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ヒマつぶし情報

2020.10.08

【キタコレ!】アート・文化・人・時間 人生の交差点 渋谷 改良湯【お風呂俳優・髙﨑俊吾の銭湯日記 Vol.7】

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朝晩は共に冷えるようになってきた近頃。お風呂が恋しくなる時期になってきたのでは無いでしょうか。この記事はお風呂俳優・髙﨑俊吾が都内近郊の銭湯を紹介していく銭湯日記です。今回でなんと連載10回目を迎えさせていただきました!ありがとうございます。これからも、皆さんの馴染みのある場所に銭湯の取材でお伺いすることもあるかと思います!楽しみに待っていてください。

さて、今回ご紹介させていただくのは、前回紹介させて頂いた栄湯さんと同じく、渋谷区にある銭湯 改良湯さんです!

ただこちらは、渋谷区の中でも、なんとあの渋谷駅が最寄り駅という立地に存在します!若者で賑わい、最近の再開発も著しく、今なお発展を続ける渋谷駅。その銭湯は、渋谷駅と恵比寿駅を繋ぐ明治通りから一つ中に入った通りにあります!


渋谷駅、恵比寿駅どちらからでも10分強歩くと、 HPにも載っていたシンボルとなる巨大な鯨の壁画が姿を現しました!すごい。

さすが若者の街渋谷。いわゆる”映える”スポットでもありましょう。そんな写真を撮ってみたいと思いながらも齢28歳を迎える僕にはこれが精一杯でした。笑

入り口はこのような感じになっていました。本当にここは銭湯なのでしょうか。近代美術館にたどり着いてしまったような、そんなとてもお洒落でモダンな雰囲気に心躍ります。

ここは隣接されているコインランドリーがお洒落なんです。


料金はというと、都内均一の470円。またサウナ料金は350円で合わせると820円。タオルも込みの値段としては、銭湯の中でもかなりお財布に優しいですね

暖簾をくぐって驚いたのが、下足ロッカーの数。100箇所近い数が配置され、入れ違いで海外からの女性客二人組とすれ違ったことからも、観光としての人気の高さも伺えました。店内はというと、こんな感じです。

白と黒を基調にスタイリッシュにデザインされていて、創業100年を超えているとは思えません。この改良湯さんは、創業は1916年、大正5 年から続き今年で105年目を迎えられます。2018年に大規模なリニューアル工事を行い、今の姿に生まれ変わりました。

さてそれでは、気になる脱衣所に入っていきましょう。ここからは公式HPから写真を拝借します。

ロッカーは大中合わせて46箇所。広々としています。また、全てのロッカーキーには盗難防止用のアラームが付いていて、キーを持ったままロビーに出ようものなら容赦無く鳴るようになっています。

それでは浴室に入っていきましょう。

全体的にダークグレーを用いて洗練された浴室には、銭湯といえばの壁画も。この壁画は、以前この連載でもご紹介した戸越銀座温泉の壁画と同じくペインティングユニットGravityfreeによる作品とのことです。ブルーの照明も差し込み、とてつもなくお洒落です。



シャワーは16箇所。リンスインシャンプーとボディソープは備え付けで置いてあります!浴槽は少し熱めの42度ほど、ジェットバスが2箇所あります。また別の浴槽には、入りやすい38度ほどで人工の炭酸水の湯が張られていました。この改良湯さんの湯は全て肌に優しい軟水を使用されていて、肌触りがとても柔らかくさらさらとしています。また、湯からはほのかにいい香りがしました。

サウナは8人まで入れ、温度は104度ほどと少し高めになっています!熱いサウナと水風呂をセットでこなします。女性側のサウナでは温度設定が少し低く、乾燥などを気にする方からも好評を得ているようです。お風呂から上がるとお待ちかね、コーヒー牛乳のお時間です。改良湯さんにも、もちろんコーヒー牛乳が置いてありました!お洒落な椅子に座らせていただいて自撮りを。

いやぁ、いい湯でした。

創業100年を超える改良湯さんがリニューアル後のコンセプトは「渋谷 CROSSING」。銭湯という日本の文化をずっと支えてきたこの改良湯さんからの、未来に向けて発信しているメッセージのように受け取れます。発展が続く渋谷という土地で、老若男女問わず好きになれるお風呂という存在。それは、銭湯文化を未来へ繋げていく、新たな世代での”銭湯”という新しい文化の創出なのかもしれません。人との待ち合わせ前にひとっ風呂。仕事終わりにひとっ風呂。デート前にひとっ風呂。日々の癒しにひとっ風呂。過去の伝統を捨てるのではなく、新しいものとして生まれ変わらせる。それはまるで、文化や人、過去と未来をつないでいる交差点。ぜひ皆さんもニューノーマル時代の”ニュー銭湯”を体感してみませんか。

今回の探索人

髙﨑俊吾 

Twitter:https://twitter.com/shun5tksk1112


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