ヒマつぶし情報
2017.12.13
【ありそうでなかったかもしれん】抱き枕ならぬ「抱かれ枕」…製作者の熱い思いに迫る
【ありそうでなかったかもしれん】抱き枕ならぬ「抱かれ枕」…製作者の熱い思いに迫る
取材・撮影/コノミ
枕は四角、抱き枕は円筒…。
そんな枕業界に風穴を開ける、U字の枕が突如として現れた。
名前は「抱かれ枕」。著名人を始め多くの人々を魅了するこの形状の秘密に迫るべく、「抱かれ枕」を製造する眠り製作所・専務取締役の木榑浩之さんにお話を伺った。
今回お持ちいただいたのは、眠り製作所の新商品「抱かれ枕DUAL-NEO(デュアル・ネオ)」。
コノミ「いきなりですが、なぜこの形なんですか?」
木榑さん「もともとは抱き枕が両サイドにあったらいいなって発想だったんですよ」
コノミ「え! それだけですか?」
木榑さん「はい。科学的な根拠に基づいて生まれた…とかではないんです」
木榑さん「こっち向いても、そっち向いても抱き枕」
コノミ「はあ、なるほど」
木榑さん「でも作ってみたら、枕に包まれる心地よさだったり、人の肩の形にとても適していたり、この形状の魅力が次々に出てきたんです」
人の肩は体の前方向に向いているため、仰向けになると寝具と肩の間に隙間ができる。抱かれ枕の形状はその隙間にぴったりフィットし、肩の負担を軽減してくれるのだとか。
コノミ「確かにめちゃめちゃ気持ち良さそう…」
木榑さん「実はすごく汎用性も高いんです。例えば座って本を読む時、この態勢意外と辛いですよね」
コノミ「背中も腕もだんだん疲れてきますよね」
木榑さん「そんなとき、こういう風に膝の上に置くと…」
コノミ「姿勢がいい! 腕も自分の力で支えなくていいのですごく楽そうです!」
木榑さん「他にも…」
木榑さん「うつ伏せで本を読む時にも」
コノミ「なるほど…。どんな態勢でも枕がしっかり体を抱き支えてくれるわけですね」
コノミ「いろんな使い方ができてお得ですね」
木榑さん「そうですね。枕は『枕』という“モノ”だけど、こうやっていろんなことに使えたり、寝心地だとか触り心地から自分がリラックスできたりすることで暮らしが豊かになります。例えば睡眠なら、我々は『寝る』という行為でなく、翌朝の『爽やかな目覚め』 に重きを置いていて、そういった『 枕の“コト”としての価値』をぜひみなさんにも考えてみてほしいんです」
不思議なU字形の枕。開発のきっかけは思いつきだったかもしれないが、
眠り製作所のみなさんの枕、そして暮らしへの思いがぎゅっと詰まっていた。この秋、眠り製作所こだわりの枕で、極上のリラックスを手に入れよう。