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ヒマつぶし情報

2021.04.08

【キタコレ!】お風呂俳優 髙﨑俊吾の銭湯日記Vol.13 銭湯マニア必見!交互浴の聖地 高円寺 小杉湯〜

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4月に入り、新生活をスタートさせた方も数多くいらっしゃるんじゃないのかなと思います。新しく引っ越した新居。もしかしたら近所に銭湯があるかも?改めまして、お風呂俳優・髙﨑俊吾の銭湯日記をお読みくださりありがとうございます。


今回は、JR中央・総武線 高円寺駅から徒歩5分、小杉湯さんに行ってまいりました。

小杉湯さんへは改札を出て左、北口をでます。

するとロータリーが見えてきます。左前方に、高円寺 純情商店街がありますので、商店街を抜けていきます。

商店街の中には、飲食店から精肉店など、とても賑わっていました!楽しそうな商店街ですねぇ。商店街を直進していくと、T字路にぶつかりますので、そこを左折、その後をすぐ右折します!

そのまま進むと、左手に電気屋さんが見えますので、そこを左折します!

すると見えてきました、小杉湯さん。

正面に回り込むとこんな家屋です。

なんと小杉湯さん、国の登録有形文化財にも指定されている、とても歴史ある家屋なんです!

錦鯉があしらわれた暖簾も趣があり、とても素敵でした。

小杉湯さんは、昭和8年創業、今年で89年目を迎える老舗銭湯さん。2003年にリニューアルをされ、ロビーにはギャラリーを創設し、ブティックやアーティストの方の作品が展示されています。ギャラリーの予約は2年先までいっぱいだとか!こちらお風呂上がりにまた説明します。

また、小杉湯さんは浴室内のお水を全て、原点回帰水という軟水を使用されていて、リウマチやアトピー症状の改善にも効果的だそうです。飲用水も販売されていて、専用ボトル購入者は蛇口から出る回帰水を持ち帰ることも可能です。

それでは受付で料金を支払って浴室に向かいます。入湯料は都内一律470円。小杉湯さんにはサウナはありません。また、小さめのフェイスタオル1枚は無料で借りることができます。バスタオルは1枚80円、フェイスタオルの追加は1枚30円でした。

浴室内は公式HPより写真を拝借します。脱衣場は昔ながらの銭湯を感じさせながら、清潔感もあり、ロッカーも50箇所近くありました。

浴室内はこんな感じ。扉を開けて正面の壁一面に見える富士山はやはり銭湯を感じさせます。

カランは26箇所、立って使えるシャワーも2箇所あります。また、シャンプーとコンディショナー、ボディソープにフェイスソープまで完備されています。完全に手ぶらで来れちゃいますね、ありがたい!

浴槽は3箇所。その内容は日によって変わるらしく、名物のミルク風呂のみ共通のようです。このミルク風呂は、41度に設定され、ワセリンやミネラルが豊富に含まれていて、湯上がりにはもちもちした肌を体感できます!また取材日は他に、新潟県の宝山酒造の酒粕を使用した42度設定の浴槽と、石川県の山燕庵の米糠を使用した44度設定の熱湯がありました。

 そしてこの小杉湯さんを銭湯マニア界に名を轟かせたのが交互浴と呼ばれる入り方。

サウナーの方の多くは、サウナと水風呂を交互に入って“整う”ことが多いですが、小杉湯さんは浴槽と水風呂を交互に入って“整う”ことができます!浴室内に、交互浴の目安となる入浴時間も張られていて、初心者にもわかりやすく書かれています!交互浴初心者の僕は、中級者用の時間を試してみました。めっちゃ気持ちいい!水風呂は10度ほどという、なかなか冷たい温度設定でしたが、熱い風呂の後に入るにはちょうど良い!


しっかりと“整った”ところで浴室を後にします。再びロビーに戻ってきました。コーヒー牛乳が160円で売られていたので購入。ギャラリーに展示されている作品を背景におしゃれな一枚を。

この日は、絵とアクセサリーが展示されており、ほとんどがその場で購入も可能になっています。

写真撮影も可能だったので記念に素敵な絵を背景に自撮りさせてもらいました。

また、小杉湯さんのお隣には「小杉湯となり」という施設が併設されています。こちらは2020年3月にオープンした、会員制シェアスペースとなっています。会員は現在で60名ほどいらっしゃるようで、キッチンやワーキングスペースが自由に利用でき、平日から休日まで、様々な人が集う交流の場となっているようです。


宿泊こそできないので、別に自宅を持ちながら、テレワーク場所として利用する社会人の方も多くいらっしゃり、ニューノーマルなコロナ禍の時代に即した新しい文化の創出も発見することができました。 ということで、今回は高円寺 小杉湯さんに行ってきました。登録有形文化財に指定される家屋に、交互浴を楽しめる設備。そして、併設されたシェアスペース。銭湯という文化そのものの形を変えるわけではなく、さらにそこに付加価値を高めていくことで、昔と変わらない人気、そして今の時代に即したニーズへの対応も可能にしていました。交互浴の聖地ともいわれ、銭湯マニアの中でも人気のあり続ける小杉湯さんには、魅力がいっぱい。是非とも、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

今回の探索人

髙﨑俊吾 

Twitter:https://twitter.com/shun5tksk1112

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