ヒマつぶし情報
2018.06.27
女より映画が好き!こじらせ男の恋愛映画3選!!
なんで妄想の産物が実際に存在すんの?って野暮な質問する人は観ちゃだめ。これ、主人公が書いた小説の登場人物が現実に現れて関係を築き、そして…という物語。中学時代、理想の人を妄想し、会って仲良くなれないかな、願いは叶うかな、と思っていた。けれど、たとえ出会ってもうまくいくとは限らない。それが恋愛、だから楽しい。中学生の自分にこの映画を観せて現実を教えたいけど、うらやましいって言って終わりそう。
『ルビー・スパークス』
2012年 アメリカ/監督:ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス/出演:ポール・ダノほか/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
婚約者と旅行でパリに来た主人公。ひょんなことから彼が憧れる黄金時代、1920年代にタイムスリップするファンタスティックなお話。きっと誰もがあの時代に生まれたかったとか謎のノスタルジーに囚われている。かくいう俺もそう。ただ、この映画を観て思うのは、過去なんてファンタジーか何かで、輝ける時代なんてないってこと。だって、ある女性とご飯に行った思い出は輝いているけど、現実を見ると嫌な気持ち出ちゃうもん。
『ミッドナイト・イン・パリ』
2012年 アメリカ、スペイン/監督:ウディ・アレン/出演:オーウェン・ウィルソンほか/角川書店
結婚は絶対したい!子ども欲しい!ってこの映画を観るまでは思ってました。が、結婚にここまで悲しみを抱き心えぐられる映画はない。父、母、娘のどの立場でもつらすぎて仕方がない。出会いこそ最高にときめくけど、結婚後の男の報われなさといったらなんなの。愛や夢を最後まで語るのって、やっぱり男だと再確認。だって、夢見て生きていきたいんだもん!って思っちゃった自分は結婚に向いていないんだ。
『ブルーバレンタイン』
2010年 アメリカ/監督:デレク・シアンフランス/出演:ライアン・ゴズリングほか/バップ
平林賢人(22)北海道在住/newstyle釧路昭和店アルバイト
モラトリアム男。あり余る時間を有効活用すべく、最近レザークラフトを始めました。自分好みのコインケースを作るべく奮闘しているのですが、思ったより時間が余っていなかったみたいで諦めました。
※プロフィールは雑誌掲載当時のものです。
『東京グラフィティ』#147(2017年12月号)掲載