道「プリンア・ラ・モード」。
そう!
コンバルのはすんごいんですわ。
なんといってもこのボリューム! 見よ!
決め手である自家製プリンを覆い隠すほどに、盛り盛りに盛られたフルーツ&ホイップたんまりが輝いておられる。
麗しゅう~~~~。
もちろん味も激的な旨さ。

「ただ普通の材料で普通に作ってるだけの普通のプリン」と言い放つ田島さん、そりゃ嘘だぜ。
こんなにステキな「コンパル」。
絶やすわけにはいかない問題。
超人気店なのに絶えるって何ごと?
「とんかつ うかい亭 -花」

極太エビフライや極厚とんかつが名物の
「とんかつ うかい亭 -花」は、
創業当初からお客さんが後を絶たないという超人気店。
そんな(「金」の匂いがプンプンする)
名店がなぜ絶メシリストに?
「お店は安定してるの、今はね。でも先は見えないのよ…。でも、とにかくお父さんの味は残したい」。
そうつぶやくのは、
ゴスペルクワイアを率いてそうな雰囲気を
醸す奥様・安藤豊子さん。
そう、「とんかつ うかい亭 -花」の悩みは
後継者がいないこと。
娘さん2人は医療従事者(す、すげえ)、
現在お弟子さんもおらず、
店主である安藤和夫さんもそろそろ引退の兆し。ってこのままじゃ絶っちゃうじゃん…。

「できたらいつまでも続けたいけど、明日ぽっくりいくかもしれない。ガマン強くてやる気がある方に僕の味を継いでもらいたいね」と安藤さん。
さあ、一代で超人気店を作り上げたご夫婦の思いを! 激ウマとんかつの味を!
継承してみませんか!
「満寿池」の未来を君に!
逸品ます重を存続させよーー。

ます料理の名店「満寿池」。
同店イチオシのます重は、
敷地内の養殖池で飼育したますを
生捕して調理する、新鮮さが決め手。
昭和33年(約60年前!)に考案された
ます重の味を求めて、県外からも
お客さんが訪れるという至極の逸品なのだ。
その味を引き継いだのは
3代目店主の阿久津サトシさん
(見るからにいい人そう)。
そして創業当初からお店を支えている
サトシさんの母、昌子さん。
おふたりにとって「満寿池」は大切な場所。
この歴史を絶やさないため、
現在ビジネスパートナーを探しているという。
「当面の目標は、『食』と『遊』のレジャー・リゾートにできたらなぁって考えているんです」。
え!規模でか!

「(お店がある)倉渕にも最近いい風が吹いているんです。僕は再び人が戻ってくることを期待しています。そのためにも宿泊できるレジャー施設を…」。
そんなサトシさんの目標を
自然に溢れる「満寿池」で一緒に叶えませんか?
我こそは!
というやる気のある方は
こちらのメールアドレスにご連絡ください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
zetsumeshi@city.takasaki.gunma.jp
記事元

こちらの記事はヴィレッジヴァンガード公式フリーペーパー「VVMagazine vol.42」で読む事が出来ます。