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2018.06.28

【コミスペ!レビュー】『テンカウント』宝井理人

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(ライター:アキミ/編集:コミスペ!編集部)

『テンカウント』

先週に引き続き、アニメ化が決定したBLコミックスということで、『テンカウント』をご紹介したいと思います。

BL作品が立て続けにアニメ化決定していて、楽しみすぎますね!宝井理人先生の絵がフルカラーで動くのかと思うとわくわくが止まりません。


テンカウントは先日最終巻の6巻が発売されましたので、1巻を読んで気に入ったら一気読みができるという素晴らしい状況です。

じらされずに最後まで読めるとか、羨ましすぎます。
ちなみに現在、hontoさんの電子書籍版が期間限定で割引になっていますので、読み始めるなら今ですよ!


1巻目は肌色っぽいシーンがないので、ちょっと激しいのは苦手かも……な方でも手に取りやすくなっています。

カップリングは、心療内科のカウンセラー(黒瀬)×潔癖症の社長秘書(城谷)。

お互い社会人なのでカテゴリーとしてはリーマンものかと思いきや、あまりその要素は強くありません。

この2人は偶然が重なって出会い、一緒に頑張って潔癖症を治していきましょう! 

という流れになるのですが、あくまでプライベートな領域でちょっとずつ進めていきましょう、ということで、お仕事描写は控えめです。


プライベートな時間を使って治療(カウンセリング)をしますよ、友達になりましょう。

というかなり唐突な黒瀬の申し出ですが、城谷はその提案を受け入れます。潔癖症を直すために克服する項目を10個書き出して難易度の低い項目から順番にクリアしていこう、というこの10項目がタイトルの由来になっているのですね。

城谷は10個目の最高難度の項目を空欄にしており、そこはそのままにして、お話が動き始めます。

恋愛ではなくお友達からのスタート。
デートの口実はカウンセリング。
項目クリアのため黒瀬に会うのが楽しみになっていく城谷。

1巻目から近づいたり離れたりする距離感に、じれったい思いをしながら転がってください……!


外に出ると不快なことばっかりだと思っていた城谷が、どんなふうに変化していくのか。

黒瀬がいったいどんな思惑でプライベートでほぼ初対面の青年の潔癖症克服に手を差し伸べたのか。

読み始めるときっと気になって仕方なくなります。

ぜひぜひ、欲求に従って読み進めてください。

きっと萌えあがれると思います!

©宝井理人/新書館

記事元

こちらの記事は、[ マンガの宇宙を旅するためのWebマガジン ]コミスペ!で読むことができます。

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