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ヒマつぶし情報

2018.07.11

ひ孫の世代までなんとしてでも 引き継ぎたい本3選!!

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昔は、この絵本を読むときに変わった目線で見てて、見開きで出てくる動物の生活感の無さをただただ指摘してました。「スプーンとお皿しかないけんど料理どこで作るの!?」とか「ベッド高いけんど階段なしにどう登るの!?椅子か!?椅子使うんか!?」とか。どうでもいいことばっか真剣に悩んで。この絵本は当時のことを思い出してはほほ笑むなど愛着があります。当時の私の好きな食べ物はギョーザと焼肉。なりたいものはスーパーのお姉さん。ほんっと、かわいげのない子でした。

『まどからおくりもの』

五味太郎 著偕成社

わたしとまおちゃんに置き換えてしまう本。まおちゃんは私が前職を辞めたときに家に転がりこませてくれたやさしい子です。この子とつるむといい意味でろくなことがなくて自らろくでない組とか言ってます。だって行く先々でとんでもないミラクルに巻き込まれるんですもの。その時に見たものはなんでも二人で半分こできました。食べ物も風景も空気も。でも実は心で聞こえてた人肌や声の記憶は違ってたのかもしれないね。すべて溶け合うのは難しいこと。今、知りました。

『あたしとあなた』

谷川俊太郎 著/ナナロク社

3度の飯より広告コピーが大好き(たぶん)な私がヴィレヴァンで出会った第一冊目。80年代から90年代にかけて、コピーの傑作品ばかりを詰め込んでどっしりと私を待ち構えていて。そのちっちゃな本からは想像もつかない大きなパワーを秘めていました。お店のPOPを書くのに何度かお世話になりましたが、もちろん中身はパクってませんよ。でもネタにフンづまったときにチラッてのぞいて。今でもキャッチフレーズの考え方とか見方を変えるための参考書にしてます。ありがたや。

『ちっちゃな本がでかいこと言うじゃないか。―ヒットヒット広告コピー傑作選』

メガミックス 編/ 学陽書房


森田愛可(23)高知県在住/高知店アルバイト
幼い頃、年の離れた兄と姉に後ろからパンツに氷を入れられる遊びを受け、強く育つ。泣きじゃくる私を見て、同情しながらも爆笑している母の姿を今でも忘れられない。


※プロフィールは雑誌掲載当時のものです。

『東京グラフィティ』#136(2016年2月号)掲載

東京グラフィティ

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