ヒマつぶし情報
2021.12.16
らっだぁもハマった「メトロイドヴァニア」の魅力をらっだぁの実況プレイをアテに語るよ
もう2021年も残すところあと僅かになりましたが、今年のヴィレッジヴァンガード的大ニュースは
「らっだぁ×ヴィレッジヴァンガードコラボ企画、反響凄すぎ!」
これに尽きます。
そんな大人気のらっだぁさんですが、当時のぼくは「ああ。マイクラとかよく実況してる人ね」くらいの認識しかございませんでした(なんせマイクラはやってないもので…)
ところがこないだ偶然ゲームの攻略動画探してたら、
”オリと暗闇の森(Ori and the blind forest)"
らっだぁさんの動画であるにもかかわらず(?)、導入の部分見るだけで涙腺が緩む素晴らしいオープニング!あと、オープニングでのらっだぁさんの考察がなんか鋭い
「あれ?らっだぁってあのらっだぁだよね?こんなのもやってたんだ!」
と。
しかも何やら「合わないゲームはあっさりやめる」という定評(?)のあるらっだぁさんが、このゲームに関してはしっかり最後までクリアして、しかも続編まで全クリしてるんですよね。
これ、ストーリーのあるアクションゲームでエンディングがちゃんと用意されてるものとしては、けっこうヴォリュームあるのに。
しかもこんな美しい海外の童話みたいな世界観なのにいわゆる
「死にゲー」
ですこれ。
死んで死んで死んで攻略覚えてクリアするタイプの。ほんと死にまくるやつ。
それなりにハマらないと途中で投げ出すけど、ハマる人にはとことんハマる。
らっだぁさんはちゃんとハマってます。
で、こちら具体的にどんなゲームかと申しますと、いわゆる
メトロイドヴァニア
というジャンルになります。
メトロイドヴァニアとは何ぞや?
ゲームって今「このジャンルが主流」みたいな感じじゃないので、意外と「どんなジャンルもやります」みたいな人は少ないんじゃないかと思うんですよね。
特に最近だと
「他人とコミュニケーションをとって遊べるゲーム」
とか
「オープンワールドでゴールがなく遊び続けられるゲーム」
なんかが人気なので、一人で黙々とクリア目指すようなアクションゲームってマイナージャンルになってると思うんですよ。
しかも2Ðのアクションとか、結構好きな人じゃないと今時なかなか手を出さない。
なので、マイクラなんかをメインでチェックしてるらっだぁさんのファンの中には
「メトロイドヴァニアって何?」
「聞いたことあるけど、実際手を出した事がないから普通のアクションゲームとなんか違うの?」
という感じに思われる方も居られるとおもいますので、軽く説明しますと
・アリの巣のような複雑な2Dマップをひたすら開拓して
・開拓した先にあるアイテムや能力を得ることで更に行動範囲を広めて更に開拓してマップの隙間を埋めつつ
・ストーリーに沿ってその先に待ち受けるボス戦をクリアして、エンディングに向かう
という所に
「アイテムを完全コンプリートする」「倒さなくてもストーリーとは関係のないボス戦」
等の「隠しやりこみ要素」がある2D形式のゲーム。
といった感じでしょうか、定義としては。
そもそも「メトロイドヴァニア」という言葉自体が
「メトロイド」 + 「キャッスルヴァニア」
の二つのゲームのタイトルを合わせた造語でして、
その元になった片方の「メトロイド」は今年任天堂からなんと19年ぶりの新作がリリースされたことでめちゃくちゃ盛り上がったというのもあり、初めてのメトロイドヴァニアが「メトロイド」だった。なんていう人も結構居たのではないでしょうか?
↑「メトロイドドレッド」民天童公式トレーラー
もう一方の「キャッスルヴァニア」の方はメトロイド以上に聞き覚えがないと思いますが、
これの日本版タイトル「悪魔城ドラキュラ」といえば聞いたことくらいはあるのではないでしょうか?
(ちなみにメトロイドも悪魔城ドラキュラもどちらも日本より海外での人気が圧倒的なので、海外呼びの「キャッスルヴァニア」の方を使って海外のファンがこのジャンルを「メトロイドヴァニア」と言うようになりました)
悪魔城ドラキュラに関しては純粋な新作は最近のハードでは出ていないのですが、クラウドファンディングでドラキュラシリーズの制作者が作った、ある意味「キャッスルヴァニア正統進化」のようなタイトルが2019年に出ております。
↑「ブラッドステインド リチュアル・オブ・ザ・ナイト」公式トレーラー
これの制作費用が余裕でクラファンで集まっちゃうあたり、海外のメトロイドヴァニア人気ってすごいんだなぁ…と感心します。
つまりこの「メトロイド」と「キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)」の二つの作品に大きな影響を受けた「2Dのマップ探索ゲーム」を総称したものが「メトロイドヴァニア」と言われている訳です。
てか、めちゃくちゃ上手い!
で、らっだぁさんの実況しているこのゲームの話に戻るんですが
現在2作目まで出ていまして、
1作目が冒頭の「オリとくらやみの森」(Ori and the Blind Forest)
続編2作目が「オリとウィスプの意思」(Ori and the Will of the Wisps)
です。
らっだぁさんはちゃんと1作目を(※イージーモードで)しっかり感動しながら結構時間をかけてエンディングまでやりきって、やりこみ要素部分まで動画で上げてます。
途中何度も「いやー、こういうゲームやっぱいいね!」と言っているあたり、いつも実況してるゲームとはちょっとテイストが違うあたりも本気で楽しんで、続編の方もがっつりやってくれてます。
↑らっだぁさん2作目実況ラスト。エンディングまで入っちゃってるんでどうしようかと思ったんですが、
どうしてもらっだぁさんの神がかったプレイを見てほしくてあえてコレを上げちゃいました。
それが
22:30~のボス戦。
ちなみにこのゲーム、たまにコイツみたいな「自分の力では倒せないボス」が出てきます。
倒せないボスに対してできることはただ1つ
「ひたすら逃げる」
これです。
そしてこの「逃げて逃げて逃げ切るだけのボス戦」が、めちゃくちゃ面白い。
そしてめちゃくちゃ難しい。
この場合「砂堀り」「パラシュート」「光を捕まえる」といった、ここまでに得た全ての能力を瞬時に判断して先々次々と使っていく訳なんですが…
完全に初見殺し。
ちなみに僕はここで30回以上死んでます。
しかもらっだぁさんと同じイージーモードです。
らっだぁさん…これどうも編集無しですよね。
初見で一発クリアしてます?いや凄すぎませんか?
僕1時間以上やってコントローラー手汗でヌルヌルになって初日はクリアあきらめて寝ましたよここ…
※「実況者がイージーモードを選択する」というらっだぁさんらしい「ネタ」だと思うんですが、このゲーム、イージーでもハードでもプレイの内容自体は変わりません。プレイヤーキャラが受けるダメージが低くなるのと、敵の耐久度が若干下がるだけなので、厄介なところの難易度は全く変わらなかったりします。
らっだぁさんが叫びまくるのも納得の「何度もトライしたくなる気持ちいい難しさ」
と、ここまで見て「うわ、難しそう…」と思ってしまった人!
安心してください。この手のよくできたメトロイドヴァニアは基本どれも
「難しい所は繰り返しやれば必ずなんとかなる」
という絶妙な難易度と、体への染み込み度。そして繰り返しやりたくなる操作の爽快感が設定されています。
当然ぼくはらっだぁさんよりアクションはだいぶ下手ですが、それでも例の逃げ切りボスのところも10回目くらいからだんだんわかってきて、なんだかんだでクリアできましたし、頑張った分の爽快感がすごいです。
紹介したらっだぁさんの1作目の最初の動画と2作目の最後の動画の動きの違いを見ても分かる通り「面白い!」と思ってるうちに体が覚えていつの間にかられるくらいの絶妙な難易度とバランスなので、難しさはむしろ快感になってきます。
ちなみにこの「Ori」というシリーズを有名実況者で早いうちからやられてる方、らっだぁさん以外はまだあんまり居ない内からやってるんですよね。さすが。
とにかくストーリーが泣かせにかかってくる上にグラフィックが超絶神秘的!
な、ところにらっだぁさんの実況の「いい感じのいいかげんさ具合」が丁度いいんですよ。
というか、涙腺緩い人だとらっだぁさんじゃなきゃちょっと重すぎて号泣しそうになるところとかあります。
あと結構な頻度でホラゲーかってくらいびっくりするし笑
「難しそう」と思ってやらないなんて、もったいない。
ちなみにこのOriの2作にはストーリーとしての繋がりはあり、プレイヤーキャラもゲームシステムも基本的に同じです。
そしてこの2作で話としては綺麗に完結してしまっているので、残念ながら3作目はおそらく出ないと思われます。
いままで「この手のジャンル、手出ししたことなかったんだよねー」ってらっだぁさんのファンの皆さん。
らっだぁさんが本気で楽しんでる「Ori」シリーズ、いや、だけじゃなく「メトロイドヴァニアをちょっとやってみてはどうでしょう?
あと、ちょっとしたこぼれ話なんですが、このOriシリーズ2作目を制作したMilton Guasti氏はメトロイドの熱狂的ファンで、メトロイドの続編が出ない事に我慢できずに「メトロイドAM2R」というオリジナルの続編を作ったことでファンからは伝説的な存在となっている人でもあります。
(この「AM2R」に関してはファンの好きが行きすぎて作ったものとは言え、版権の問題は全くクリアされていないものだった為現在は公開されていませんが)
と、いう訳なのでらっだぁさんファンでメトロイドも好きな人で、未プレイの人もとにかく絶対やった方がいいですよ、Oriシリーズ。マジで。らっだぁさんもたまに実況忘れてマジで楽しんでますし!
あと、個人的には「ゲームの中でも人と関わるの、面白いけどたまに疲れる」と思った事のある人にも是非お勧めしたいです。
黙々と探索して、マップ埋めて、寄り道して、ボス戦で苦戦して、それでも倒して…
という「作業が楽しくて没頭する感じ」は他のゲームには無いものがありますから。
では!

子供用にニンテンドーswitchを買ってしまったばかりにこの年になって新たに反射神経も動体視力も衰えまくった古参のお父さんゲーマーとして生まれ変わった某店長。