ヒマつぶし情報
2018.01.15
【ココでしか読めない!】SHIT HAPPENING 「Stargazer」メンバーによる楽曲紹介!
SHIT HAPPENING 『Stargazer』リリース特集!
こんにちは、Vo,Gtの小野崎です。
今回縁あってこちらのページでセルフライナーノーツをBa今瀬と一緒に書かせて頂くことになりました。
これを見て少しでも『Stargazer』の良さが伝わればと思います!
01. 彗星
ボイスレコーダーを遡ってみると
2015/11/30にまだ歌詞もついていない
メロディだけの記録が残っていました。
録音した時の事は正直覚えてないんだけど、
声が枯れていたのが印象的でした。
最初はラヴソングのつもりで
少しずつ製作していたんだけど、
途中から伝えなきゃいけないことが変わっていったので、1コーラス聴いた後の印象がガラリと変わると思います。
活動休止が決まった後には完成していて
戻ってくるという決意表明と自分を鼓舞する意味で2016/10/24で披露しました。
今回の作品『Stargazer』を製作するきっかけになった曲でもあります。
MVは藤井道人監督が撮影してくれました。
5年前にシングル『Sign』を撮ってもらって、そこから少し時間が空いてしまいましたがまた一緒に作品を作ることができました。
こうやって再会できるのは本当に嬉しいし続けていてよかったと思います。
—小野崎建太
02.Fragile
今瀬です。
ここから急に参上いたします。
ゆるーく書きます。
この曲が「Stargazer」で最後にできた曲ですね。
建太がほぼ即興で書き上げました。
ビート感、メロディライン共に聴いていてとても気持ちの良い曲ですね。
個人的にはコード感が好きです。
展開も非常にシンプル且つ短いながら、それに負けないくらいの建太特有のわびさびがメロディに全面的に出ています。
「夢と現実の間 泳ぎながら」
この一節は、活動休止していなかったら生まれなかったと思います。
スピード感に対して逆行している歌詞もまたグッとくるポイントです。
このアルバム一番の「今瀬推し」です。
—今瀬智成
03.Collins
(この解説は長いです)
彗星に続くリードトラックです。
荒いように思えますがとても洗練された1曲です。
煌めきながらも少し寂しいイントロは晃二郎ならではですね。
僕らの十八番である8ビートに4人の感情が全力で乗っています。
綺麗すぎず、しっかりとした衝動感があり、彗星の対極の光を曲にすることが出来ました。
歌詞の深い部分に関しては直接MCや本人から聞いてください。
MVの監督は彗星同様、藤井道人氏、主演はアベラヒデノブさんにつとめて頂きました。
藤井監督の映画「7’s」でもタッグを組まれているお二人です。
個人的な話です。
活休前、自分の役割であった「バンドを動かす」って事がもうわからなくなっちゃった時期があってどうしていいかもわからないし、どうしたいのかもわからないし。
そのタイミングで出会ったのが映画「7’s」で。
アベラさん演じる主役の「サワダ」という青年の不器用さ、滑稽さがほんとに自分を見てるような感じで、もう途中で見るのやめようかと思ったくらいでした。
見終わった後もみぞおちを殴られたような気分でずっといて。
でもふと急に衝動的なものがこみ上げてきて、
やるならとことん悪あがきしてやろうかな、って吹っ切れて、一度活休してそこからまた仕切り直そう、ってみんなに言ったんですよね。
なのでこの作品に出会ってなかったら活休はしてないし、今もなかったと思います。
20代半ばを過ぎたタイミングでこの作品に出会えたことは、僕らにとって大きな意味を持たせてくれました。
4人の感情を全て背負って演じてくれたアベラさんに感謝です。
まじで世界一のMVだと思います。
—今瀬智成
04.Joker
出ました。
ついに晃二郎の曲です。
始めに曲を持ってきた時の建太の一言目は
「歌詞、、みじか、、」でした。
真っ白な布に墨汁を垂らしたような2分弱のこの曲は流れ全てをむちゃくちゃにしてあっという間に去っていきます。
フルアルバムならではの強烈なフックになっています。
コードのスケール感とメロディの哀愁は晃二郎らしいひねくれた部分がちゃんと出てますね。
エフェクトや電子音など新しいことにも挑戦しています。
晃二郎は基本的に説明の際、擬音しか使わないので、理論的に物事を解釈する建太や僕にとっては辛い以外の何事でもありません。
晃二郎の「ゾーン」にみんな必死になって付いていきました。
最初はみんな「?」でしたがバンドで合わせて曲の片鱗が分かるころにはすでにかっこ良くなっていたので
やはりあいつには不思議な力があるんだな、と思います。
—今瀬智成
05.Spider
人との繋がりや縁について。
考えるほどに本当にきりがないけど、
些細な事がきっかけで好きになったり、嫌いになったりしますよね。
それは恋に限らず、人間関係全般において。
二人において、僕らが一番幸せだったのは、
もしかしたら出会う前だったのかもしれない。と過去に思ってしまった事と、あまりにも有名ですが、芥川龍之介の作品『蜘蛛の糸』にかなり影響受けていると思います。
—小野崎建太
06.Unbalance
Jokerに続いてこのアルバムのダークな部分を演出してくれています。
建太の根っこにあるふてぶてしさや闇の部分にスポットを当てつつ、うまくバンドで中和し表現出来ました。
Aメロもワンコードと珍しいのと唯一16分でリズムを取るのでアルバムで浮きそうな懸念がありましたが、うまくメロディでまとめあげた建太のオールラウンダー感が伝わってくる一曲です。
バンドサウンドとしてもさらに玄人っぽさが増した感じがします。
アルバムの後半戦の最初にふさわしいエッジの効いた曲になりました。
—今瀬智成
07.Apollo
1969/7/21にアポロ11号は月面着陸に成功したらしい。
それが事実だとか陰謀だとかいろんな事を言う人がいるけど、正直そんなことはどうでも良かった。
アポロ計画ではこれが5度目の有人宇宙飛行で、アポロ8号とアポロ10号に続く3度目の月飛行となった。搭乗員すべてがいずれも過去に宇宙飛行の経験を持っているのは、宇宙開発史上これが2度目のことだった。
ニール・アームストロング船長、バズ・オルドリン月着陸船操縦士、マイケル・コリンズ司令船操縦士の3宇宙飛行士を乗せたサターンV 型ロケットは、1969年7月16日ケネディ宇宙センター第39発射施設から打ち上げられ、およそ3日半後に月周回軌道に到達。7月20日司令船「コロンビア」から分離された月着陸船「イーグル」は下段ロケットの噴射で減速しながら月面「静かの海」に軟着陸、アームストロングとオルドリンが、人類として初めて月面に降り立った。コリンズは「コロンビア」に残って周回軌道上に留り、月面を離脱後の「イーグル」上段との再ドッキングに備える傍ら、月面の写真撮影を行った。
この飛行でアメリカ合衆国は、亡きケネディ大統領が1961年5月25日の上下両院合同会議における演説で表明した「1960年代の終わりまでに人類を月面に到達させかつ安全に地球に帰還させる」という施政方針に応えるかたちでこれを見事に実現させたのである。
↑これは解りやすいようにと思って大学生の卒論みたいなことしちゃってるんだけど、これを読んだ後に『Stargazer』を聴いてもらうと知らないよりも少しだけ楽しめると思う。
—小野崎建太
08.僕の雨が嫌いな理由
嫌いな物には少なからず、なにかしらの理由があると思います。
過去に発表した『GO WITH ME』に収録の"Rain"も合わせて聴いてもらいたいです。
—小野崎建太
09.Photograph
活動休止中によく考えていた事があって、それは活動を止めてしまった事によって会うきっかけが無くなった人達がたくさんいた事でした。
それと同時に、今まで音楽活動をしている事によって、家庭や仕事など忙しくしていて年に1度しか会えないような友達もたくさんいました。
会えない時間 久しぶりに会った瞬間 皆んなでゲラゲラ笑い合うのも 曲ができなくて喧嘩した事も 全部、写真みたいにずっと残せたら素晴らしいのになぁ。
なんて思いながら歌詞を書いていたのを覚えています。
曲が完成してプリプロ(仮のレコーディング)をした後に、帰り道に何度も何度も聴き返してボロボロ泣いた事は一生忘れないと思います。
—小野崎建太
10.東京
カートコバーンもジミヘンも畑は違えどバスキアも、27歳で亡くなっています。
話は少し遠回りしますが、17歳の時に"17"という曲を制作してから、27歳になった自分はどんな事をしているのかを想像しながら歌詞を書きました。
27歳を目前にした自分には17歳の頃の自分を想像しながら"Come Back 17"を制作しました。
27歳になった時に目前で自分を待っていたのは、死ぬのでも、音楽をやめるでもなく、普通の生活をするのでもなく、活動休止でした。
ちょっと話がヘビーですね。笑
自分にとってとても大切だった27歳を、上京してからいつか書きたいと思っていた"東京"という曲名に込めて制作しました。
当初は Landmark 収録の"言えない"という曲の未完結な気持ちをこの"東京"で完結させたいと言う気持ちもありました。
そんな経緯もあって活動休止中の弾き語りの活動で意味合いとしては"彗星"と同じように自分を鼓舞するように歌い続けていた曲です。
今回 Stargazer を製作するにあたって曲順は本当に迷いましたが、"彗星"で始まって"東京"で終わるってところは自分にとってお気に入りのポイントです。
ー小野崎建太
いかがだったでしょうか?
活動再開後初の作品、4人全員必死になって作りました。
これをきっかけに少しでも多くの人へこの作品が伝われば嬉しいです。
みなさん今度はぜひライブにいらしてください!
リリース情報
SHIT HAPPENING 「Stargazer」収録曲
01.彗星
02.Fragile
03.Collins
04.Joker
05.Spider
06.Unbalance
07.Apollo
08.僕の雨が嫌いな理由
09.Photograph
10.東京
2018.1.10 RELEASE
¥2500(税別)
THRL-0001/Theatrical Records
SHIT HAPPENING 「Stargazer」リリースツアー
2018年2月4日(土) 千葉LOOK
2018年2月11日(日) 滋賀b-FLAT
2018年2月12日(月祝) 静岡UMBER
2018年2月17日(土) 福岡graf
2018年2月23日(金) 仙台MACANA
2018年2月24日(土) HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2
2018年3月3日(土) 名古屋APOLLO BASE
2018年3月4日(日) 大阪2nd LINE
2018年3月28日(水) TSUTAYA O-WEST(ワンマン)
サイン入り色紙プレゼント
メンバー全員のサインが入った色紙を
抽選で5名さまにプレゼント!
下記応募フォームより、
ご応募ください。
応募締切り:2018年1月31日
当選連絡:当選された方には、2月中旬までに賞品をお送りいたします。当選の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
アーティスト問い合わせ先
Theatrical Records/SHIT HAPPENING
今瀬智成
〒176-0023
東京都練馬区中村北1-13-18-601
TEL:09053925114
E-MAIL:t_imase@theatricalrec.com