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ヒマつぶし情報

2019.04.12

『名代 富士そば』の丹道夫会長に学ぶ!真の"やさしい男"とは。

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真の"やさしい男"とはこんなお方だ!!!

昨今ではバラエティー番組にも出演するなど、関東圏に在住の方々なら誰しもお世話になったことがある、老若男女みんな大好き『名代 富士そば』の名物会長・丹道夫さん。昨年に引き続きVV magazineに登場していただきましたー!!


今回は読者等からリサーチしたお悩み相談などを投げかけるインタビューを慣行!




── まず、いきなりですが"恋愛感"についてお聞きしたいです。アンケートによると、最近の若い男子は、なかなか自分から告白できない人が多いみたいです。

「10~20代の特に学生は、女の子に夢中で当たり前ですよね。僕も当時よく通っていた喫茶店のアルバイト女性のことが好きでした。でも、僕も告白はできなかったんです。だから、今の若い人たちの気持ちもよくわかりますよ。男は若い時は臆病なのも当然なんじゃないかなあ。まあ、いつか勇気を持って最初の一歩を踏み出せば道はひらけます。

…と言っても、僕もアドバイスできるような経験はしていないのですが(笑)」

── 丹会長はどんな女性がお好きなんですか?

「好みですか? 照れますねえ(笑)。う~ん、男に説教できるような強い女性が好きなんです。それこそ僕の経営の仕事にも意見を言ってくるような。男っぽい気質の女性ですかね」

── へえ! 意外ですね! 何となく、男に黙って着いてくるような女性が好きなイメージがありました。

「いえいえ。それこそ、口喧嘩して言い合えるような人がいいです。喧嘩するのが好きなのかもしれないですね(笑)」

── ははあ、それもまた意外です! それでは、女性がよく言う「やさしい男が好き」という意見については、どう思われますか?

「やさしいことは大事ですけど、何を持ってして女性が"やさしい"と感じるかは、人それぞれで難しいですからね。気遣いができる人がやさしいと言うなら、いくらでもいますし…。でも、自分で相手に対して"やさしい男"だと意識するのは、あまりよくないかもしれませんねえ。“やさしさ”というのは、自然と出るものだと思いますし」

── いや、深いですね~(胸熱)! あ、どんな男がやさしいと思う?(と、同席した女性フォトグラファーに振ると、「こういう緊張する撮影時に、いきなり話を振ってこない男がやさしいんじゃないですか」と一蹴される…苦笑)

「アハハ! まあ、この歳になっても女心なんてのはわからないものです」

── そのお言葉を聞いて、安心しました! では、次のお悩みなのですが、「仕事がどうしても好きになれないし、職場にもなじめない」という社会人1年生について。

「それは、辞めたほうがいいです(キッパリと)。人間、向いてないことをやっていてもしょうがないんですよ」

── また、ズバッと深いですね~。

「まず、自分にとって感性が鋭い芸術家肌といわれる"右脳派"と、論理的で冷静といわれる"左脳派"、どちら寄りなのかを自覚するべきです。真逆のことをやっても無駄な苦労と努力をするだけ。ちょっと細かい例え話になりますが、僕は

演歌の作詞家業もしているのですが、違うジャンルの流行りの歌の歌詞を書けと言われても、それは書けない。歌手だって自分の声域に合っていない歌を歌ったところで、気持ちよくないでしょう。だから、若い人に特に言えるのは、"自分に合っていることを早く見つけること"。

ただ、"好きなこと"と"合っていること・向いていること"が違う場合も多々あるので、みんな迷うんです」

── むむむ、それもまた深いです!

「人間、何でもできるものじゃないと思うんです。だから、一生のうちに自分に合っていることをなるべく早く見つければ、人生楽しくなりますよ」

── 会長の中で一番"人生で楽しかった"のは、何歳くらいの時ですか?

「そうですね…。今ももちろん楽しいですが、二十代半ばに起業した不動産業が成功した時が、一番楽しかったですかねえ」

── 私生活でも豪遊していたのでしょうか?

「いや、僕はお金は大切にするので、無駄使いはしません。10円落としても、必死で探しますし(笑)。

あと、逆の考え方で、例えばタクシー代のおつりを『いらないです。取っておいてください』と言う時にも、そのお金の行方にありがたみを感じています。お金は使う時も大切にしないと、いい人生は送れないと思いますよ」

── またまた、深い…肝に銘じます! ちなみに"今ほしい物"はありますか?

「う~ん、物欲はないのですが、ゴルフを上手くなりたいですね(笑)。今でもほぼ毎週、友人たちとコースに行きます」

── また、趣味に関する向上心だなんて、人生をさらに楽しんでいますね!

「最近は、テレビに出るのも好きですし、バラエティー番組で次はどんな企画を持ってくるかなど考えていると、楽しいですよ(笑)」

── では、そんな現役バリバリで人生を謳歌している会長から、最後に読者にひと言お願いいたします!

「友人はいっぱいいたほうがいいかもしれませんが、仕事のつながり以外では"信用できる人"ではなく、"信頼できる人"を、どうか見つけてください。"信用"は仕事上で結ぶもので、"信頼"は、本当の友人同士で結ぶものですからね」

 最後の最後まで、深すぎる!! やはり、この人にまた取材させていただき、1時間足らずの間に多くのことを学びました。写真でもお分かりの通り、丹会長は終始笑顔で包み込むように、

それこそ、"やさしい男"とはこういう方のことを言うのだなと、その存在で教えてくれました。


(取材・文/山崎光尚 撮影/宮城夏子)


丹 道夫さん
昭和10年生まれ。首都圏を中心に『名代 富士そば』を展開するダイタンホールディングスの代表(ダイタンフード株式会社会長)。ご自身の人生経験から自然と生み出された経営理念は、究極のホワイト企業としても知られる。近年は海外にも進出中。

記事元

こちらの記事は、ヴィレッジヴァンガード公式フリーペーパーVVMagazine vol.57で読む事が出来ます。

VVMagaizne vol.57をもっと知る!

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